DELL Inspiron 14 5000 レビュー 紹介 |
Dell Inspiron 14 5000について |
デルで販売されている「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」のレビュー、紹介記事です。
DELLの「Inspiron 14 5000」は、14.0インチのミドルサイズのディスプレイを搭載し、Haswell世代(第4世代)のインテル Core i7などの最新のCPUを選択出来るノートパソコンです。
「コードレスパソコン」という名前も付けられ、長時間の稼働が行えるノートパソコンとしても販売されています。
ここでは、 DELLの「Inspiron 14 5000」が、ノートパソコンとして、どれほどの性能があるのか、どれほどの使い勝手があるのかなどを、レビュー、紹介してみたいと思います。
DELL Inspiron 14 5000のスペックなど |
今回レビューに使った、 「DELL Inspiron 14 5000」のノートパソコンのスペックは、以下のようになっています。
◎OS : Windows 8.1(64bit)
◎CPU : インテル Core i7-4510U プロセッサー(4M キャッシュ、最大3.1GHzまで可能)
◎メモリ : 8GB(4GB×2、デュアルチャネル DDR3L メモリ (1600MHz) )
◎HDD : 1TB ハードドライブ (SATA、5400回転)
◎グラフィック : インテル HD グラフィックス 4400
この構成を踏まえて、「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」をレビュー、紹介します。
ちなみに、今回の構成は、販売時期によってモデルは少し異なっている可能性もありますが、デルの「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」のオンラインストアの分類では、「プラチナ・タッチパネル」のモデルということになります。
◎外観などの紹介、レビュー
◎キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー
◎ベンチマークテストなどの紹介、レビュー
◎まとめ
外観などの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」の外観などの紹介、レビューです。
まず、このノートパソコンの外観は、上のようなものです。
色は、写真が良くないので参考程度ですが、シルバーになっており、アルミ素材が使用された、つや消しの本体なので、見た目が綺麗です。
全体的なデザインとしては、天板に「DELL」のロゴが刻まれたシンプルなもので、万人受けするクセのないデザインになっているため、デザインが気に入らないということはほぼないと思います。
Inspiron 14 5000の色については、今回レビューに使ったシルバーの他、赤色もモデルによっては用意されているので、好みで選択するといいでしょう。
「DELL Inspiron 14 5000」のサイズは、「342mm×22mm×246mm」(幅×高さ×奥行き)で、タッチスクリーン非搭載のモデルならば、高さ(厚み)が0.4mmだけ薄くなります。
重さは、実測で2.085kgあり、タッチスクリーン非搭載のモデルならば、若干軽くなるということになります。
よって、大きさと重さは、14型の中型のノートパソコンということで、モバイルパソコンとして外にいつも持ち運んで使うには少し厳しく、基本的には家で使い、何かの時には外に持ち運ぶことも出来るというぐらいの使い方になると思います。
「DELL Inspiron 14 5000」の底面は上のような感じで、こちらは天板と異なり黒色です。
バッテリーは、簡単に取り外せるタイプではなく内蔵タイプで、バッテリー稼働時間は、使用するアプリケーションなどによってかなり変わりますが、カタログ値では最大持続時間7時間40分になっており、「コードレスパソコン」という名の通り、稼働時間は一般的な14型のノートパソコンよりも長いと思います。
ちなみに、「コードレスパソコン」というのは、通常、ノートパソコンは全てコードレスで使えるので、家電の掃除機がコードレスというような場合などと少し違う意味合いになっており、ここでいうコードレスとは、バッテリー稼働時間を気にすることなく、ACアダプター接続なしの状態で長時間使えるパソコンという意味です。
「DELL Inspiron 14 5000」のACアダプターは、モバイルパソコンではないので、大きさはそれほど気にしなくてもいいと思いますが、A4サイズの用紙の上に置いた場合は、上の画像のようになっており、比較的小さなACアダプターになっています。
よって、もし持ち運ぶようなことがあっても、かさばらずに持てるようなものです。
ACアダプターの重さも、実測で320グラム程度となっており、比較的軽いです。
「DELL Inspiron 14 5000」の底面の機能としては、吸排気の穴があるぐらいで、一般的なノートパソコンの構造になっています。
「DELL Inspiron 14 5000」は、ファンレスのPCではないので、ファンの音などはしますが、通常時はほとんど音はなく、比較的静かなノートPCだと思います。
音については、通常36デシベル程度の部屋において、高負荷なことを行っても、PCの音は42デシベル程度、非常に高負荷なベンチマークテストを実行し続けるなどの場合で最大45デシベル程度の音になっており、同種の他のPCと比べてもそれほどうるさくはありません。
「DELL Inspiron 14 5000」の本体の手前の部分には、スピーカーがあります。
スピーカーは左右両方にあり、「Waves MaxxAudio Pro」というPC向けのサウンド技術によって、より良い音が出るように処理されたもので、一般的なノートパソコンよりも音は良くなっています。
「MaxxAudio Pro」用の設定が出来るソフトも用意されており、コントロールパネルなどからアクセス出来るので、自分好みの音響環境に調整することも可能です。
「DELL Inspiron 14 5000」の本体の手前の向かって左側には、電源関連やHDDアクセスについてのインジケーターがあります。
「DELL Inspiron 14 5000」の本体の向かって左側の側面は、上のようになっており、画像の左から、セキュリティケーブルスロット、ACアダプター差込口、USB2.0端子、メディアカードリーダーがあります。
メディアカードリーダーは、各種SDカード、各種メモリスティックなどの主要なメディアに対応しています。
本体の向かって右側の側面は、画像の左から、ヘッドセット端子(ヘッドフォン/マイク共有端子)、USB3.0端子×2、HDMI端子、ネットワーク(LAN)端子があります。
ちなみに、「DELL Inspiron 14 5000」は、DVDやブルーレイなどのドライブがありません。
これは、PC本体の薄さや軽さという点から、また、最近はPCソフトもダウンロード版で提供されることが多くなって来ているので、DVDドライブなどを使う頻度が昔よりも少なくなっていることもあり、このパソコンはドライブレスという設計になっているのですが、人によってはこの点はマイナス要素かもしれないので、この点は自分の使い方にあっているか事前に考えておくといいかもしれません。
ただ、DVDやブルーレイなどは、USB接続するなどで外付けのドライブを使うことが出来るので、たまにしか使わない場合はこれで十分対応出来ます。
「DELL Inspiron 14 5000」の接続関連のものとしては、他には、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0なども標準で搭載されていて、その他に使い勝手が悪い部分は特にないと思います。
キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」のキーボード、ディスプレイなどの紹介、レビューです。
キーボード |
まず、「DELL Inspiron 14 5000」のキーボードは、アイソレーション(浮き石型)のタイプで、現在のパソコンの標準的なキーボードです。
14型のノートパソコンということで、テンキーはありませんが、キーはノートパソコンとしては一般的で、特殊なものはなく使いやすいと思います。
「DELL Inspiron 14 5000」のキーボードの左側、
右側は上のようになっていて、Fnキーとの併用などで、画面の明るさや、メディアをコントロールすることなども出来ます。
ちなみに、キーボードは防水仕様になっており、意図的に水に濡らすなどすると壊れると思いますが、飲み物を少しこぼすぐらいのアクシデントからは十分ガード出来るようになっています。
キーボードの手前の部分には、タッチパッドが用意されていて、マウス代わりの操作も行えます。
「DELL Inspiron 14 5000」の電源ボタンは、キーボードの右上の部分にあります。
「DELL Inspiron 14 5000」のキーボードについては、このように、タッチパッドもあり、他のノートパソコンにはあまりない、防水仕様も導入されていて、普通に使いやすいものになっていると思います。
ディスプレイ |
「DELL Inspiron 14 5000」のディスプレイは、ノートパソコンとしては中型の14インチのディスプレイですが、次の2種類が用意されています。
◎14.0 インチ Truelife HD ディスプレイ (LEDバックライト採用、1366 x 768)
◎14.0 インチ HD タッチパネル ディスプレイ (LEDバックライト採用、1366 x 768)
「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」のデルのオンラインストアでは、注文時にどちらかのモデルを選択することになり、基本的には、タッチパネルかどうかだけの違いなので、好みの方を選択すればいいですが、タッチパネルのディスプレイは、Windows
8から採用された新しいユーザーインターフェイスの操作にも合ったものになっているので、こちらを選択する方がPC体験としては様々なことが出来ると思われます。
「DELL Inspiron 14 5000」のタッチパネルは、静電容量式になっており、自然で滑らかな操作が可能です。
ちなみに、今回、レビューに使っているのは、「14.0 インチ HD タッチパネル ディスプレイ」の方で、使っている写真は全てこの液晶のものになります。
「DELL Inspiron 14 5000」の液晶画面の色味などは、写真が良くないので上の画像は完全に参考程度ですが、特に気になる点はなく、一般的なノートパソコンのディスプレイという感じです。
こちらも写真が良くないので上の画像は完全に参考程度ですが、斜め45〜60度ぐらいから見ても、見難いことはなく、普通に文字も読め、視野角は悪くないです。
ディスプレイの上部にはカメラとマイクも用意されており、それらが必要になるソフトを使用するときでも、追加の周辺機器を購入しなくても対応可能で、
また、「DELL Inspiron 14 5000」には、カメラとマイクを使ってビデオチャットなどを行う「スカイプ」のソフトも予めインストールされています。
ベンチマークテストなどの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」のベンチマークテストを実行して、その性能をレビュー、評価してみます。
これらの結果は、ほぼデフォルト状態でのもので、ドライバなどを更新すると更に上がったり、また例外的に下がる場合もあるかもしれません。
また、ウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトもオンにした状態で、あまり無理のない自然な状態での評価になります。
ちなみに、パソコンのハードウェアは、マイナーチェンジが行われていたり、同じ型番などでも個体差があるので、ベンチマークテストの結果は参考程度にしておいて下さい。
Windows エクスペリエンスインデックス |
まず、「DELL Inspiron 14 5000」のノートパソコンのパワーを測るベンチマークテストとしては、Windows 8.1のパソコンで表示される「Windows
エクスペリエンスインデックス」を見ていきます。
Windows エクスペリエンスインデックスは、Windows 8までは、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」と進んで、「システム」の項目をクリックし、「評価:Windows エクスペリエンスインデックス」の項目をクリックするなどで簡単に見ることが出来たのですが、Windows 8.1からは簡単に見れなくなっており、コマンドプロンプトを使って計測することが必要です。
コマンドプロンプトを使って計測すると、上のようなものを結果ファイルの中で確認可能なので、
これを以前のWindows エクスペリエンスインデックスの表示でみると、以下のようになります。
◎プロセッサ:7.4
◎メモリ:7.5
◎グラフィックス:5.9
◎ゲーム用グラフィックス:5.4
◎プライマリハードディスク:5.9
今回の構成は、プロセッサがCore i7-4510U、メモリが8GBということで、それぞれ7.4、7.5になっており、ノートパソコンとしては十分に高いスコアが出ています。
一方で、グラフィックス、ゲーム用グラフィックスは、CPU内蔵のものが使用されているので、それほど高い数値にはなっていません。
ちなみに、プライマリハードディスクの5.9というのは、HDDの数値としては標準的なもので、SSDではない限りは大体このぐらいの数値が普通で、十分なスコアです。
ファイナルファンタジー14、ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、次に、オンラインゲーム用のベンチマークとしてよく使われる「ファイナルファンタジー14」と「ドラゴンクエスト10」のベンチマークテストを見てみます。
FF14のベンチマークテストは、ノートPC版の「標準品質」の1280×720の解像度で「3295」のスコアになり、「やや快適」という評価になりました。
また、DQ10のベンチマークテストでは、デフォルトの標準品質の1280×720の解像度で、スコア「4196」となり、「普通」という評価になりました。
よって、「DELL Inspiron 14 5000」では、グラフィック性能は特別高いものにはなっていませんが、実際のゲームのベンチマークでは、最新のオンラインゲームも普通にプレイ可能なレベルにあることが分かります。
バイオハザード5、バイオハザード6のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、最後に、カプコンの「バイオハザード5」、「バイオハザード6」のパソコン版のベンチマークテストを見てみます。
まず、「バイオハザード5」のベンチマークテストでは、快適にゲームが動作するかどうかを検証する「ベンチマークテストA」を、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定でテストすると、平均FPSが「33.5」で、「B」という評価が得られ、「一部動作が重くなりますが、問題なく動作します」という結果になります。
そして、同じ条件で、処理能力を検証する「ベンチマークテストB」を実行すると、平均FPSが「26.3」で、「C」という評価になります。
また、「バイオハザード6」のベンチマークテストでは、1920×1080のデフォルトの設定でテストすると、「1361」というスコアで、ランクは「C」という評価になり、こちらも「プレイは可能なものの一部重くなる」というような判定になります。
よって、「バイオハザード5」や「バイオハザード6」といった比較的最近のHDグラフィックの3Dゲームも、快適ではありませんが、「DELL Inspiron
14 5000」でもプレイは可能ということが分かる結果になっています。
「DELL Inspiron 14 5000」のレビューのまとめ |
デルで販売されている「DELL Inspiron 14 5000」は、デザインはシンプルで万人受けするものになっており、気に入って使えると思います。
ノートパソコンのスペック的には、今回レビューに使ったモデルは上位モデルなので、ノートパソコンとしてはそれなりに高いベンチマークテストの結果などを出していますが、3Dゲームなど、特に高負荷なことをせず、文書作成やネット、メールぐらいならば、もっと下位のモデルでも十分なPC体験が出来ると思います。
なお、「DELL Inspiron 14 5000」の特徴としては、「コードレスパソコン」いうものもあり、これについては、
コントロールパネルにDELL独自の「Dell Power Manager」というものも設定されていて、
これによってバッテリーの状態を確認したり、簡単に電源の設定を行え、PCのパワーバランスと稼働時間を調整したりすることも出来ます。
ちなみに、バッテリーは、常に同じではないかもしれませんが、今回のマシンに使われていたのは「SANYO」製で、電源関連でも信頼性が高い、良いパーツが使用されていることも分かります。
「DELL Inspiron 14 5000」は、最高ランクのPC体験が出来るというようなコンセプトではないので、その分、14型のノートパソコンとしては非常に買いやすい価格が設定されており、十分なPC体験の出来る手軽に買えるノートパソコンとしてお勧め出来るマシンになっています。
DELLのオンラインストアではキャンペーンなども実施され、通常よりも安価に買える場合があるので、キャンペーンなどをチェックして購入してみるといいと思います。
購入や詳細は、「DELL Inspiron 14 5000シリーズ」のオンラインストアへどうぞ。