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◆明日も君と生きるために -Helenaの日記-@ヤマト◆

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記- (参照
 日本語版BNNのローカルニュースが更新されました。

 タイトルは「明日も君と生きるために -Helenaの日記-」で、ヤマトシャードのGMイベントに関する話です。

「(晴れ)
 そろそろ、父とシャーウィン(Sherwin)さんが帰ってくる頃だろう。
 明日は暖かいシチューと、とっておきのワインを用意しておこう。
 Horse's Headの奥さんお手製のチーズはまだあっただろうか。
 明日確かめよう。  」

 現在、この話に関連して、ヤマトシャードのジェロームの街にあるヘレナの家(トラメル、166o 55'N, 9o 33'E)に日記が設置されています。

   

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 2日目-

「(曇り)
 長旅から父たちが帰ってきた。
 シェイムというダンジョンへ行っていたそうだ。血の塊の魔物を何匹も倒したと言っていた。
 その魔物と同じ姿にならないようにと言ったら、二人に笑われた。
 心配しているのに。 」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 3日目-

「(晴れ)
 父達がまた旅に出た。今度はデシートへ行くそうだ。
 少しは休めばいいのに。
 パンとワインを少し用意するのが精一杯だった。
 それがなくなる前に帰ってくれると良いのだけれど。」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 4日目-

「(曇り)
 図書館でデシートを少し調べた。なんでも奥のほうには、死して
 尚動く魔物であふれているとか。
 心なしか、嫌な風が吹いているような気がする。
 父たちがその仲間にならないことを願う。 」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 5日目-

「(雨)
 父が血相を変えて帰ってきた。シャーウィンさんはいない。どうしたのかなんて聞ける雰囲気はない。
 とんでもないことになったと呟き、家に置いていた剣を持って出て行った。
 どこへ行くのかと尋ねたら、ブリテインと言っていた。
 嫌な予感がする。  」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 6日目-

「(晴)
 帰ってきた父に、改めて話を聞いた。
 まさかシャーウィンさんが、魔物に取り憑かれて……。
 父がシャーウィンさんを手にかけたなんて……。
 話や父の様子に、気になる事はあったけど、父はまた出て行った。
 行き先を尋ねても返事はなく、私も強くは聞けなかった。  」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 7日目-

「(雨)
 Spectreのことを調べようとしたが、ジェロームでは何も判らない。
 カーメリタ(Carmelita)さんにアンブラのことを教えてもらい、早速赴いた。ネクロマンサーのオリバー(Oliver)さんにSpectreのことを話して、もしまた誰かに取り憑いた時、どうすれば助けられるか相談したけれど、すぐには答えてもらえなかった。
 少し時間をと言われ、今日は帰ってきた。
 父は、あれから帰ってこない。
 父は気づいているのだろうか。自分の影のことに…。   」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 8日目-

「(曇り)
 もう一度アンブラへ行ってみたが、追い返されてしまった。
 鬱陶しく思われても仕方ないけど、こちらも他に頼れる人はない。
 もう一度行ってみよう。
 それで駄目だったら、他の方法を考えよう。
 長く悩んではいけない気がする。
 父はまだ帰らない。
 せめてどこへ行ったのかが判れば……。
 予想はつく。父のことだから、多分あそこだ。
 けど、それが正しいなら、そこは今は危険だと思う。
 どうか父の身に何も起こりませんように。   」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 9日目-

「(雨)
 オリバーさんが対策を教えてくれた。
 手頃な刃物なら、Cutlassで良いだろう。清めるのも大丈夫。
 万一のためのDried herbsも用意した。折角だから少し飾ってみよう。
 あとは父が帰ってくれれば……。
 不安は尽きない。でも、私と父ならば、きっと上手くいく。
 そう信じよう。
 私の思いは届かないのか、父はまだ帰ってこない。
 嫌な考えばかりが浮かぶ。
 お願い、無事に帰って。    」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 10日目-

「(雹)
 父が帰ってきた。
 チャンスだったかもしれないけど、手が震えて駄目だった。
 すぐにまた出て行く父の背に、しばらくは毎晩帰ってほしいと願い出た。父はうなずいて、一言、すまなかったと言ってくれた。
 父に話すわけにもいかない。
 気づかれて父に取り憑かれたら、恐らく私ではどうしようもない。
 確実に仕留めるにはどうすれば…。
 冷静に、その時を見極めよう。
 チャンスは恐らく、一度きりだ。    」

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 11日目-

 

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 12日目-

 

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 13日目-

 

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記 14日目-

「(快晴)
 Spectreを父の影から追い出した後の記憶がはっきりしない。
 目を覚ましたのは、ヒーラーハウスのベッドの上だった。
 父に尋ねても、はっきりとしたことは教えてくれない。
 でもそれで、かえって何があったのかを察することができた。
 恐らくSpectreはあの後父ではなく私に取り憑いたのだろう。
 この体じゅうについた疵痕は、その時のものなのだろうか。
 お見舞いの品や花が沢山届いていることをアウリーナ(Aurina)さんに尋ねてみた。あの日以来、色んな冒険者たちが私を見舞ってくれていると聞き、驚いた。せめて直接御礼を言いたいと思ったけど、父は頑なに反対する。何故だろう? それでも、何か出来ることはしておかないと、私の気が済まないし、きっと後悔する。この町を去って、もう戻れないとなっても、彼ら
に感謝を伝えられる方法…。

 

 

■明日も君と生きるために -Helenaの日記

「行くぞヘレナ(Helena)。何やってるんだ?」
「うん、もう少しだけ待って。これを書いたらすぐに行くから」
「あれも置いていくのか? 大事な日記だって言ってなかったか?」
「うん、とても大事な日記。けど、ここに残しておきたいの」
 私がジェロームに来なかったら、此処で日記を書かなかったら、もっと恐ろしいことになっていたかもしれない。
 そのことを忘れないように・・・覚えていてもらえるように。
 あの日、私たちを救ってくれたすべての人に、この感謝の気持ちが伝わりますように。

 

 

 

 


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