DELL Inspiron 3847 レビュー 紹介 |
Dell Inspiron 3847について |
デルで販売されている「DELL Inspiron 3847」のレビュー、紹介記事です。
DELLの「Inspiron 3847」は、Haswell世代(第4世代)のインテルCorei5の最新CPUや、NVIDIA GeForceのグラフィックカードが標準で搭載されたデスクトップパソコンです。
「Graphic Pro」という名前も付けられ、グラフィック作業などが行える、安価なデスクトップパソコンとしても販売されています。
ここでは、DELLの「Inspiron 3847」が、デスクトップパソコンとして、どれほど性能があるのか、使い勝手がいいのかなどをレビュー、紹介してみたいと思います。
DELL Inspiron 3847のスペックなど |
今回レビューに使った、「DELL Inspiron 3847」のデスクトップパソコンのスペックは、以下のようになっています。
◎OS : Windows 8.1(64bit)
◎CPU : インテル Core i5-4460 プロセッサー(3.2GHz 最大3.4GHz)
◎メモリ : 8GB(DDR3メモリ、1600Mhz)
◎HDD : 1TB ハードドライブ (SATA、7200回転)
◎ドライブ : スーパーマルチドライブ
◎グラフィック : NVIDIA GeForce GT 705(1GB、DDR3)
この構成を踏まえて、「DELL Inspiron 3847」をレビュー、紹介します。
◎外観などの紹介、レビュー
◎ケース内部などの紹介、レビュー
◎ベンチマークテストなどの紹介、レビュー
◎レビューまとめ
外観などの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 3847」の外観などの紹介、レビューです。
まず、このデスクトップパソコンの外観は、上の画像のようなものです。
本体は、黒をベースにしたシンプルなデザインになっています。
「DELL Inspiron 3847」のケースの正面向かって右側、
左側は上の画像のようになっており、左側には、放熱、吸排気のための穴が少し開けられています。
ケースの全体的なサイズは、368.3mm×177.8mm×431.8mm(高さ×幅×奥行)で、一般的なミニタワータイプのパソコンと比べると少しコンパクトです。
重さは、注文するモデルや構成によって少し変わって来ますが、約7.9kgで、こちらも一般的なミニタワータイプのパソコンよりも少し軽くなっていて、設置や移動などの点で扱いやすいと思います。
「DELL Inspiron 3847」の前面は、上の画像のようになっており、DELLのロゴマークが中央少し下に付いています。
本体の前面の上の部分は、DVDドライブが搭載されています。
ドライブについては、2スペース分あるように見えますが、この機種で搭載出来るのは1台のみです。
「DELL Inspiron 3847」の本体の前面の中央の部分は、パネルが上の画像のように開くようになっています。
この部分には、画像の左から、USB2.0端子、USB2.0端子、マイク端子、ヘッドフォン端子、メディアカードリーダーが並んでいます。
USB端子などは、後述のように背面にもあるので、常時接続しておくようなUSB機器は背面に繋ぎ、こちらはUSBメモリなどのたまに使うものを挿したりするときに使うといいと思います。
メディアカードリーダーは、SDカード系やメモリースティック系などの各種メディアカードを読み書き出来るものです。
本体の前面の下の部分は、前述のように「DELL」のロゴがあり、また、電源ボタン、HDDアクセスのインジケーターがあります。
続いて、「DELL Inspiron 3847」の背面は上の画像のようなものです。
「DELL Inspiron 3847」の背面の上の部分には、電源コードの差込口があり、
中央の部分には、USB2.0端子×4、LANケーブルなどを挿すネットワーク端子、USB3.0端子×2、HDMI端子、VGA端子、マイク、ライン入力、ライン出力があります。
このうち、HDMI端子、VGA端子については、このモデルはグラフィックカード付きということなので、実際には後述の下部の端子を使うことになります。
「DELL Inspiron 3847」の背面の下部は、DVI端子、HDMI端子、VGA端子があります。
PC用の液晶ディスプレイなどは、ここに繋ぎ、DVI端子、HDMI端子、VGA端子と、3種類の接続方法があるので、特殊なものではない限り、大体どのようなモニターでも繋げるということになっています。
「DELL Inspiron 3847」の外観の特徴としては、他には、筐体の上部に少しくぼみがあり、ここを使用すれば、ちょっとした小物類を落ちにくい形で置いておくことが出来るようになっているというものもあります。
ケース内部などの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 3847」のケースの内部などのレビュー、紹介です。
まず、このパソコンのケースの内部は、上の画像のようになっています。
ケースの内部は、比較的シンプルで、スペースも広く開いており、ファンもしっかりしたものがあるので、熱がこもりそうな心配も不要なものになっていると思います。
「DELL Inspiron 3847」は、コストパフォーマンスを重視したモデルなので、増設などが出来る部分は限られていますが、ちょっとしたパーツの交換ぐらいならば、内部は複雑ではないので簡単に出来ると思います。
「DELL Inspiron 3847」に搭載の「NVIDIA GeForce GT 705」のグラフィックカード、
メモリは上の画像のような状態になっています。
ちなみに、「DELL Inspiron 3847」のケースは、上の画像の右のネジを一本外すだけで簡単に開けることが出来るので、かなり扱いやすいと思います。
ベンチマークテストなどの紹介、レビュー |
「DELL Inspiron 3847」のベンチマークテストを実行して、その性能をレビュー、評価してみます。
これらの結果は、ほぼデフォルト状態でのもので、ドライバなどを更新すると更に上がったり、また例外的に下がる場合もあるかもしれません。
また、ウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトもオンにした状態で、あまり無理のない自然な状態での評価になります。
ちなみに、パソコンのハードウェアは、マイナーチェンジが行われていたり、同じ型番などでも個体差があるので、ベンチマークテストの結果は参考程度にしておいて下さい。
Windows エクスペリエンスインデックス |
まず、「DELL Inspiron 3847」のデスクトップパソコンのパワーを測るベンチマークテストとしては、Windows 8.1のパソコンのシステムで表示される「Windows
エクスペリエンスインデックス」を見ていきます。
Windows エクスペリエンスインデックスは、Windows 8までは、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」と進んで、「システム」の項目をクリックし、「評価:Windows エクスペリエンスインデックス」の項目をクリックするなどで簡単に見ることが出来たのですが、Windows 8.1からは簡単に見れなくなっています。
Windows 8.1のWindows エクスペリエンスインデックスは、まず、スタートボタンを右クリックするなどで、「コマンドプロンプト(管理者)」を出します。
そして、コマンドラインで「C:\>c:Windows\System32\WinSAT.exe formal」を実行します。
そうすると、結果が「C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore」に保存されます。
結果は、「(日時) Formal.Assessment(Recent).WinSAT.xml」のファイルにあり、それを開くと、上の画像のようなものがファイルの最初の方に並んでいます。
これが、上の画像のような、これまでのWindows エクスペリエンスインデックスの表示に対応したものとなっており、スコアは、1.0〜9.9で表示され、表示される数が大きいほどパソコンの性能が高いということになっています。
「DELL Inspiron 3847」のWindows エクスペリエンスインデックスの数値は、これまでの表示に従うと、以下のようになります。
◎プロセッサ:7.8
◎メモリ:7.8
◎グラフィックス:5.0
◎ゲーム用グラフィックス:5.0
◎プライマリハードディスク:5.9
「DELL Inspiron 3847」の「Windows エクスペリエンスインデックス」については、「プロセッサ」、「メモリ」が高めの評価になっています。
また、「プライマリハードディスク」についても、数値としては高くないですが、これは、HDD搭載パソコンとしては普通の数値になっており、SSDにしない限りはこの数値ぐらいが上限ということになっています。
「グラフィックス」、「ゲーム用グラフィックス」については、こちらは高くない数値ですが、実際のゲームでの評価がどうなるのかを、次から見ていきます。
バイオハザード5、バイオハザード6のベンチマークテスト |
ゲーム用のベンチマークとして、まず、カプコンの「バイオハザード5」、「バイオハザード6」のパソコン版のベンチマークテストを見ていきます。
まず、「バイオハザード5」のベンチマークテストでは、快適にゲームが動作するかどうかを検証する「ベンチマークテストA」を、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定でテストすると、平均FPSが「41.8」で、「B」という評価が得られ、「一部重くなるものの、問題なく動作する」というような結果になります。
また、同じ条件で、処理能力を検証する「ベンチマークテストB」を実行すると、平均FPSが「36.4」で、「B」という評価が得られます。
よって、「DELL Inspiron 3847」は、「バイオハザード5」のような、少し前の3Dゲームの場合は、快適ではありませんが、普通にプレイが可能というような評価になります。
そして、「バイオハザード6」のベンチマークテストでは、1920×1080のデフォルトの設定でテストすると、「829」というスコアで、ランクは「D」で、動作に必要な性能は満たしていないということになります。
よって、「バイオハザード6」は、比較的最近のソフトで動作環境が少し厳しいため、「DELL Inspiron 3847」ではプレイが困難ということになります。
ただ、「バイオハザード6」は、解像度を1280×720に落とせば、ランクは「C」になり、普通のプレイは可能という評価になります。
よって、「DELL Inspiron 3847」は、「バイオハザード6」のような、比較的最近の3Dゲームをどうしてもプレイ出来ないということはなく、設定を下げればプレイすることは出来るということになります。
ファンタシースターオンライン2のベンチマークテスト |
ゲーム用のベンチマークとして、次に、「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテストを見ていきます。
「DELL Inspiron 3847」の「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテストの結果は、全てデフォルトの設定での計測で、スコアは「1926」になり、「処理負荷によっては動作が重くなるので、簡易描画設定の調整をお勧めする」というような評価になります。
そして、簡易描画設定の調整を行うと、快適に動作するという評価が得られます。
よって、「DELL Inspiron 3847」では、デフォルトの設定では「ファンタシースターオンライン2」の快適なプレイは難しいものの、設定を下げれば快適にプレイ出来るということになっています。
ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、最後に、オンラインゲーム用のベンチマークとしてよく使われる「ドラゴンクエスト10」のベンチマークテストを見ていきます。
「DELL Inspiron 3847」の「ドラゴンクエスト10」のベンチマークテストは、全てデフォルトの「標準品質」の設定で、スコアは「6049」で、「快適」という評価が得られます。
また、DQ10のベンチマークテストでは、少し設定を上げて「最高品質」の設定にしても、スコアは「4557」で、「普通」という評価が得られます。
よって、「DELL Inspiron 3847」では、DQ10などの最新のオンラインゲームも快適、または普通のプレイが十分可能ということになっています。
DELL Inspiron 3847のレビューまとめ |
デルで販売されている「DELL Inspiron 3847」は、デザインもシンプルで、万人受けするものになっており、ミニタワータイプのパソコンとしては比較的コンパクトなので、扱いやすく、お勧め出来るパソコンになっていると思います。
「DELL Inspiron 3847」は、「Graphic Pro」というネーミングも付けられていて、「グラフィックのプロ」が使うというような印象は少しハードルを上げすぎかもしれませんが、CPUやメモリーのスコアは高めで、グラフィックの性能的には、少し設定を調整すれば、3Dゲームやオンラインゲームなども遊べることから、他の安価な一般的なパソコンよりも良いものになっています。
本格的に3Dゲームをしたり、プロ並みの負荷の高いグラフィック作業を日常的に行うならば、DELLの上位のデスクトップモデルである「XPS」などがお勧めということになるのですが、そうなると、この「DELL
Inspiron 3847」が2台買えるぐらいの予算が必要ということになります。
「DELL Inspiron 3847」は、そういうモデルと違って、コストパフォーマンスを重視したモデルになっているので、値段を考えると、その性能は高い方だと思います。
また、ネットやメール、簡単な文書作成などのような、それほど負荷の高いことを行わないならば、「DELL Inspiron 3847」の性能は十分すぎるほどあり、どのような作業も快適にというほどではないものの、グラフィックソフトなども十分普通に扱える性能はあるので、グラフィックソフトを入門的に始めてみよう、あるいはそれほど重い作業を行わないのならば、このPCが十分活躍すると思います。
販売時期やモデルによって異なるかもしれませんが、Adobe Photoshop Elementsや、Adobe Premiere Elementsのソフトも標準で付属する場合があり、特にデザインに興味がなくても、追加の出費なしで、スマホで撮った写真や動画の整理などにも、このパソコンが役立つはずです。
「DELL Inspiron 3847」の価格については、元々かなりのコストパフォーマンスがあり、お買得になっていますが、DELLのオンラインストアではキャンペーンなども実施され、通常よりもさらにお得に買える場合もあるので、キャンペーンなどをチェックして購入してみるといいと思います。
購入やキャンペーンの詳細は、「DELL Inspiron 3847」のオンラインストアへどうぞ。