ウルティマXオデッセイの特徴

◆徳◆

 

 ウルティマXオデッセイ(UXO)の、日本公式ページにある、徳についての解説です。

 

 ウルティマでは、シングルプレイRPGとしてその歴史が始まったときから「徳」という尺度が普遍的な哲学として描かれてきました。
 UXOでもその伝統を引き継ぎ、プレイヤーはゲーム内でウルティマの徳の精神を学び、利用することになります。
 学んだ徳によって独自のアビリティを得たり、アイテムの能力を高めたり、そうやって徐々に究極の存在であるアバタールへと進化していくのです。
 その過程については、これから詳しく説明していきましょう。

 ウルティマの徳の哲学は「真実」と「愛」と「勇気」という三大原則を起源とし、それぞれが組み合わさって8つの徳を形成します。
○Honesty:誠実
○Compassion:慈悲
○Valor:武勇
○Justice:正義
○Sacrifice:献身
○Honor:名誉
○Spirituality:霊性
○Humility:謙譲


□徳を得るには
 経験値を稼ぐためにモンスターと戦うと、キャラクターのレベルが上がります。
 そして、それに加えてキャラクターの徳のサークル(水準)を積み上げるチャンスも到来します。
 同じように「経験」を通じて得られるものとはいえ、通常の経験値獲得と徳の積み重ねとは、全く別のものです。

 徳のポイントを得るには、まずクエストに参加することです。
 そこではまず、どのようにクエストを進めていくかの選択をすることになります。
 クエスト中に提示される、徳の尺度に基づいた倫理的な質問に答えることにより、どの徳を追求するのか決定するという点では、従来のウルティマとも共通性があるといえます。
 しかしUXOでは、プレイヤーは単に仮定の質問に答えるだけではなく、決定したことを実際に行動で示す必要があるのです。

 例えば、リザードマンに食糧を盗まれ困っている貧しい一家から助けを求められるかもしれません。
 クエストに応じて、いざリザードマンを追い詰めてみると、辺りをうろついているモンバットがリザードマンたちの食糧庫に毒を盛ったという事実を知ります。
 さてそこであなたは「正義」の徳を貫き、盗みを働いたリザードマンを罰するでしょうか。
 それとも「慈悲」の心を見せて、リザードマンの食糧庫の再建に力を貸すでしょうか。

 いずれにしても徳に基づいたクエストには、必ずしも正しい答え、間違った答えがあるわけではありません。
 どの答えもプレイヤーの考え方や行動を反映したものであり、その一つひとつがUXOの中で大切な要素となるのです。
 正義か慈悲か、いずれを選んだとしてもあなたの行いは報われます。
 それは単純な経験値ではなく、自らが追求しようとしている徳へのポイントとなるのです。

 UXOのクエストを進めていく中で、あなたの行動や決定により、それぞれに徳のサークルを獲得します。
 これらのサークルは、8つの徳の水準に関係しているものであって、キャラクターのレベルとは完全に別のものなので注意しましょう。
 クエストの中では、どの徳においても最大30までのサークルを獲得することができますが、サークルの総合計にはキャップ、すなわち限界があります。


□徳のサークルを使う
 ある徳でサークルを獲得すると、その徳に基づいたアビリティの習得が可能になります。
 それぞれの徳に関連するアビリティは3種類で、各アビリティのレベルは、パスに基づいたアビリティの習得と同様に、上昇させることもできます。

 パスに基づくアビリティとは違って、徳のアビリティはどんなパスを選択したプレイヤーであっても自由に使うことができます。
 全てのプレイヤーが自由に徳を追求することができるので、固定された役割に縛られる心配はありません。
 例えば今までのMMORPGでは、ある特定の職業でしかヒットポイントの回復やバッドステータスの治療ができず、その職業を選んだプレイヤーは、毎回の戦闘において、例外なくサポート要員としての役割を強制されていました。
 一方UXOでは、自分やパーティメンバーの回復や治療を行う、アビリティは慈悲の徳を追求すれば習得することができます。
 柔軟性のあるシステムによって、どのようなパスのキャラクターでも、自分のパスに基づく戦闘アビリティを生かしつつ、ヒーラー(回復役)としての役割を果たすチャンスが生まれます。


□徳のアイテムと作成法
 徳のサークルに関しては、アビリティの習得に加え、サークルそのものを消費してアイテムを強化することも可能です。
 それにより、通常の方法では得られない特別なプロパティ(属性)がそのアイテムに加わることになります。
 ただし全てのアイテムを徳によって強化できるわけではありません。
 マジック武器、マジック鎧、そして宝石などには徳の「スロット」を持つ物があります。
 そのスロットこそ、徳を使ってアイテムに新しいプロパティを加えることができる印(しるし)なのです。

 例を挙げると、「誠実」の徳を追求するプレイヤーが徳のサークルを鎧に使ったとします。
 そのプレイヤーが戦闘中に攻撃されると、誠実の徳によって強化された鎧は相手の目をくらますほど眩しい輝きを放ち、攻撃する者を混乱におとしいれることになります。

 徳によって強化されたアイテムは、他のプレイヤーが装備したり、オープンマーケットでの売却が可能です。
 熱心なプレイヤーならば、徳のクエストをこなして得たサークルで他のプレイヤーのためにアイテムを強化し、豊かな生計を立てることも可能です。


□徳の積み重ねが、世界を救う
 ウルティマの歴史の中で、徳の概念こそが、アバタールが宿敵ガーディアンに打ち勝つ原動力となってきました。
 しかしUXOにおいては、アバタールとガーディアンの戦いは全く新しい様相を呈しています。
 悪の権化・ガーディアンの存在はアルシナーという世界そのものの存在までもおびやかしているのです。
 UXOで繰り広げられる戦いの中で、アバタールはアルシナーの民にも徳を追求するよう願っており、プレイヤーはその期待を叶えるべくプレイすることになるのです。

 UXOにおける徳の概念は、ただ架空の物語の土台を形作るだけでなく、キャラクターの成長からアイテムのカスタマイズに至るまで、ゲーム中の様々な局面に織り込まれているものです。
 この概念こそプレイヤーが楽しむロールプレイングの基礎となり、想像をはるかに超えた強力なパワーを得られるレベルに向かっての積み重ねをプレイヤーに動機づけるきっかけとなることでしょう。

<徳のステータス画面>
こちら

 

 

 

徳のアビリティー

 ウルティマXオデッセイ(UXO)の、日本公式ページにある、徳のアビリティーについての解説です。

 

徳のアビリティー

 あなたの分身となるキャラクターをどのように成長させるかという点において、UXOではとてもたくさんの選択肢があります。
 簡単に言うと、まず始めにキャラクターを作るときには、行動や戦い方を決定するパスを選びます。
 そして選んだパスでは、3つのディシプリンの中から自由にアビリティを習得し、あなたのプレイスタイルに合ったキャラクターを作ることができるのです。

 さらに、あなたのキャラクターをもっと個性あふれる存在にする要素として、徳のアビリティがあります。
 徳は様々なクエストをこなすことによって積み上げることができ、それを元に徳のアビリティを習得できます。
 徳のアビリティは、パスやディシプリンに関係なく習得できます。
 また、2つ以上の徳からアビリティを習得することも可能です。
 この項では、徳のアビリティについて説明していきましょう。


□語句の説明
◎中断:
 アビリティのワインドアップ段階で敵対ターゲットによって中断される可能性があることを意味します。
 敵の攻撃を中断させることのできるアビリティには「中断:可」と表示されています。

◎ブロック:
 アビリティのほとんどは自動的に命中しますが、ターゲットがディフェンスモードの時はブロックされることがあります。
 ブロックされる可能性があるアビリティには「ブロック:可」と表示されています。

◎エクセキューション効果:
 ワインドアップ状態の後に発生する効果です。通常はそのアビリティの主要な効果となります。

◎敵対心:
 敵対ターゲットがプレイヤーキャラクターに対して持っているステータスで、敵対心が高くなるほど敵対ターゲットから攻撃されやすくなります。

◎HP:
 ヒットポイント

◎EXP:
 敵を倒すことで得られる経験値です。
 一定のEXPを得ることで、キャラクターのステータスを上昇させるステータスポイントと、パスのアビリティを習得(または上昇)するためのアビリティポイントを得ることができます。
 徳のアビリティやアイテムに徳の効果を精練するための徳の経験値(VXP)とは異なります。

◎AL:
 アビリティレベルのことです。
 アビリティポイントを使用する際、そのポイントを使って新しいアビリティを習得するか、すでに習得しているアビリティのレベルを上昇させて強化するかを選択できます。
 一つのアビリティに対して10ポイントまで強化可能です。
 これら徳のアビリティを強化すると、下記の例の「霊性の絆」の[カッコ]内のように効果が上昇するものがあります。
○例
 ターゲットが死亡している場合は蘇生し、少量[中程度]のHPを回復する。ターゲットの減少するステータスを長時間[中程度]肩代わりする。

◎パワーコスト:
 徳のアビリティを使用するときはパスのアビリティと同様にパワーを消費します。
 この数値はアビリティレベルが1のときのパワーコストを表わし、アビリティレベルが上昇するに従ってパワーコストも増加します。

◎再使用時間:
 この数値はアビリティレベルが1のとき、そのアビリティを再び使用できるようになるまでの待ち時間を表わします。
 アビリティレベルが上昇するに従って減少します。


□誠実の護
 信念を持つ英雄は何事にも動じない。たとえそれが範囲攻撃だとしても。

◎ターゲットタイプ:使用者、範囲
◎対応装備:−
◎パワーコスト:10
◎再使用時間:2時間
◎レンジ:中程度
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 範囲内にいるパーティメンバーに長時間[非常に長時間]、低確率[中確率]で範囲効果のある攻撃の回避率が上昇する(パーティが攻撃のメインターゲットになっていないことが条件)


□慈悲の神気
 他人の痛みを知ることは、その人を癒すことでもある。それは真心を贈ることである。

◎ターゲットタイプ:使用者、友好
◎対応装備:−
◎パワーコスト:25
◎再使用時間:31秒
◎レンジ:中程度[非常に長時間]
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 パーティメンバーのHPを極少量[少量]回復する。


□武勇の崇高
 すばやい攻撃は最大の防御である。

◎ターゲットタイプ:敵対、単体
◎対応装備:−
◎パワーコスト:20
◎再使用時間:24時間
◎レンジ:中程度
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 敵対ターゲットを瞬時に殺害する(他のプレイヤーキャラクターに対しては無効)
 倒せるターゲットのレベルはアビリティレベルが上昇するにつれて上がるが、キャラクターレベルより10以上にはならない。
 このアビリティによって倒したクリーチャーから経験値と戦利品は手に入らない。


□正義の確信
 正義の剣も命中しなければ意味をなさない。

◎ターゲットタイプ:使用者
◎対応装備:−
◎パワーコスト:10
◎再使用時間:3.5時間
◎レンジ:−
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 攻撃性のアビリティを短時間[中程度]ブロック不可にする。
 使用者がディフェンス体勢をとると効果が消える。


□献身の譲与
 自己を犠牲にしてパーティメンバー全員の体力を回復する。

◎ターゲットタイプ:使用者
◎対応装備:−
◎パワーコスト:なし
◎再使用時間:4時間
◎レンジ:中程度
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 パーティメンバーのHPを大量[非常に大量]に回復する。
 使用者のHPが最大値の半分まで減少する。


□名誉の等式
 ターゲットにかかっている補助アビリティ効果を全て解除し、戦いの条件を公平なものにする。

◎ターゲットタイプ:敵対、単体
◎対応装備:−
◎パワーコスト:10
◎再使用時間:30分
◎レンジ:中程度
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 ターゲットにかかっている補助アビリティの効果を低確率[非常に高確率]で解除する。


□霊性の絆
 精神の力は強大で、必要とあれば盟友を蘇らせることもできる。

◎ターゲットタイプ:友好、単体
◎対応装備:−
◎パワーコスト:10
◎再使用時間:1時間(蘇生にのみ適用)
◎レンジ:小
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 使用者から中程度の距離にいる敵対ターゲットの敵対心が上昇する。
 ターゲットが行動不能な場合は解除し、少量[中程度]のHPを回復する(使用者にステータスの減少は起こらない)。
 ターゲットが死亡している場合は蘇生し、少量[中程度]のHPを回復する。ターゲットの減少するステータスを長時間[中程度]肩代わりする。
 蘇生あるいは回復させることのできるキャラクターのレベルは、アビリティレベルの上昇と共に上がる。


□謙譲の援助
 慎みを知る戦士は同士を大いに助けることができ、おのれの栄光を求めることなく戦況を一転させることができる。

◎ターゲットタイプ:使用者
◎対応装備:−
◎パワーコスト:
◎再使用時間:2時間
◎レンジ:−
◎ブロック:不可
◎中断:不可
◎エクセキューション効果:
 使用者の持つアビリティの内、他のプレイヤーキャラクターにとって有益な効果のあるアビリティのレベルを中程度[非常に長時間]の間上昇させる。
 使用者が攻撃的なアビリティを使うか、攻撃するとその効果は終了する。

 

 

 

 


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