New Inspiron 15 7000(7548) レビュー 紹介 |
Dell New Inspiron 15 7000について |
デルで販売されている「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」のレビュー、紹介記事です。
DELLの「New Inspiron 15 7000」(7548)は、15.6インチのミドルサイズのディスプレイを搭載し、Broadwell世代(第5世代)のインテル
Core i7などの最新のCPUを選択出来るノートパソコンです。
4Kディスプレイを搭載したモデルも選択可能で、「Graphic Pro」という名前も付けられ、グラフィックに強いノートパソコンとしても販売されています。
ここでは、 DELLの「New Inspiron 15 7000」が、ノートパソコンとして、どれほどの性能があるのか、どれほどの使い勝手があるのかなどを、レビュー、紹介してみたいと思います。
DELL New Inspiron 15 7000のスペックなど |
今回レビューに使った、 「DELL New Inspiron 15 7000」(7548)のノートパソコンのスペックは、以下のようになっています。
◎OS : Windows 8.1(64bit)
◎CPU : インテル Core i7-5500U プロセッサー
◎メモリ : 16GB(8GB×2、デュアルチャネル DDR3L メモリ (1600MHz) )
◎HDD : 1TB ハードドライブ (SATA、5400回転)
◎グラフィック : AMD Radeon R7 M270 4GB DDR3
この構成を踏まえて、「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」をレビュー、紹介します。
ちなみに、今回の構成は、販売時期によってモデルは少し異なっている可能性もありますが、デルの「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」のオンラインストアの分類では、「プラチナ・4Kタッチパネル・大容量メモリ」と書かれたモデルということになります。
◎外観などの紹介、レビュー
◎キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー
◎ベンチマークテストなどの紹介、レビュー
◎まとめ
外観などの紹介、レビュー |
「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」の外観などの紹介、レビューです。
まず、このノートパソコンの外観は、上のようなものです。
色は、写真が良くないので参考程度ですが、シルバーになっており、アルミ素材が使用された、つや消しの本体なので、見た目が綺麗です。
全体的なデザインとしては、天板に「DELL」のロゴが刻まれたシンプルなもので、万人受けするクセのないデザインになっているため、デザインが気に入らないということはほぼないと思います。
よって、ビジネス用途としても、エンタメ用途としても、どのような使い道でもマッチするデザインになっています。
「DELL New Inspiron 15 7000」のサイズは、約「378mm×20mm×261mm」(幅×高さ×奥行き)で、重さは約2.2kgです。
ちなみに、「DELL New Inspiron 15 7000」は、15.6インチのノートパソコンであり、モバイル用としては販売されておらず、家などで使用するタイプのパソコンなので、大きさや重さは普通にありますが、特別大きかったり重かったりはせず、むしろ同様の一般的なノートパソコンよりも薄くて軽い方なので、たまに持ち運ぶことは無理でもないというようなサイズ感になります。
「DELL New Inspiron 15 7000」の底面は上のような感じで、
ゴム足や、吸排気口などもしっかりと設計されています。
バッテリーは、簡単に取り外せるタイプではありませんが、基本的には家などで使用するタイプのパソコンなので、通常はACアダプターを挿した状態で使うか、すぐにACアダプターが使用出来る状態で使うと思われ、その点は特に困ることはないと思います。
「DELL New Inspiron 15 7000」のACアダプターは、上の画像のようなもので、サイズ比較のためにA4のコピー用紙の上においてレビューしていますが、比較的小さなACアダプターなので、かさばることはありません。
「DELL New Inspiron 15 7000」の本体の手前の部分には、左右にスピーカーがあります。
スピーカーは、「Waves MaxxAudio Pro」というPC向けのサウンド技術によって、より良い音が出るように処理されており、一般的なノートパソコンよりも少し音は良くなっています。
「MaxxAudio Pro」用の設定が出来るソフトも用意されており、コントロールパネルなどからアクセス出来るので、自分好みの音響環境に調整することも可能です。
「DELL New Inspiron 15 7000」の本体は、手前に向かって少し細くなるようなデザインになっています。
本体の向かって左側の側面は、上のようになっており、
上の画像の左から、ACアダプター差込口、HDMI端子、USB3.0端子、ヘッドセット端子(ヘッドフォン/マイク共有端子)があります。
USB3.0端子は、PowerShareの機能付きとなっており、PCの電源がOFFの場合でも、USBデバイスを充電することが可能です。
本体の向かって右側の側面は、上のようになっており、
上の画像の左から、メディアカードリーダー、USB3.0端子、USB2.0端子、セキュリティケーブルスロットがあります。
メディアカードリーダーは、SDカードと、マルチメディアカード(MMC)に対応しています。
ちなみに、「DELL New Inspiron 15 7000」は、DVDやブルーレイなどのドライブがありません。
ドライブは、15型ぐらいのノートパソコンだと、搭載しているパソコンも多いのですが、このノートパソコンのように搭載していないパソコンも多くなって来ており、2パターンに分かれます。
搭載していないパソコンが多くなって来ているのは、最近は、オフィスソフトなどもダウンロード版が主流になっているので、その流れに沿っているということもありますが、薄くするためのデザイン性や、価格を抑えるために、そのようになっているケースも多く、「DELL
New Inspiron 15 7000」は、4Kディスプレイ搭載モデルでも、非常に安い価格で販売できているのは、まさにこのように、使用する人と使用しない人に分かれるようなものを省いているからということもあると思われます。
DVDやブルーレイなどは、USB接続するなどで外付けのドライブを使うことが出来るので、使用する場合は、それで対応することになります。
また、「DELL New Inspiron 15 7000」は、有線用のLAN端子もありません。
これもDVDやブルーレイなどと同じで、必要ならば、USB接続などの外付けのものを使うということになります。
もちろん、ネット関連については、Wi-Fi(IEEE802.11a/g/n/ac)が標準で付属しているので、通常はこちらを使用してネット接続するケースが多いと思います。
なお、通信関連としては、他には、Bluetooth 4.0、インテルWiDiなども標準で搭載されています。
キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー |
「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」のキーボード、ディスプレイなどの紹介、レビューです。
キーボード |
まず、「DELL New Inspiron 15 7000」(7548)のキーボードは、アイソレーション(浮き石型)のタイプで、現在のパソコンの標準的なキーボードが採用されています。
15.6型の中型サイズのノートパソコンということで、テンキーを付属させる仕様でもよかったと思いますが、このノートPCには、テンキーはなく、メインキーのみとなっています。
ちなみに、この点も、前述のDVDなどと同じく、コスト的なところが関係しているような感じになっています。
「DELL New Inspiron 15 7000」のキーボードの下には、タッチパッドもあり、マウス代わりに使用することが可能です。
タッチパッドは、手前のクリック部分がセパレートのボタンタイプになっていませんが、全体的に十分な大きさがあるので、普通に使いやすいと思います。
また、「DELL New Inspiron 15 7000」のキーボードは、バックライトも付いており、暗所でも使いやすくなっています。
なお、キーボードのライティングについては、設定で光らせないようにすることも可能です。
ちなみに、「DELL New Inspiron 15 7000」の電源ボタンは、キーボードの右上部分にあります。
ディスプレイ |
「DELL New Inspiron 15 7000」(7548)のディスプレイは、ノートパソコンとしては中型の15.6インチのタッチ操作対応のディスプレイですが、次の2種類が用意されています。
◎15.6インチ FHD (1920 x 1080) Truelife (LEDバックライト採用) タッチディスプレイ 広視野角付き (IPS)
◎15.6インチ 4K Ultra HD (3840 x 2160) Truelife (LEDバックライト採用) タッチディスプレイ 広視野角付き(IPS)
ディスプレイについては、「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」のオンラインストアで、注文時にどちらかのモデルを選択することになります。
「DELL New Inspiron 15 7000」については、4Kディスプレイの搭載が大きな特徴なので、それに興味を持ってこのマシンが気になっている人が多いと思いますが、フルHDの「15.6インチ FHD (1920 x 1080)」搭載モデルでも、一般的なノートPCよりも解像度が高く、またIPSの良い液晶が使用されているので、その選択でも十分な価値のあるマシンになっています。
また、価格も4Kモデルの方が当然ながら高いので、より安価で高品質なノートPCを望むならば、フルHDの「15.6インチ FHD (1920 x 1080)」搭載モデルでも十分です。
4Kの「15.6インチ 4K Ultra HD (3840 x 2160)」搭載モデルについては、高精細な写真の閲覧など、何か特別な目的を持って、使用する場合に選択するといいでしょう。
「DELL New Inspiron 15 7000」の液晶画面の色味などは、写真が良くないので上の画像は完全に参考程度ですが、特に気になる点はなく、普通のノートパソコンのディスプレイよりも綺麗です。
こちらも写真が良くないので、上の画像は完全に参考程度ですが、斜め45〜60度ぐらいから見ても、見難いことはなく、IPS液晶なので、視野角は広いです。
解像度は、フルHDだと、デスクトップは上のような表示で、
フルHDだと上のような表示になります。
文字サイズなどは設定で変更可能ですが、普通にデスクトップを使う場合は、通常は4Kだと全体的に小さくなるので、使いにくいケースも多いかもしれません。
また、ネットでは、4Kの表示に対応しているようなサイトは少なく、逆に、Yahooなどの多くのサイトは、まだフルHDのサイズにも合わせていないので、IEなどで表示すると、1920 x 1080の解像度だと上のような状態になりますが、
4Kの3840 x 2160の解像度だと、上のような状態になり、このノートPCに搭載されている液晶は綺麗なので文字が潰れて見えないということはないのですが、表示バランスが悪いのでハッキリ言って見にくいです。
これも、ブラウザの表示倍率を変えるなどで対応は可能ですが、ネットの利用などで、常時、4Kの3840 x 2160の解像度でこのマシンを使うのは不便になることが多いと思います。
4Kの「15.6インチ 4K Ultra HD (3840 x 2160)」搭載モデルでは、当然ながら、解像度を変えて、フルHDの1920 x 1080などに変更することが可能なので、4Kの必要性がない作業などのときは、解像度を下げて使用する方が使いやすいかもしれません。
ちなみに、これも当然ですが、フルHDのモデルの解像度を4Kに設定することは出来ません。
4Kモデルならば、「大は小を兼ねる」と同じように、4Kまでの様々な解像度に対応することが可能になっているため、出来ることの幅が広がるので、少しでも4Kに興味があれば、4Kモデルを選び、必要に応じて解像度を切り替えて使うのがいいと思います。
「DELL New Inspiron 15 7000」は、どちらのモデルでも、ディスプレイの上部にはカメラとマイクが用意されており、それらが必要になるソフトを使用するときでも、追加の周辺機器を購入しなくても対応可能です。
また、本体は、上の画像の角度ぐらいまで傾けることが可能なので、もし光沢の画面で反射が気になるような場合でも、見やすい位置に画面を調整することも出来ます。
ベンチマークテストなどの紹介、レビュー |
「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」のベンチマークテストを実行して、その性能をレビュー、評価してみます。
これらの結果は、ほぼデフォルト状態でのもので、ドライバなどを更新すると更に上がったり、また例外的に下がる場合もあるかもしれません。
また、ウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトもオンにした状態で、あまり無理のない自然な状態での評価になります。
ちなみに、パソコンのハードウェアは、マイナーチェンジが行われていたり、同じ型番などでも個体差があるので、ベンチマークテストの結果は参考程度にしておいて下さい。
Windows エクスペリエンスインデックス |
まず、「DELL New Inspiron 15 7000」(7548)のノートパソコンのパワーを測るベンチマークテストとしては、Windows 8.1のパソコンで表示される「Windows エクスペリエンスインデックス」を見ていきます。
Windows エクスペリエンスインデックスは、Windows 8までは、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」と進んで、「システム」の項目をクリックし、「評価:Windows エクスペリエンスインデックス」の項目をクリックするなどで簡単に見ることが出来たのですが、Windows 8.1からは簡単に見れなくなっており、コマンドプロンプトを使って計測することが必要です。
コマンドプロンプトを使って計測すると、上のようなものを結果ファイルの中で確認可能なので、
これを以前のWindows エクスペリエンスインデックスの表示でみると、以下のようになります。
◎プロセッサ:7.4
◎メモリ:7.6
◎グラフィックス:5.9
◎ゲーム用グラフィックス:5.9
◎プライマリハードディスク:5.9
今回の構成は、プロセッサがCore i7-5500U、メモリが16GBということで、それぞれ7.4、7.6になっており、ノートパソコンとしては十分に高いスコアが出ています。
プライマリハードディスクの5.9というのは、HDDの数値としては標準的なもので、SSDではない限りは大体このぐらいの数値が普通で、十分なスコアです。
グラフィックス、ゲーム用グラフィックスは、実際のゲームでどのように評価されるのかを以下で見ていきます。
ファイナルファンタジー14、ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、次に、オンラインゲーム用のベンチマークとしてよく使われる「ファイナルファンタジー14」と「ドラゴンクエスト10」のベンチマークテストを見てみます。
FF14のベンチマークテストは、通常よりも設定の高い、ノートPC版の「高品質」の1280×720の解像度で「4033」のスコアになり、「快適」という評価になりました。
また、DQ10のベンチマークテストでも、通常よりも設定の高い、最高品質の1280×720の解像度で、スコア「5175」となり、「快適」という評価になりました。
よって、「DELL New Inspiron 15 7000」のグラフィック性能は、通常のノートパソコンよりも高く、最新のオンラインゲームも高品質な設定で快適にプレイ可能なレベルにあることが分かります。
バイオハザード5、バイオハザード6のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、最後に、カプコンの「バイオハザード5」、「バイオハザード6」のパソコン版のベンチマークテストを見てみます。
まず、「バイオハザード5」のベンチマークテストでは、快適にゲームが動作するかどうかを検証する「ベンチマークテストA」を、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定でテストすると、平均FPSが「77.3」で、「A」という評価が得られ、「快適に動作します」という結果になります。
そして、同じ条件で、処理能力を検証する「ベンチマークテストB」を実行すると、平均FPSが「63.5」で、「A」という評価になります。
また、「バイオハザード6」のベンチマークテストでは、1920×1080のデフォルトの設定でテストすると、「1711」というスコアで、ランクは「C」という評価になり、こちらは、「プレイは可能なものの処理負荷によっては動作が重くなる」というような判定になります。
よって、「バイオハザード5」という少し前のHDグラフィックの3Dゲームは快適に、「バイオハザード6」という比較的発売が新しいHDグラフィックの3Dゲームは普通にプレイ可能なレベルということになります。
「DELL New Inspiron 15 7000」のレビューのまとめ |
デルで販売されている「DELL New Inspiron 15 7000」(7548)は、デザインはアルミの綺麗な本体で、クセのないものになっており、誰もが気に入って使えると思います。
ノートパソコンのスペック的には、今回レビューに使ったモデルは4Kの最上位のモデルなので、ノートパソコンとして十分に良い結果が出ています。
フルHDのモデルだと全体的に少しスペックは下がりますが、それでも一般的なこの価格帯のノートPCよりも良い結果が得られるはずで、4KとフルHDのどちらを選択しても、一般的なノートPCを購入するよりも満足度は高いはずです。
「DELL New Inspiron 15 7000」は、「Graphic Pro」という名前も付けられ、グラフィックに強いノートパソコンになっており、解像度の高い画像の閲覧や編集などに十分使えるマシンです。
ちなみに、4Kレベルの動画については、鑑賞は十分快適に可能ですが、3Dゲームのベンチマークテストのスコアがそれほどでもないため、編集はこのマシンでは厳しく、現時点では、デスクトップパソコンの最上位モデルを選択しても、快適に編集をすることは結構大変なので、4Kレベルの動画を本格的に編集作業することにはあまり向いていないと思っておいた方がいいと思われます。
ちなみに、「DELL New Inspiron 15 7000」は、販売時期やモデルによって少し異なっている可能性もありますが、Adobeの画像編集ソフトと、動画編集ソフトが無料でダウンロード入手出来るようになっています。
このため、基本的には、このマシンを買えば、デジカメで撮った高精細な画像の編集などもすぐに行えるようになっており、また、4Kレベルは厳しいと書きましたが、通常のネットに投稿するレベルの動画ならば十分に編集できるので、追加の出費もほとんどいらなくなっています。
4Kの解像度を持つディスプレイについては、デスクトップ用のものだと、それだけで安いものでも6万円ぐらいし、通常は10万円弱するので、それを考えると、「DELL New Inspiron 15 7000」の価格は、かなりお買い得価格になっているのは分かると思います。
もちろん、これまでのレビューで書いて来たように、DVDやブルーレイドライブがないなど、コスト削減が行われているところもありますが、それはレビューの通り、外付けなどで対応可能な部分であり、4Kディスプレイ搭載マシンが、この価格で手に入るのは凄いことであり、全体的な性能などを考えると、現時点ではこのマシンが4Kディスプレイ搭載のノートPCのトップであると言っていいと思いますので、特にノートパソコンで4Kコンテンツを楽しみたい人は購入を検討してみるといいと思います。
購入や詳細は、「DELL New Inspiron 15 7000シリーズ」のオンラインストアへどうぞ。