ウルティマXオデッセイの特徴 |
◆種族◆
種族 |
ウルティマXオデッセイ(UXO)の、日本公式ページにある、種族についての解説です。
種族 |
UXOの世界に存在するキャラクターは、小さくて慈悲深いピクシーから野性味あふれる巨体のオークまで、この世界を構成するメンバーにふさわしい個性を持っています。
ガーゴイルの不思議だけど自然な歩きぶりや、エルフの鋭く刺すような眼差しといったそれぞれの外見からもその違いはわかるでしょう。
しかし、あなたのキャラクターがUXOの世界、すなわちアルシナーでの経験を深めるにつれ、より微妙な、しかし深い意味のある違いに気づくはずです。
各々の種族はそれぞれに深く根ざした特徴や能力、大切にするものがあり、それらが各種族のライフスタイルと歴史を性格づけているのです。
それぞれの種族によって構成された社会は、その違いを反映しています。
例えば、オークの共同体がもう何代にもわたってそうだったように、武力に頼って生きてきた種族の故郷は、殺伐として冷え切った雰囲気が漂う場所なのです。
UXOのキャラクターを選ぶということは、ただ単に見栄えや身に付けるべき能力といった個々のキャラクターの要素だけでなく、その背景となる文化をも受け入れる意味を持っているのです。
※キャラクター種族による初期能力や習得経験値の違いはUXOにはありません。
アルシナーの地に足を踏み入れるならば、いずれこの重大な決断を下さねばなりません。
最初のキャラクターはどの種族にしますか?
種族が決まったら、スクリーン上での外見はどのようにしますか?
住むとしたらどんな街がいいですか?
どんな経歴を持つキャラクターに育てますか?
……それと、オークになったとき悪臭に耐えられますか?
どうぞ、外見だけでなく各種族の事を考えて選んでください。
□ヒューマン
ヒューマンの文化背景
※キャラクター種族による初期能力や習得経験値の違いはありません。
ヒューマンについては、一つや二つ知っていることもあるだろう。
ヒューマンには多種多様の特徴があるが、最大の特徴はその順応性である。
創造的で大らかな心を持ち、どのような気候にも順応し、ほとんどどのようなクリーチャーともうまくやっていくことができる。
もちろん、外交が失敗に終わった場合には、非常に効率よく戦闘を進めることもできる。
ヒューマンの身長はおよそ5.5〜6.5フィート(170〜200cm)で、外見の違いも幅広いものがある。
髪と皮膚の色は多種多様であり、髪型や髭の形も個性を表すのに役立っている。
ヒューマンは街や都市に住むことを好むが、時折放浪生活を好む者もいる。
街の文化にも違いはあるが、ほとんどのヒューマンは組織化された社会で、信望ある指導者の下、明文化された法律と複雑な司法制度に従って暮らしている。
ヒューマンには他の文明からアイディアを吸収する傾向があることもよく知られている。
それゆえ彼らは近接戦闘にも対応し魔法や範囲攻撃武器も扱うことができる。
彼らは、新しい戦術を学習して実行する能力を持っているので、鍛え上げたヒューマンは、それこそ戦う相手として申し分のない存在だろう。
ヒューマンのイメージ図 その1 その2
ヒューマンの物語 こちら
□エルフ
エルフの文化背景
※キャラクター種族による初期能力や習得経験値の違いはありません。
エルフであることの利点を忘れてしまったら、一族の誰かに尋ねてみよう。
きっと親切丁寧に教えてくれるだろう。
だって、この自信家で有能なクリーチャーは自慢上手で知られているから。
でもそれは彼らの行動がいつも正しいからでもある。
エルフは周囲の者を感心させることに無上の喜びを感じる。
それゆえ彼らは嫌味な存在にも、役立つ存在にも、愉快な存在にも……全ての存在に同時になり得る。
また、自分たちこそがアルシナーの「世話人」だと思い込んでいて、いつでも助けの手をさしのべたり、話を聞いたりするように心がけている。
通常のエルフはヒューマンよりも背が低いが、中には、背の低いヒューマンよりも数インチ背が高いことを大変誇りにしている背の高いエルフもいる。
彼らは滑らかな肌と明るい色の髪をそなえ、対比するように濃い肌の色をしている。
彼らの最も目立つ特徴は頭部の両脇から真っ直ぐに突き出た、二つの大きくて尖った耳である。
そんな外見からもわかるように、いつも身ぎれいで、できる限り最新の流行を身にまとっている。
エルフは、暖かい気候の街や小さな市街地に住んでいる。
彼らは他人を助けたくて仕方ないのだが、その個性的な特徴や派手な服装から、他人といざこざを起こすことがよくある。
一旦戦闘となると、彼らはさっさと戦いを済ませてしまおうと、スピーディーな戦闘を展開する。エルフの戦士は派手な武器と防具を使い、エルフの魔法使いは、むやみに芝居がかった身振り手振りをする。
しかし、いくらか誇張があるにせよ、道化ぶりとは裏腹に、武器の扱いも上手く魔法にも長けている。
エルフのイメージ図 その1 その2
エルフの物語 こちら
□ガーゴイル
ガーゴイルの文化背景
※キャラクター種族による初期能力や習得経験値の違いはありません。
アルシナーの山深くに、ガーゴイルと呼ばれる禁欲的な種族は住んでいる。
背が高く痩せていて背中に翼を持つこの種族は、伝統的な職業倫理を持ち、ひとたび任務に入ればその集中力を発揮し、めったに微笑んだり笑ったりはしない。
ガーゴイルはヒューマンと比べると1フィート(30cm)ばかり背が高く、一方でヒューマンより痩せた体つきで、手足などまるで鉤爪(かぎづめ)のようになっている。
背中からは大きくコウモリのような翼が生えているが、空を飛ぶことはできず、ジャンプする時の浮力として使用する。
髪の毛は生えておらず、代わりに多種多様の角が生えている。
「クラン」と呼ばれる世間とは隔絶された居住地に住み、そこでの生活はガーゴイルの三つの主義である統制、勤勉、情熱に焦点がおかれている。
彼らの社会は厳しい規則によって統治されており、クランの全てのメンバーはコミュニティのために熱心に働くことが求められている。
従って、秩序を乱すような行為はクランからの追放に値する。追放されたガーゴイルは、荒地に移り住み冒険者としての生活を始めることが多いようで、アルシナーの大地や水の広がりに触れ、他の種族と経験を共にすることになる。
またガーゴイルは、何があってもすぐに対処できるよう準備をし、毎日のように戦闘訓練をしている。挑発されたからといってやすやすとその誘いには乗らず、彼らの特徴である分析的かつ慎重な方法で戦い、結果として危険な敵であることを見せ付けてくる。攻撃速度は速くないが、効果的に、正確に武器や魔法を使ってくる。
ガーゴイルのイメージ図 その1 その2
ガーゴイルの物語 こちら
□オーク
オークの文化背景
※キャラクター種族による初期能力や習得経験値の違いはありません。
強固な意志、頑健な身体、そしてひどい悪臭。
オークは粗野な種族で、そのことは彼らの社会にも反映されている。
多くは軍事キャンプに似た集落で暮らし、そこは「力こそ正義」でほとんど規律は存在しない。
オークはヒューマンよりも数インチ(10cm弱)背が高いだけだが、筋肉質なため上半身が分厚く、人間よりはるかに大きく見える。
自分自身の肉体に非常に誇りを持っており、オークの中にはより屈強な身体にするために厳しいトレーニングを課しているものも多い。
皮膚の色は個々に違い、黄色がかった茶から深緑色まで様々である。
ヘアスタイルは、モヒカンやちょんまげのような過激なスタイルを好む。
と言っても、おそらく彼らの容姿に最も影響している要素は、衛生概念の欠如だろう。
入浴などというものは彼らの習慣になく、ぼろぼろの衣服や錆だらけの鎧を身にまとっていることが普通なのである。
オークたちにとって生活と戦闘は切っても切れない関係で、居住地内で起きた争いごとは、正義によってではなく戦いによって解決される。
戦いの末に立っていられた者が、その争いの勝者というわけである。
従って、オーク同士がお互いを戦中の評判や戦地での能力によって評価しあうのも当然と言える。
生活レベルを向上させようとはせず、住まいの建設は、現地の材料を使って手早く簡素に進められる。
ほとんどのオークは一生を通じて戦闘の訓練を行う。
一般的に、重い打撃系の武器を好み、戦闘時には先制攻撃で相手を討ち取ろうとし、全ての戦闘を一貫して有利な展開に持ち込もうとする。
では、オークの国へ赴かんとする旅人に警告を伝えておこう。オークの中には勝利のみを至上の価値とみなす者がいる。
それゆえ彼らにとって戦場での不名誉な行動とはただ一つ、敗北することだ。
オークのイメージ図 その1 その2
オークの物語 こちら
□ピクシー
ピクシーの文化背景
※キャラクター種族による初期能力や習得経験値の違いはありません。
奥深い森がピクシーの故郷。小さな羽根を持つ種族で、自然の中に暮らし、通りかかる旅人にいたずらを仕掛けるのを楽しみにしている。
ピクシーという種族は全て女性で、通常は彼女たちだけで樹の洞穴に住んでいる。
社会組織は厳しいものではなく、森を保護することと彼女たちの居住地のプライバシーを守ること以外に法律らしいものはない。
身長は高くても3フィート(90cm)ほどで、ヒューマンと比べると小さいといえるだろう。
しかし彼女たちは、背中の透明な羽根を羽ばたかせて地表から数フィートの空中を飛び回ることができる。
眼線の高さ(相手の種族により多少の違いはある)を浮遊することが多く、めったに地上に降りることはない。
ピクシーはエルフに似た耳を持ち、その性格はとても朗らか。
ピクシーには争いごとを避ける傾向があるが、脅威にさらされたときには恐ろしい相手となる。アンデッドなど自然の摂理に背く存在が森に侵入するのを嫌い、いざ戦闘となれば驚くほど強力なヒット・アンド・アウェイ攻撃を繰り出してくる。
戦闘では、弓矢や魔法、小型の刃物を非常に巧みに使いこなす。
ピクシーのイメージ図 その1
ピクシーの物語 こちら
□フォーダ
フォーダの文化背景
※キャラクター種族による初期能力や習得経験値の違いはありません。
フォーダは身長3.5〜4フィート(105〜120cm)の小さなクリーチャーで、白、茶、黒といった色をした分厚い毛皮に覆われている。
ハムスターに似た容貌に、ずんぐりした鼻、短い頬ひげが目立つが、齧歯(げっし)類の動物ではない。
フォーダを「齧歯類」と呼ぶことは彼らにとって大変な侮辱であり、もしそう呼んでしまったら、まず確実に喧嘩になってしまうだろう。
雄のフォーダには体重がオーバー気味の者が多く(単に美味しい食べ物や飲み物に目がないだけであるが)、身にまとった服はぴちぴちに張っている。
それでも
“体格の良い”
フォーダたちは大きな胃袋に誇りを持っている。
なぜなら、肥大した腹こそが彼らの成功の証だからだ。
さて、そんなフォーダにとって法律はあまり意味をなさない。
形式的なもので縛るよりも、みずからの感覚で統治することを好むからだ。
そのためかフォーダの街を訪れると少々乱雑な印象を抱くだろうが、彼ら自身の温和な性格もあって、手がつけられない状態にまではなることはない。
だから、多様な種族の集まる街で暮らすことも平気である。
ただしフォーダは興奮しやすい性質なので、厄介ごとを見つける(というよりは彼ら自身がその原因となる)と居ても立ってもいられなくなるのだ。
従って、何もせずに立っている時というのは、よからぬことをたくらんでいることが多い。
ファッション面では、けばけばしい服を着るわりには流行には無頓着で、全く矛盾するが人目につくのが大好きである。
これら奇妙で一貫しない行動パターンのせいで、どうも彼らには軽薄で信用できないと言う評判がつきまとう。
実際には非常にまじめに仕事をするし、友情も大切にしている。
結局、彼らには独自のやり方があるということを知っておかなければならない。
つまり、フォーダといくら親しくなっても、いつ何時予期せぬ災いに巻き込まれるかも知れないということだけなのだ。
そんなフォーダでも、一旦怒らせてしまうと、危険な相手となる。
うっかりフォーダと戦うことになってしまい、ほうほうの体(てい)でヒーラーを探す羽目におちいった無用心な冒険者もたくさんいる。
フォーダのイメージ図 その1 その2
フォーダの物語 こちら