HP ENVY 17-k200 レビュー 紹介 |
はじめに |
日本ヒューレット・パッカードで販売されている「HP ENVY 17-k200」のレビュー、紹介記事です。
日本HPの「HP ENVY 17-k200」は、17.3インチの大型のディスプレイを搭載し、Broadwell世代(第5世代)のインテル Core i7という最新のCPUが搭載されたノートパソコンです。
ここでは、日本HPの「HP ENVY 17-k200」が、最新のノートパソコンとして、どれほど性能が高いのか、使い勝手がいいのかなどを、レビュー、紹介してみたいと思います。
構成など |
今回レビューに使った、日本HPの「HP ENVY 17-k200」のノートパソコンのスペックは、以下のようになっています。
◎OS : Windows 8.1(64bit)
◎CPU : インテル Core i7-5500U プロセッサー(2.40-3.00GHz/4MBキャッシュ)
◎メモリ : 16GB(DDR3L、1600MHz)
◎HDD : 256GB SSD(SATA M.2接続) + 1TB ハードドライブ(5400回転)
◎グラフィック : NVIDIA GeForce GTX 850M グラフィックス
この構成を踏まえて、日本HPの「HP ENVY 17-k200」をレビュー、紹介します。
◎外観などの紹介、レビュー
◎キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー
◎ベンチマークテストなどの紹介、レビュー
◎レビューまとめ
外観など |
「HP ENVY 17-k200」の外観などの紹介、レビューです。
まず、このノートパソコンの外観は、上のようなデザインです。
「HP ENVY 17-k200」の本体の色はシルバーで、パームレストにアルミ合金が使用されていることもあって、全体的に高級感のある外観になっています。
よって、年齢、性別を問わずに持てるカラーリングになっているので、この点は非常に買いやすいものになっていると思います。
「HP ENVY 17-k200」の色以外のデザインとしては、まず、天板の中央に「HP」のロゴがあります。
天板の表面はツルツルの光沢仕様でないので、指紋が目立ちにくく、見た目を綺麗に保てると思います。
ちなみに、「HEWLETT PACKARD」のロゴは、背の部分にも入っています。
さらに、「HP ENVY 17-k200」の本体は、角の部分が流線形になっているなど、見た目が美しくなるようなデザインも取り入れられています。
「HP ENVY 17-k200」の背面は、天板と同じシルバーの色で、裏面を見ることはほとんどないと思いますが、見た目の統一感もあり、良いデザインです。
機能面では、底面には、サブウーファーなども搭載されています。
なお、上の画像の白い部分はシールなので、実際の製品に付いているものではありません。
「HP ENVY 17-k200」の背面の上の黒い部分はバッテリーが内蔵されているスペースになっていて、このノートパソコンは、バッテリーを自分で簡単に取り外すことも可能です。
ただ、「HP ENVY 17-k200」は、17.3インチの大型のディスプレイを搭載したノートパソコンで、通常は机の上などに据え置いて使うはずなので、モバイルPCとは異なり、予備のバッテリーに取り換えたりするようなケースはほとんどないかもしれません。
「HP ENVY 17-k200」は、通常は、ACアダプターに繋いだ状態で使うことが多いかもしれませんが、そのACアダプターも上の画像のように、A4のコピー用紙と比べてみると分かるように、比較的小さなものなので、設置スペースも小さく、また、持ち運びも簡単にできるものになっています。
「HP ENVY 17-k200」の大きさ(幅×奥行き×高さ)は、約422mm×281mm×29.5mm(最薄部)〜32.2mm(最厚部)です。
重さは、約2.88kgです。
「HP ENVY 17-k200」の本体の向かって左側の側面は、上の画像のようなもので、
左から、「ACアダプター差込口」、「セキュリティロックケーブル用スロット」、LANケーブルなどを挿す「ネットワークポート」(RJ-45)、
「通気孔」、「HDMI出力端子」、「USB3.0端子」×2、「SDカードスロット」が搭載されています。
USB3.0端子は、1つは、電源オフ時のUSBチャージ機能にも対応しています。
SDカードスロットは、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードに対応します。
「HP ENVY 17-k200」の本体の向かって右側の側面は、上の画像のようなもので、
左から、「電源インジケーター」、「HDDインジケーター」、「ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート」、「USB3.0端子」、
「DVD 又は Blu-ray ドライブ」が搭載されています。
よって、「HP ENVY 17-k200」は、通常必要になる接続端子などは全て揃っているということになっています。
ちなみに、最近はPCソフトもネットからのダウンロード版で提供されることが多くなって来ているので、このノートパソコンのような17型クラスでも、DVDやブルーレイのドライブがないものも普通にありますが、「HP ENVY 17-k200」は、どのモデルでもDVDドライブが標準で付属し、上位モデルならば、DVD機能もあるブルーレイドライブが付属します。
よって、「HP ENVY 17-k200」は、大画面のノートPCでもあるので、DVDソフトやブルーレイソフトの鑑賞用のマシンとしてもかなり活用できると思います。
「HP ENVY 17-k200」の接続関連のものとしては、他には、Bluetooth4.0、Wi-Fi(IEEE802.11ac/a/b/g/n)も標準で搭載されており、無線LANはacなどにも対応するので、自分の使用する回線や無線機器の対応にもよりますが、高速なネット接続をすることも可能です。
なお、電源ボタンは、本体の内側の左上にあります。
キーボード、ディスプレイなどのレビュー |
「HP ENVY 17-k200」のキーボード、ディスプレイなどの紹介、レビューです。
キーボード |
「HP ENVY 17-k200」のキーボードは、アイソレーション型の最近の一般的なキーボードになっており、
テンキーも付いた、日本語のフルキーボードです。
タイピングの時にキーが滑るようなこともなく、ノートパソコンとしては普通に打ちやすいキーボードだと思います。
「HP ENVY 17-k200」のキーボードの左側、
右側は上の画像のようになっていて、デスクトップ用のキーボードと比べると、矢印キーなど小さいものもあり、少し慣れは必要ですが、ノートパソコン用のキーボードとしては特殊なものにはなっておらず、普通に使いやすいと思います。
ちなみに、キーピッチは約18.7mm×18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。
キーボードのF1からF12までのキーは、標準では、Fnキーを押さない状態ではメディアコントロールなどに割り当てられていますが、これはBIOSの設定などで変更可能です。
「HP ENVY 17-k200」には、「HP コントロールゾーン トラックパッド」という、少し特殊なタッチパッドも付いています。
「HP コントロールゾーン トラックパッド」は、基本的には通常のノートPCに付属するタッチパッドと同じですが、左右の色が少し違う部分を指先で操作することで、Windows8.1のチャームバーを呼び出すことなどが可能になっています。
また、「HP コントロールゾーン トラックパッド」によるタッチ操作は、付属のソフトで、その操作内容を設定したり、CGで動きを確認したりすることも出来ます。
キーボードの左下の部分には、指紋認証機能もあり、ビジネス用途などで、セキュリティを向上させることなどにも使えます。
ちなみに、指紋認証の機能は、全く使わないことも可能です。
ディスプレイ |
まず、「HP ENVY 17-k200」に搭載されるディスプレイは、2種類あり、以下のどちらかのディスプレイになります。
◎17.3インチワイドHD+ブライトビュー・ディスプレイ(1600×900/最大1677万色)
◎17.3インチワイドフルHD非光沢・ディスプレイ(1920×1080/最大1677万色)
どちらになるかは、「HP ENVY 17-k200」のHP Directplusのページで、モデルを選択するときに決めることになります。
両者の一番の違いは解像度で、普通のHD解像度(1600×900)か、フルHDの解像度(1920×1080)かの違いとなっているので、自分の用途などに合わせて選ぶといいでしょう。
予算が大きく超えることがないならば、「17.3インチワイドフルHD非光沢・ディスプレイ(1920×1080/最大1677万色)」という、フルHDのモデルを選んでおくといいと思います。
ちなみに、今回レビューに使用しているのも、フルHDの液晶になります。
「HP ENVY 17-k200」のディスプレイは、液晶画面の色味などは、写真が良くないので参考程度ですが、一般的なノートパソコンのディスプレイという感じです。
使用されている液晶の種類は明らかにされていないものの、IPS液晶などではないと思われることから、液晶は特別きれいなものではありませんが、特に気になる点はありません。
視野角も普通のディスプレイということで、良くはないですが、17.3インチの大型ノートPCなので、通常は据え置いて正面から見るはずで、このあたりは特に気になることはないと思います。
「HP ENVY 17-k200」の液晶画面は、上の写真ぐらいまで倒せるので、見やすい位置に無段階に調整可能です。
画面の上の部分には、「HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)」というカメラや、マイクなども搭載されているので、それらを使うアプリケーションなどにおいて、追加の周辺機器を購入することなく楽しめます。
ベンチマークテストなど |
「HP ENVY 17-k200」のベンチマークをテストして、その性能をレビュー、評価してみます。
これらの結果は、ほぼデフォルト状態でのもので、ドライバなどを更新すると更に上がったり、また例外的に下がる場合もあるかもしれません。
また、ウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトもオンにした状態で、あまり無理のない自然な状態での評価になります。
ちなみに、パソコンのハードウェアは、マイナーチェンジが行われていたり、同じ型番などでも個体差があるので、ベンチマークテストの結果は参考程度にしておいて下さい。
Windows エクスペリエンスインデックス |
まず、「HP ENVY 17-k200」のノートパソコンのパワーを測るベンチマークテストとしては、Windows 8.1のパソコンのシステムで確認出来る「Windows エクスペリエンスインデックス」を見ていきます。
Windows エクスペリエンスインデックスは、Windows 8までは、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」と進んで、「システム」の項目をクリックし、「評価:Windows エクスペリエンスインデックス」の項目をクリックするなどで簡単に見ることが出来たのですが、Windows 8.1からは簡単に見れなくなっており、コマンドプロンプトを使って計測することが必要です。
コマンドプロンプトを使って計測すると、上のようなものを結果ファイルの中で確認可能なので、
これを以前のWindows エクスペリエンスインデックスの表示でみると、以下のようになります。
◎プロセッサ:7.4
◎メモリ:7.6
◎グラフィックス:5.9
◎ゲーム用グラフィックス:5.9
◎プライマリハードディスク:8.1
「プロセッサ」は、最新のCore i7が搭載されているので高い評価になっています。
「メモリ」も、16GB搭載ということで、ノートパソコンとしてはかなり高い評価です。
「グラフィックス」、「ゲーム用グラフィックス」は、今回レビューに使ったPCは、NVIDIA GeForce GTX 850Mを搭載しているので、普通のノートパソコンよりも高い数値になっています。
これについては、グラフィックが関係するゲームなどの評価が実際にどうなっているのかという点は後述します。
「プライマリハードディスク」は、今回は、「256GB SSD(SATA M.2接続) + 1TB ハードドライブ(5400回転)」という上位のモデルなので、スコアは非常に高いです。。
通常モデルの「1TB ハイブリッド・ハードドライブ (8GBフラッシュメモリ内蔵 / 5400回転)」の場合は、スコアは5.9ぐらいになり、これが一般的なパソコンの数値になります。
ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト |
ゲーム用のベンチマークテストとして、まず、PC版の「ドラゴンクエスト10」を見てみます。
ベンチマークテストは、デフォルトの標準品質の1280×720の解像度で、スコア「6366」、「快適」という評価になりました。
よって、「HP ENVY 17-k200」では、PC版の「ドラゴンクエスト10」を快適にプレイ可能です。
ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、次に、ゲーム用としてよく使われ、「新生」として新展開が行われる「ファイナルファンタジー14」のベンチマークテストを見てみます。
FF14のベンチマークテストは、ノートPC版の「高品質」の1280×720の解像度で「6489」のスコアになり、「とても快適」という評価になりました。
よって、「ファイナルファンタジー14」は、このノートPCで非常に快適にプレイ可能になっており、「HP ENVY 17-k200」は、FF14や前述のDQ10といった、最近のMMORPGも快適にプレイ出来るマシンということになっています。
バイオハザードのベンチマークテスト |
ベンチマークとして、最後に、カプコンの「バイオハザード5」のパソコン版のベンチマークテストを見てみます。
バイオハザード5のベンチマークテストはモードが2種類用意されており、1枚目の画像は快適に動作するかどうかを検証する「ベンチマークテストA」のもの、2枚目の画像は処理能力を検証、評価する「ベンチマークテストB」のものです。
「HP ENVY 17-k200」の今回の構成における、バイオハザード5のベンチマークテストでは、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定で、平均FPSが「87.0」と「50.3」となっており、「A」と「B」という結果になりました。
バイオハザード5のベンチマークテストは、S、A、B、C、D・・・というランクがあり、Sに近づくほど快適にプレイ出来るパソコンということになっていて、今回の構成では「快適に動作します」というような結果です。
バイオハザードのベンチマークテストについては、最新のナンバリングタイトルである「バイオハザード6」のものもあります。
「バイオハザード6」の方は、5よりも動作環境が厳しく、必要スペックが上がっており、5よりも通常は評価が下がるのですが、それでも、全てデフォルトの1920×1080の設定で「B」の「標準的な動作」という評価になっています。
よって、「HP ENVY 17-k200」の今回の構成では、「バイオハザード6」のPC版も普通にプレイ可能です。
ということで、「HP ENVY 17-k200」のグラフィック関連のレビューについては、デスクトップのゲーム向きのパソコンほど、ゲーム関連で良いスコアは出ませんが、「HP
ENVY 17-k200」は、どのモデルも「NVIDIA GeForce」が搭載されているので、ノートパソコンとしては、標準よりも高めのスコアが出ており、このパソコンがあれば、3Dゲームなども十分に遊べることが分かる結果になっています。
レビューまとめ |
日本ヒューレット・パッカードで販売されている「HP ENVY 17-k200」は、これまでのレビューで見て来たように、シルバーの綺麗な本体で、アルミ合金が使われたり、流線形が取り入れられたりするなどで高級感もあり、デザインは良いと思います。
また、「HP ENVY 17-k200」のノートパソコンとしての性能は、キーボードや画面なども、このクラスのマシンとしては十分で、そのパワーも、3Dゲームなどを快適に遊べるレベルなので、ネットやメール、文書作成など、日常的な利用で困る部分はないと思います。
そして、「HP ENVY 17-k200」には、CyberLinkの各種メディアソフトも付属しており、
画像や動画の編集など、自分の好みのソフトを使用すればいいのですが、特に何もソフトを持っていなくても、このマシンだけである程度のことは出来るようになっていて、そういった意味でも使い勝手はいいと思います。
また、サブウーファーも用意された、BeatsAudioのデュアルスピーカーが搭載されているなどの音へのこだわりや、IEEE802.11ac/a/b/g/nに対応し、高速なネット環境を提供するなどの、細かなところへの配慮もあるので、満足度は他の一般的なノートパソコンよりも高いと思われます。
「HP ENVY 17-k200」は、HP Directplusのオンラインストアで、注文時にメモリを増やすことも可能なので、予算などに合わせて、好きなモデルの選択やカスタマイズを行って、自分好みの価値あるパソコンを購入出来るというところも、このマシンを購入するメリットになっているので、ぜひ購入を検討してみるといいと思います。
HP ENVY 17-k200」の購入、詳細はこちらへ(HP Directplus)