マニュアル |
◆ムゲンシャード◆
10/11/02 UPDATE
○ムゲンシャード概要
○キャラクター作成ルール
○基本システム
○特殊システム
○アカネーム(殺人者)のルール
○スキルについて
○ステータスについて
○アイテムのブレスについて
○その他のルール
ムゲンシャード概要 |
日本に設置されているムゲンシャードは、他の一般シャードとは違うルールで運営されています。
同様なものは、他に、米国に設置の「Siege Perilous(シージ ペラリス、SP)」があります。
これらは、日本公式BBSのコメントで、
「SP、Mugenは将来的に世界統一のハードコアルールとして統合されることになります」
と、あるように、「一般シャードとは異なるルール(ハードコアルール)のシャード」であるけれど、それぞれが違うルールを持つものではなくて、異なるルールとして1つのルールであるということです。
ムゲンシャードについては、以下、一般シャードのルールと違う部分のみ表記しています。よって、書かれていない項目については一般シャードと同じルールです。
また、SPシャードと最終的にルールは同じになりますが、ムゲンにのみ先行導入されている項目もあるので、以下はあくまでも現在のムゲンシャードに関してのみのルールです。
キャラクター作成ルール |
◎作成できるキャラクターは、1アカウントにつき1キャラクターのみです。2つ目以降のキャラクターを作成することはできません。
◎新規(ヤング)アカウントではログインできません。ログインするためには、他の一般シャードで「@ヤング解除」とでも言ってヤングを解除する必要があります。
◎作成されたキャラクターは、トラメルに生まれます。
◎キャラクター作成時に使用できるテンプレートと初期スキル値は以下の通りです。
ちなみに、テンプレートを使用した場合、キャラクターを作成する街を選択することはできません。ランダムでトラメルのいずれかの街に作成されます。
○鍛冶師(合計:160.0) (STR 60、DEX 10、INT 10)
・Blacksmithy 50.0 ・Mining 30.0 ・Tinkering 50.0 ・Arms Lore 30.0
○戦士(合計:160.0) (STR 35、DEX 35、INT 10)
・Healing 45.0 ・Swordsmanship 35.0 ・Tactics 50.0
・Anatomy 30.0
○魔法使い(合計:160.0) (STR 25、DEX 10、INT 45)
・Magery 50.0 ・Meditation 50.0
・Wrestling 30.0 ・Evaluating Intelligence 30.0
○上級者 (STR 、DEX 、INT は80を任意で振り分け)
・上級者を選択した場合、自分の好みのスキルを持たせることが可能ですが、選択できるスキル値の合計は100.0ポイントとなります。
◎キャラクター作成時の所持品は以下の通りとなります。どのスキルを持たせてキャラクターを作成しても、初期所持品は共通となります。
katana 、25 ingots 、shovel 、spellbook 、dagger 、100 gold coin 、Heal scroll
、Magic Arrow scroll 、Fireball scroll 、reagent bag(秘薬各10個)
ただし、現在はバグで通常シャードと同じ内容の所持品となっているようです。
基本システム |
◎ムゲンシャードには通常シャードと同じ全てのファセット(Facet)が存在し、ムーンゲートなどを利用して行き来することができます。
ただし、全てのファセットにおいて、他のプレイヤーに対してネガティブな干渉(盗み、攻撃、殺害など)が可能となっています。
また、全てのファセットで、他の生物を乗り越えるとスタミナが消費されます。
ちなみに、派閥システムは、フェルッカにのみ存在し、Khaldunダンジョンも、フェルッカにのみ存在します。
◎NPCは、プレイヤーからアイテムを買い取りません。
◎全てのNPCは、インゴット、板、羽、羊毛、皮を売りません。
◎全てのNPCの物価は、通常シャードの3倍になります。
◎船のDEEDは、通常シャードの9倍の価格に設定されています。
◎ハウスプレイスメントツールは、通常シャードの3倍の値段になります。
◎ただし、カスタマイズハウスの建築土台は、通常シャードと同じ値段で、カスタマイズパーツの値段も通常と同じ値段です。
◎クラッシックハウスの建築は、通常シャードの5倍の値段になります。
◎NPCの販売価格は、街が派閥システムにより占領され、税率を変更された場合にはその影響を受けます。
◎NPCはお金を所持していません。
◎楽器(music instrument)、釣り具(fishing pole)、放牧用の杖(herding crook)、ハサミ(scissors)、Lumberjackingに使用する斧(axe)、錠開け(Lockpick)、その他の刃付き武器などもすべて使用するたびに消耗または破損します。ある程度の回数毎に交換しなければならないでしょう。
◎移動系の魔法は制限されます。
○リコールの魔法を使うことはできません。
○パラディンのリコール能力である「Sacred Journey」は、機能しません。
○ダンジョン内では、マークとゲートの魔法も使うことができません。
◎キャラクターの成長にはRate Over Time(ROT)システムが導入されます。ROTシステムの詳細は後述します。
◎派閥システムに、改善されたHERO/EVILシステムが組み込まれます。詳細は後述します。
◎フェルッカの資材で、Ore、木材、羊毛、皮、羽、ウロコは2倍産出しません。
◎アイテム保険制度がありません。
ただし、後述のように、アイテムをブレスする制度があります。
特殊システム |
派閥システムに、改善されたヒーロー・イビル(HERO・EVIL)システムが組み込まれます。これに関連する変更点は以下の通りです。
◎TB派閥とCoM派閥は「ヒーロー派閥」となります。
SL派閥とMinax派閥は「イビル派閥」となります。
ヒーロー・イビルシステムに取り込まれますが、異なる4派閥は、依然としてお互いに敵対関係にあります。
◎同じ派閥メンバーを殺すとペナルティーが科せられます。
そのペナルティーは、殺した者は、現在のキルポイントの50%を失い、ライフフォースの総計の100%を失い、殺人報告をされる可能性があるというものです。
ただし、その同じ派閥メンバーが同じギルドメンバーである場合や、相手が犯罪者である場合は、このペナルティーは適応されません。
◎派閥キャラは、ライフフォースを持つキャラクターを殺すと、その者のもつライフフォースの20%を入手することが出来ます。
殺された者は、奪われた値と同じく、自分の持っていた20%のライフフォースを失います。
◎派閥キャラクターは、敵対派閥モンスターを殺すとライフフォースを1ポイント入手できます。
◎ライフフォースは最大で100ポイントまで貯めることが可能です。
◎ヒーローは、「I invoke my good powers」と発言することにより、イビルは、「I
invoke my evil powers」と発言することにより、それぞれのメニューにアクセスすることが可能です。
◎イビルキャラクターは、それが殺人者として赤くない限りは、自動的に赤ネームにはならなくなります。そして、イビルキャラクターは青ネームのキャラクターを殺すと殺人カウントを貰う可能性があるようになります。攻撃とフラグを扱う関係から、派閥システムの色は攻撃とフラグにより影響を受けます。
◎プレイヤーは、ライフフォースを、ヒーロー・イビルシステムのパワーに利用することが出来ます。ヒーロー・イビルシステムのパワーは以下。
パワー | 使用ライフフォース | 効果時間 | 使用効果 |
イビルキャラ、ヒーローキャラ探知 | 1 | 1回のみ | ヒーローがイビルキャラを、イビルがヒーローキャラを、その探知範囲に存在していないかチェック出来る。 |
装備染め | 5 | 永久 | 装備を染めることが出来るパワー。ヒーローが白、イビルが黒に染色可能。 |
仲間召喚 | 10 | 30分 | 戦闘の援助として仲間を呼ぶことが出来る。ヒーローはシルバーウルフを、イビルはダークウルフを呼ぶことが可能。 |
シルバースティード、ダークスティード騎乗 | 30 | 30分 | ヒーローはシルバースティード(銀馬)を作成して乗ることが可能で、イビルはダークスティード(黒馬)を作成して乗ることが可能となる。 |
ホーリーシールド、アンフォーリーシールドバリアー | 40 | 60分 | キャラクターは、この効果が有効な間は、全てのモンスターと、派閥ガードから見えない存在となり攻撃されなくなる。 |
ブレス化 | 60 | 30分 | 一時的に、装備可能なアイテムを「ブレス属性」(死んでもなくさない、盗られない)アイテムとすることが可能。アイテムには、その残り時間が表示される。 |
アカネーム(殺人者)のルール |
◎Murdererの称号は使用されず、プレイヤーのカルマ・フェイムによる称号が表示されます。
◎街のNPCは赤ネームにアイテムを販売しません。
◎赤ネームのキャラクターに回復行為を行うことは犯罪になりますが、街中でもガードを呼ばれる行為ではありません。
◎赤ネームのキャラクターも、予め設置されているムーンゲートを使用することが可能です。
◎赤ネーム及び犯罪者は、自分の家から他の生物を「I ban thee」(@バン)コマンドで出入り禁止にすることができません。 実施しようとしても、「あなたの言葉は静かに床に吸い込まれていった。」(Your
words fall silently to the floor.)というメッセージが表示され、バン対象を指定するためのターゲットは表示されません。
◎オーナー、コ・オーナー、フレンドに関わらず、赤ネームが家をリフレッシュすると、その家のバン(出入り禁止者)リストを白紙に戻します。
◎殺人者に賞金をかける事は可能ですが、殺人者の首をガードに渡しても賞金は貰えません。また、街の掲示板には殺人者情報が掲載されることはありません。
◎野良ヒーラー(Wandering Healer)の中には、赤ネームのキャラクターでも蘇生する、赤ネームの「Priest
of Mondain」というヒーラーがいます。ただし、この野良ヒーラーであっても犯罪行為直後の2分間には蘇生しません。
スキルについて |
◎スキルをNPCから習うことは出来ません。
◎窃盗(Stealing)スキルについて
○盗賊ギルド(Thief
Guild)に加入するための条件は存在しません。作成直後のキャラクタでもギルドに加入することができます。
○殺人者でも盗賊ギルドに加入することができます。
○殺人報告を受けた場合でも、盗賊ギルドから除名されることや、窃盗が制限されることはありません。
◎スキルの成長には、改良された「Rate Over Time」(ROT)システムが導入されます。
○スキル値70までの場合は、一般シャードと同じように上昇します。
○スキル値70から79.9までの間は、スキルの上昇とスキルの上昇の間隔が最低5分間必要で、その時間が経過していないようならばスキル値は上昇しません。
○スキル値80から89.9までの間は、スキルの上昇とスキルの上昇の間隔が最低8分間必要で、その時間が経過していないようならばスキル値は上昇しません。
○スキル値90から99.9までの間は、スキルの上昇とスキルの上昇の間隔が最低12分間必要で、その時間が経過していないようならばスキル値は上昇しません。
○スキル値100から109.9までの間は、スキルの上昇とスキルの上昇の間隔が最低15分間必要で、その時間が経過していないようならばスキル値は上昇しません。
○スキル値110から120までの間は、スキルの上昇とスキルの上昇の間隔が最低15分間必要で、その時間が経過していないようならばスキル値は上昇しません。
○ROTのリセット時間は日本時間で午前9時です。
○スキルの上昇間隔は、各スキル毎です。
つまり、例えば、魔法のスキル値が70台、EIのスキル値が70台で、魔法スキル値が上がった場合でも、魔法スキルは5分経過しないとスキル値は上がりませんが、EIのスキルは5分経過しなくても上昇する可能性があります。
○難易度制のスキルは、そのスキル値にあった難易度の行為を行わなければスキルは上がりません。
○現在は、上昇必要間隔の時間が過ぎ、スキルを上げるために必要な適切な行為を行えば、そのスキルはほぼ必ず上昇するようになっています。
スキル値 | 上昇必要間隔 |
0〜69.9 | 制限なし |
70〜79.9 | 5分 |
80〜89.9 | 8分 |
90〜99.9 | 12分 |
100.0〜109.9 | 15分 |
110.0〜120.0 | 15分 |
ステータスについて |
ステータスは、スキルの使用に成功し、スキル値の上昇判定が発生した場合に上昇する「可能性」があります。
つまり、単純に言えば、スキルを使用することでステータスは上がる可能性を持ちます。
ちなみに、ステータスは、スキル値の上昇判定が行われる状態であればいいので、スキル値が最大値まで上昇しても、そのスキルをスキルマネジメントで上げる設定にしていれば、実際のスキル上昇が行われなくてもステータスは上昇する可能性を持ちます。
スキルの使用に成功し、スキル値の上昇判定が発生し、ステータスが上がる場合、どのステータスが上がるのかは等しい確率でランダムになります。
つまり、どのスキルを使用してもSTR、DEX、INTが上昇する可能性があります。
ただし、ステータスロックシステムで、ロック、又は下降の設定にしてあるステータスは上昇する可能性を持ちません。
ロック、又は下降の設定にしてあるステータスがある場合は、上昇に設定してあるステータスが、等しい確率でランダムに上昇する可能性を持ちます。
スキルの使用に成功し、スキル値の上昇判定が発生し、あるステータスが上がると決まった場合、そのステータスが上昇する確率は、「100−上昇する可能性の生じた現在のそのステータス値」%となり、この計算で出る値の最小は5%となります。
つまり、ステータス値が低いほどステータスは上がりやすくなっていて、ステータスが最も上がりにくい場合は、5%の確率となっています。
ステータスが上昇することについては、GGSによる制限を受けることになっています。
それは、キャラクターは、15分あたり1ポイントだけしかステータスを上昇させる機会を持たないというものです。
また、GGSにより、キャラクターは、1日あたり最大で15ポイントまでしかステータスを上昇させることが出来なくなっています。
ただし、ステータスが、GGSによるスキル上昇の制限を受けるからと言って、ステータスが上昇しても、GGSによるスキル保証の待ち時間をリセットさせることはありません。
ちなみに、「1日」という判定は、日本時間で午前9時頃にリセットされるので、午前9時〜翌午前9時までが1日となります。
この仕様により、実際には、ステータスは、前回のステータス上昇から15分以上経過後の最初のスキル使用によって、一定確率により変動が起こります。
ただし、一定確率なので、前回のステータス上昇から15分以上経過後の最初のスキル使用時に必ずステータス変化があるものとは限りません。
ちなみに、各ステータスの最低値は10なので、何かのステータスが上がり、何かのステータスが下がる場合でも、STR、DEX、INTは、最低でも10までしか下がることはありません。
アイテムのブレスについて |
◎SP系シャードでは、一般シャードと異なり、コマンドメニューに「ブレスアイテム」というコマンドが追加されています。
○このコマンドを選択すると、アイテムをターゲットするためのカーソルが出ます。
○そして、プレイヤーがアイテムをターゲットすると、元々ブレス属性アイテムであるアイテムを除いて、もし、既にブレス状態にあるアイテムがそのアカウントのキャラクターに存在するならばそのアイテムのブレス状態が解除されます。また、もし、既にブレス状態にあるアイテムがないならば、そのアイテムがブレス状態になります。
◎「ブレスアイテム」のコマンドによりブレス状態になったアイテムには、そのコマンドを実行したキャラクター名が入ります。
◎既にブレス状態にあるアイテムがブレス状態を解除される場合は、確認メッセージが表示された後、既にブレス状態にあるアイテムがブレス状態を解除されます。
◎プレイヤーは同時に1つのブレス状態のアイテムしか持つことは出来ません。
◎元々ブレス属性アイテムであるアイテムを除いて、ブレス状態であるアイテムを落としたり、他のプレイヤーに拾われたりなどした場合は、そのアイテムはブレス状態ではなくなります。
◎AoS導入時に配布されたパーソナルブレスDEEDは、それが使用されていたアイテムのブレス状態が解除された場合、機能しないパーソナルブレスDEEDとして戻され、内装アイテムとして残ります。
◎服ブレスDEEDは、AF、コミュニティーコレクションの報酬、抵抗ボーナスやマジック効果を持つランダムに生成されたアイテムなどの通常より高い抵抗値を持つ全ての衣類系アイテムに使用出来ません。既にこれらの条件に該当するアイテムに使用されている場合は、そのブレス状態が解除され、これらの条件に該当するアイテムには使用出来ない効果を持つ新しい服ブレスDEEDに変換され、バックパックに戻されます。
その他のルール |
◎エスコートについて
○エスコートの旅の途中には、NPCは何も所持していません。
○目的地に到着後、報酬が支払われます。
○エスコート終了後、次のエスコートを受けるためには5分間の休憩を取る必要があります。
○エスコートされているNPCが襲われた場合でも、傭兵を召還することはありません。
◎リコールが使用できないため、船のマスターキーにリコールを唱えて船に戻ることができません。
◎テレキネシスは罠や鍵の掛かったチェストには効果がありません。罠解除(Remove
Trap)のスキルを用いるか、開いてダメージを受けるしかありません。
◎黒Wispが存在します。
◎ムゲンシャードやSPシャードでは、アイテム保険の仕様がないこととのバランスの問題で、記念アイテムなどで、その他のシャードではブレス属性の戦闘関連アイテムとして存在するアイテムであっても、ブレス属性ではないことになっています。
ただし、昔に入手出来た戦闘関連の記念アイテムの中には、一般シャードと同じようにブレス属性であるものもいくつかあります。
◎ムゲンシャードや、SPシャードでは、UO8周年記念パッケージの入手コードで入手出来た、キャラクター移転サービストークン、上級テンプレートトークンをUO7周年記念アイテムトークンに交換するNPCが存在します。
○ちなみに、これは、SPシャードではUO8周年記念パッケージが、その広告通りの価値がなかったというSPシャードの人々から寄せられた苦情への対応です。
◎武器学スキルによる高品質な武器、盾以外の防具作成時のボーナスが、武器学スキル値12.5につき1%の武器ダメージボーナス、武器学スキル値12.5につき1%の属性抵抗値のボーナス、つまり、最大でそれぞれ8%のボーナスが得られるようになっています。
◎探知スキルのステルスの受動探知が機能しないようになっています。