DELL Inspiron 17 7000 レビュー 紹介 |
Dell Inspiron 17 7000について |
デルで販売されている「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」のレビュー、紹介記事です。
DELLの「Inspiron 17 7000」は、17.3インチの大きなディスプレイを搭載し、Haswell世代(第4世代)のインテル Core i7やCorei5という最新のCPUが搭載されたノートパソコンです。
「Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ」という名前も付けられ、グラフィック作業などが快適に行えるノートパソコンとしても販売されています。
ここでは、 DELLの「Inspiron 17 7000」が、大画面のノートパソコンとして、どれほど性能が高いのか、使い勝手がいいのかなどをレビュー、紹介してみたいと思います。
DELL Inspiron 17 7000のスペックなど |
今回レビューに使った、 「DELL Inspiron 17 7000」のノートパソコンのスペックは、以下のようになっています。
ちなみに、現在、Windowsは8.1の最新バージョンで販売されています。
◎OS : Windows 8(64bit)
◎CPU : インテル Core i7-4500U プロセッサー(1.8 GHz(最大3.0 GHz)、4M L3 キャッシュ)
◎メモリ : 16GB(8GBx2、DDR3Lメモリ、1600Mhz)
◎HDD : 1TB ハードドライブ (SATA、5400回転)
◎ドライブ : スーパーマルチドライブ
◎グラフィック : NVIDIA GeForce GT 750M(2GB、DDR5)
この構成を踏まえて、「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」をレビュー、紹介します。
◎外観などの紹介、レビュー
◎キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー
◎ベンチマークテストなどの紹介、レビュー
◎まとめ
外観などの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」の外観などの紹介、レビューです。
まず、このノートパソコンの外観は、上のようなものです。
色は、写真が良くないので参考程度ですが、シルバーになっており、天板、パームレスト部分にアルミ素材が使用され、高級感があります。
全体的なデザインとしては、天板に「DELL」のロゴが刻まれたシンプルなものですが、光沢ではなく、指紋が目立つような外観ではないので、清潔感もあると思います。
エッジ部分はダイヤモンドカットで面取りが施されていて、この部分は光沢でキラリと光るようになっており、指紋は多少つきますが、デザイン的には優れていると思います。
「DELL Inspiron 17 7000」のサイズは、「幅×高さ×奥行き」で、「412.4mm×27.7mm×269.4mm」です。
重さは、3.29kgです。
よって、大きさも重さもそれなりにあるので、モバイル用途には全く向いておらず、家庭やオフィスなどの机に置いて使うパソコンということになっています。
「DELL Inspiron 17 7000」の底面は上のような感じで、ゴム足も付いていて、滑りにくい工夫もあります。
底面にはバッテリーなどが内蔵されていますが、ドライバーで開けるタイプになっています。
ちなみに、「DELL Inspiron 17 7000」は、モバイルパソコンではないので、バッテリーを入れ替えたりして使う必要は通常ないので、蓋を開けてバッテリーにアクセスする必要性はほとんどないと思います。
バッテリー稼働時間は、使用するアプリケーションなどによってかなり変わりますが、標準的な使用方法では、6時間前後で、大画面ノートパソコンとしては悪くない稼働時間です。
なお、これもモバイルパソコンではないということで、通常はACアダプターがすぐに使える状態にあるはずなので、稼働時間はあまり気にする必要はないと思います。
また、ACアダプターも持ち運ぶようなものではないので、これも特にサイズなどは気にしなくてもいいと思いますが、「DELL Inspiron 17 7000」のACアダプターは上のようになっており、下に置いているA4サイズの紙と比べるとサイズ感は大体分かると思いますが、それほど大きくない使いやすいものになっています。
「DELL Inspiron 17 7000」の底面の両サイドには、スピーカが搭載されています。
このノートパソコンのスピーカーは、「Waves MaxxAudio Pro」というPC向けのサウンド技術によって、より良い音が出るように処理されたもので、一般的なノートパソコンよりも音は良くなっています。
「DELL Inspiron 17 7000」の本体の向かって左側の側面は、上のようになっており、画像の左から、ACアダプター差込口、HDMI端子、ネットワーク(LAN)端子、USB3.0端子×2、メディアカードリーダー、ヘッドセット端子(ヘッドフォン/マイク共有端子)があります。
USB3.0端子のうち1つは、Power Shareの機能に対応しているので、電源オフのときでもUSB対応の機器を接続して充電することが出来るようになっています。
メディアカードリーダーは、各種SDカード、各種メモリスティックなどの主要なメディアに対応しています。
本体の向かって右側の側面は、USB3.0端子×2、DVDスーパーマルチドライブ、セキュリティケーブルスロットがあります。
ちなみに、ドライブは、グラフィックカードを搭載した大画面ノートPCということで、「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」のオンラインストアでの注文時にブルーレイ搭載モデルも選べると良かったと思いますが、今のところ、DVDスーパードライブ搭載のモデルしか用意されておらず、この点は残念なところかもしれません。
「DELL Inspiron 17 7000」の接続関連のものとしては、他には、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0なども標準で搭載されていて、通常必要となるものは揃っていると思います。
キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 17 7000」のキーボード、ディスプレイなどの紹介、レビューです。
キーボード |
まず、「DELL Inspiron 17 7000」のキーボードは、アイソレーション(浮き石型)のタイプで、最近は各社のノートパソコンなどで、このタイプが主流です。
キーボードは、テンキーも搭載された一般的なフルキーボードで、バックライト付きなので、暗所でも打ちやすいものになっています。
「DELL Inspiron 17 7000」のキーボードの左側、
右側は上のようになっていて、矢印キーなど、デスクトップ用の一般的なキーボードと比べると若干小さ目のサイズのキーもあるので、少し慣れは必要ですが、ノートパソコンのキーボードとしては普通に使いやすいと思います。
ちなみに、ファンクションキーは、デフォルトではボリュームの調整など、各種本体機能の実行に割り当てられているのですが、この仕様はBIOSの設定などで変更可能です。
キーボードの手前の部分には、タッチパッドが用意されていて、17.3インチの大型ノートパソコンなので、机に置いてマウス操作することが多いかもしれませんが、マウスなしでも簡単に操作可能になっています。
ちなみに、「DELL Inspiron 17 7000」の電源ボタンは、キーボードの左上の部分にあります。
また、キーボードの中央部分の上、液晶画面の中央の下には「DELL」のロゴも入れられています。
ディスプレイ |
「DELL Inspiron 17 7000」のディスプレイは、17.3インチのワイドディスプレイですが、「プレミアム・タッチパネル」(1600×900)と「プラチナ・タッチパネル」(1920×1080)の2種類が用意されています。
「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」のデルのオンラインストアでは、注文時にどちらかのモデルを選択することになりますが、せっかくの大画面ノートパソコンということもあり、お勧めは、フルHD解像度の「プラチナ・タッチパネル」(1920×1080)モデルの方なので、注文時は出来るだけこちらのモデルを選択するといいと思います。
ちなみに、今回、レビューに使っているのは、「プラチナ・タッチパネル」(1920×1080)の方で、使っている写真は全てこの液晶のものになります。
ディスプレイは、どちらもタッチ操作対応になっており、Windows 8から採用された新しいユーザーインターフェイスの操作にも合ったもので、操作感も良いです。
また、液晶には、米Corning社の「Gorilla NBT Glass」という最新のカバーガラスが採用されており、一般的なものよりもキズなどが付きにくくなっています。
液晶画面の色味などは、写真が良くないので上の画像は完全に参考程度ですが、特に気になる点はなく、一般的なノートパソコンのディスプレイという感じです。
こちらも写真が良くないので上の画像は完全に参考程度ですが、斜め45〜60度ぐらいから見ても、見難いことはなく、普通に文字も読め、視野角は悪くないです。
ディスプレイの上部にはカメラとマイクも用意されており、それらが必要となるソフトなどを使用するときでも、追加の周辺機器を購入しなくても対応可能です。
ベンチマークテストなどの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」のベンチマークテストを実行して、その性能をレビュー、評価してみます。
これらの結果は、ほぼデフォルト状態でのもので、ドライバなどを更新すると更に上がったり、また例外的に下がる場合もあるかもしれません。
また、ウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトもオンにした状態で、あまり無理のない自然な状態での評価になります。
ちなみに、パソコンのハードウェアは、マイナーチェンジが行われていたり、同じ型番などでも個体差があるので、ベンチマークテストの結果は参考程度にしておいて下さい。
Windows エクスペリエンスインデックス |
まず、DELLの「DELL Inspiron 17 7000」のノートパソコンのパワーを測るベンチマークテストとしては、ベンチマークとは少し違いますが、Windows 8のパソコンのシステムで表示される「Windows エクスペリエンスインデックス」を見ていきます。
Windows エクスペリエンスインデックスは、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」と進んで、「システム」の項目をクリックし、「評価:Windows エクスペリエンスインデックス」の項目をクリックすると見ることが出来ます。
Windows 8の「Windows エクスペリエンスインデックス」のスコアは、1.0〜9.9で表示され、表示される数が大きいほどパソコンの性能が高いということになっています。
「DELL Inspiron 17 7000」の、この構成でのWindows エクスペリエンスインデックスの数値は以下のものです。
◎プロセッサ:6.9
◎メモリ:7.6
◎グラフィックス:6.4
◎ゲーム用グラフィックス:6.4
◎プライマリハードディスク:5.9
全体的にノートパソコンとしては、最高ランクというほどではありませんが、高めの評価で、今回のマシンの構成はメモリが16GBで少し多めということもあり、一番高いスコアが出ています。
PCMark 7、3DMark 11 |
ベンチマークとして、次に、「Futuremark」の「PCMark 7」と「3DMark 11」の数値を見ていきます。
「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」の今回の構成での「PCMark 7」のスコアは、全てデフォルト設定の「PCMark suite」のテストで「3051」という結果になりました。
「PCMark 7」は、Windows 7以降のOSを搭載したパソコンを対象にしているベンチマークで、総合的なシステム性能を計測するものです。
今回の「3051」という結果は、ノートパソコンのスコアとしては高めの数値になっています。
また、「3DMark 11」のスコアは、全てデフォルト設定の「Performance」のプリセットのテストで、「2595」という結果になりました。
「3DMark 11」は、Windows Vista以降のOSを搭載し、DirectX 11世代のグラフィックカード(GPU)を搭載したパソコンを対象にしているベンチマークになっていて、ゲーム向けなシステム性能を計測するものです。
この構成での「2595」という結果は、高性能なGPU搭載のデスクトップパソコンなどと比べると高くはありませんが、「NVIDIA GeForce GT 750M」搭載のノートパソコンということもあり、一般的なノートパソコンよりは高い数値になっています。
ファイナルファンタジー14、ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、次に、オンラインゲーム用のベンチマークとしてよく使われる「ファイナルファンタジー14」と「ドラゴンクエスト10」のベンチマークテストを見てみます。
FF14のベンチマークテストは、ノートPC版の「高品質」の1280×720の解像度で「7524」のスコアになり、「非常に快適」という評価になりました。
また、DQ10のベンチマークテストでは、デフォルトの標準品質の1280×720の解像度で、スコア「5487」となり、「快適」という評価になりました。
よって、「DELL Inspiron 17 7000」では、FF14やDQ10などの最新のオンラインゲームも快適なプレイが可能です。
バイオハザード5、バイオハザード6のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、最後に、カプコンの「バイオハザード5」、「バイオハザード6」のパソコン版のベンチマークテストを見てみます。
まず、「バイオハザード5」のベンチマークテストでは、快適にゲームが動作するかどうかを検証する「ベンチマークテストA」を、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定でテストすると、平均FPSが「97.6」で、「S」という評価が得られ、「全てのシーンで非常に快適に動作します」という結果になります。
また、同じ条件で、処理能力を検証する「ベンチマークテストB」を実行すると、平均FPSが「61.6」で、「A」という評価が得られます。
そして、「バイオハザード6」のベンチマークテストでは、1920×1080のデフォルトの設定でテストすると、「2988」というスコアで、ランクは「C」という評価になっています。
よって、「バイオハザード6」は、比較的最近のソフトで動作環境が少し厳しいため、ゲームプレイは可能なものの重めの動作という評価になっていますが、それより1つ前の「バイオハザード5」ぐらいの3Dゲームならば、「DELL
Inspiron 17 7000」でも快適なプレイが可能ということになっています。
まとめ |
デルで販売されている「DELL Inspiron 17 7000」は、デザインも良く、キーボードなども使いやすいお勧め出来るパソコンになっていると思います。
「DELL Inspiron 17 7000」は、ブルーレイモデルがないなど、不満点が全くないわけではありませんが、ノートパソコンでありながら、NVIDIAのグラフィックカードが搭載されているので、ゲーム用のベンチマークテストなどは良好で、最新のオンラインゲームなども問題なく遊べるパソコンになっています。
また、「DELL Inspiron 17 7000」は、「Dell Graphic Pro Inspiron 17 7000シリーズ」という名称にもなっていて、グラフィック用のノートPCとしてもアピールされており、注文時期によって少し異なるかもしれませんが、「Adobe Photoshop Elements」と「Adobe Premiere Elements」という、写真や動画編集などのソフトも付属します。
「DELL Inspiron 17 7000」は、1920×1080のフルHDの解像度のモデルも選べるので、このソフトなどを使った写真や動画の編集においても、現在の主流であるHD画質の画像や動画を十分に扱え、使いやすくなっていると思います。
ちなみに、1920×1080のフルHDの解像度は、15インチや11インチぐらいのノートPCでも搭載されたものがありますが、同じ解像度でも、小さな画面よりも、この「DELL Inspiron 17 7000」のような、17インチという大きな画面の方が、一般的には作業も行いやすいので、そういった意味でも、グラフィック関連などで使用するときにもお勧め出来るマシンになっています。
「DELL Inspiron 17 7000」の価格については、17インチの高スペックパソコンとしては、安いと言える値段になっており、また、DELLのオンラインストアではキャンペーンなども実施され、通常よりも安価に買える場合があるので、キャンペーンなどをチェックして購入してみるといいと思います。
購入や詳細は、「DELL Inspiron 17 7000シリーズ」のオンラインストアへどうぞ。