HP ENVY Ultrabook 4-1100 レビュー 紹介 |
はじめに |
日本ヒューレット・パッカードで販売されている「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のレビュー、紹介記事です。
日本HPの「HP ENVY Ultrabook 4-1100」は、14.0インチの比較的大きなディスプレイを搭載し、Ivy Bridge世代(第3世代)のインテル
Core i5という最新のCPUが搭載されたノートパソコンです。
また、「ウルトラブック」の規格にも該当し、大きな画面で、高機能でありながら、薄型軽量化が実現されているノートPCになっています。
ここでは、日本HPの「HP ENVY Ultrabook 4-1100」が、ノートパソコンでありながら、どれほど性能が高いのか、使い勝手がいいのかなどをレビュー、紹介してみたいと思います。
ちなみに、このノートパソコンは、「ウルトラブック」として販売されているので、ゲーム向きでは全くありませんが、そのような中でも、どこまでゲームがプレイ出来るかという、オンラインゲームユーザー、パソコンゲームユーザーも参考になる形でのレビュー、紹介記事になっています。
構成など |
今回レビューに使った、日本HPの「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のノートパソコンのスペックは、モデルで言うと「HP ENVY
Ultrabook 4-1108TU スタンダードモデル(C5H21PA) ブラック/シルバー」で、以下のようになっています。
◎OS : Windows 8(64bit)
◎CPU : インテル Core i5-3317U プロセッサー(1.70GHz, 最大2.60GHz, 3MB L3キャッシュ)
◎メモリ : 4GB(PC3-12800 (1600MHz) )
◎HDD、SSD : 32GB SSD (mSATA) + 500GB ハードドライブ(シリアルATA、5400rpm)
◎グラフィック : インテル HDグラフィックス4000(プロセッサーに内蔵)
この構成を踏まえて、日本HPの「HP ENVY Ultrabook 4-1100」をレビュー、紹介します。
◎外観などの紹介、レビュー
◎キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー
◎ベンチマークテストなどの紹介、レビュー
◎カスタマイズ、注文のオプション、モデルなどの紹介、レビュー
◎まとめ
外観など |
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」の外観などの紹介、レビューです。
まず、このノートパソコンの外観は、上のようなものです。
色は、まず、上の「ブラック/シルバー」と呼ばれる、黒とシルバーのツートンカラーが用意されています。
「ブラック/シルバー」は、天板、側面、裏側が黒色で、キーボードや画面などのある内側がシルバーになっています。
また、「ブラック/レッド」と呼ばれる、黒と赤のツートンカラーも用意されています。
「ブラック/レッド」は、天板と、キーボードや画面などのある内側が黒色で、
側面、裏面が赤色になっています。
ちなみに、写真が良くないので、上の画像では真っ赤に見えるかもしれませんが、このノートPCの赤色は、側面も裏面も、真っ赤というよりは赤紫っぽい、少し暗い赤色になっていて、派手さはなく、高級感のある感じになっています。
なお、今回は、以下では基本的には「ブラック/シルバー」の本体写真でレビューをしています。
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」の天板は、どちらの色もアルミ素材が使われています。
裏面は、ゴム素材が使われていて、これにより、手に持った時に滑りにくくなっていて、ウルトラブックとして外で持って使うようなときにも、しっかりと持てるように工夫がなされています。
天板の下の部分には、「HP」のロゴが入れられており、
また、背の部分には、「HEWLETT・PACKARD」の文字も入っています。
本体を開くと、上のような感じで、サイズ(幅×奥行き×高さ)は、340×236×19.8mm(最薄部)〜22.0mm(ゴム足部を含む)です。
重さは、約1.77kgです。
約1.77kgという重さは、モバイルPCとして持ち運べる重さの上限ぐらいの数値で、十分持ち運べる重さではありますが、毎日、学校や仕事用として持ち運んで使うのには少し厳しい重さです。
よって、毎日持ち運んで使うPCとしてではなく、普段は家で使い、週に何回か、あるいは何か特別な用事のときに持ち運ぶPCとして使うのがお勧めです。
バッテリー稼働時間は、動作環境、使用するアプリケーション、電源管理設定などのシステム設定により変動することになっていますが、HPによる紹介では約8時間となっていて、通常、一日外で使うぐらいは十分に持つ稼働時間になっています。
ちなみに、ウルトラブックではこれが普通ですが、この「ENVY 4-1100」は、ユーザーが着脱出来るタイプのバッテリーにはなっていないので、外に予備用のバッテリーを持って行くというような使い方は出来ません。
よって、もし外で長時間使いたい場合は、ACアダプターを持って行くことになります。
「ENVY 4-1100」のACアダプターは、上のようなもので、65WのACアダプター(動作電圧:100-240VAC、動作周波数:50-60Hz、約260g、46×108×30mm
(突起部・コード含まず) )となっていて、上の画像では、大きさ比較のためA4サイズのコピー用紙の上に載せています。
上の画像からも分かるように、ACアダプターは小さくてコンパクトで、コード類も長過ぎず短すぎずで、比較的コンパクトに収まっていると思います。
「ENVY 4-1100」の本体の向かって左側の側面は、上のようになっており、
「LANケーブルなどを挿すネットワークポート(RJ45)」、「HDMI端子」、「USB3.0端子」×2、
SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード、マルチメディアカードを利用出来る「2in1メディアスロット」、「HDDアクセスランプ」、「電源ランプ」が並んでいます。
「HP ENVY 4-1100」の本体の向かって右側の側面は、上のようになっており、
「セキュリティロックケーブル差込口」、
「マイク入力」、「ヘッドフォン・ラインアウト出力」、「USB2.0端子」、「ACアダプター差し込み口」が並んでいます。
ちなみに、ウルトラブックではこれが標準的な仕様になっていますが、この「HP ENVY 4-1100」も、DVDやブルーレイドライブは搭載していないので、DVDディスクやブルーレイディスクを使用する場合は、外付けのドライブを使用することになります。
「HP ENVY 4-1100」は、USB3.0端子も付いているので、USB3.0に対応する高速なドライブも使用可能です。
接続関連のものとしては、他には、Bluetooth4.0も標準で搭載されているので、対応の機器を使えば、USB接続などを行わずに、マウスなどの周辺機器を使うことが可能です。
また、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)も標準装備で、オン、オフの切り替えも可能です。
「HP ENVY 4-1100」は、放熱や吸排気のための穴が側面になく、背面、裏側にある形になっています。
「HP ENVY 4-1100」は、ネット閲覧や、簡単な文書作成ぐらいでは、動作音、騒音などは、感じ方の個人差はありますが、ほぼ感じず、かなり静かです。
具体的には、ネット閲覧や、簡単な文書作成ぐらいの負荷が低い状態ならば、パソコンの動作音は34〜36デシベル程度で、少し負荷が高い状態になるとプラス2デシベル程度の動作音になります。
ただ、3Dの高負荷なゲームなどをプレイすると、、背面、裏側にある放熱や吸排気のための穴からファンの音が大きく聞こえ、場合によっては、45〜48デシベル程度の動作音になります。
これは、少しうるさく感じられるレベルになるので、人によっては気になると思います。
ちなみに、今回のデータの測定環境下における任天堂のWiiの平常時の動作音は34デシベル程度で、ゲームディスクをWiiに入れてドライブを回転させているときの動作音が44デシベル程度になっているので、任天堂のWiiを持っている場合は動作させてみて、前述の動作音のデシベルがどの程度の音なのかということの参考にしておいて下さい。
ただ、少しうるさく感じられるレベルが続くのは、3Dの高負荷なゲームをプレイし続けている場合などなので、通常、そのような場合は、音を出してプレイしているはずで、動作音はその音に消されてなくなるので、実際には、気になることはないかもしれません。
なお、ファンの動作が増えるということは、発熱が多くなるということでもあるので、本体の「熱さ」が気になる人もいるかもしれませんが、「HP ENVY
4-1100」は、3Dの高負荷なゲームをしばらくプレイしても、CPU温度などは上の画像程度で、実際に本体を触っても、少し温く感じるものの、熱いというほどの表面温度にはなりません。
よって、手持ちしたり、膝の上に置いたりして使用しても特に問題は生じません。
キーボード、ディスプレイなど |
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のキーボード、ディスプレイなどの紹介、レビューです。
まず、「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のキーボードは、最近、各メーカーのパソコンで採用されることが多い、「アイソレーション」とも呼ばれる「浮き石型」のキーボードが搭載されています。
「浮き石型」のキーボードは、キーの1つ1つが独立した配置になっており、人にもよりますが、一般的には慣れれば打ちやすいキーで、この「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のキーボードも、ノート用のキーボードとしては打ちやすいものになっています。
「ENVY 4-1100」のキーボードの左側、
右側は上のようになっていて、「ウルトラブック」なのでテンキーは付いていませんが、日本語の標準キーボードが搭載されています。
「ENVY 4-1100」のキーボードは、F1からF12までのキーが「ファンクションボタン」になっており、液晶の明るさの調整、音量の調整、無線LANのオンオフなどが行えるようになっています。
F1からF12の本来の機能を使うためには、「Fnキー」と同時押しする必要があり、使用頻度の問題だと思いますが、普通にF1からF12のキーを多用している人にとっては、これは使いにくいものです。
ただ、これについては、BIOSの設定などで無効化することが可能なので、使いにくいと感じたら、購入後、設定を変えるようにするといいでしょう。
「ファンクションボタン」の無効化は、まず、パソコン起動時に、F10を押し、BIOSの設定画面に入ります。
次に、「System Configuration」のタブに切り替え、「Action Keys Mode」でエンターキーを押し、「Disabled」にします。
「Exit」タブに切り替え、「Exit Saving Changes」でエンターキーを押し、「Yes」で再起動します。
そして、以上を行うと、F1からF12までのキーが本来の機能になり、液晶の明るさの調整、音量の調整などが「Fnキー」を押して使用する形式になります。
「ENVY 4-1100」には、キーボードの手前に、上のようなタッチパッドも付いています。
このタッチパッドは、ピンチやズーム操作なども行える、タッチ・ジェスチャーに対応した「イメージパッド」というものです。
サイズは比較的大きめで、横線より下の部分は、マウスのボタン代わりにもなります。
ただ、タッチ操作は良好ですが、ボタン部分は2ボタンに分かれていないので、操作には少し慣れが必要かもしれません。
ちなみに、タッチパッドの機能は、簡単にオンオフを切り替えることが出来るので、マウスを使うなどで必要がないならば機能を切っておくことができ、また、誤入力してしまうことも防げます。
本体のパームレスト部分には、「ウルトラブック」であることを示すロゴなどもあります。
これらは、シールなので、不要ならば簡単に剥がすことが出来ます。
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のディスプレイは、「14.0インチワイドHDウルトラクリアビュー・ディスプレイ(1366×768/最大1677万色)」で、上のようなものです。
14.0インチワイドの画面に、ノートPCやウルトラブックでは標準的な1366×768の解像度になっており、文字も大き過ぎず小さ過ぎずで見やすいと思います。
液晶画面の色味などは、写真が良くないので参考程度ですが、特に気になる点はなく、一般的なノートパソコンのディスプレイという感じです。
HDの画像だと上のような感じで、
これも写真が良くないので、参考程度ですが、斜め45〜60度ぐらいから見ても、極端に見にくくなるということはなく、視野角もそれなりにあります。
ちなみに、液晶画面の上には、「HP TrueVision HD Webcam」というカメラも搭載されていて、約92万画素あるカメラを使って、写真を撮ったり動画を撮影したりすることも可能です。
ベンチマークテストなど |
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のベンチマークをテストして、その性能をレビュー、評価してみます。
これらの結果は、ほぼデフォルト状態でのもので、ドライバなどを更新すると更に上がったり、また例外的に下がる場合もあるかもしれません。
また、ウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトもオンにした状態で、あまり無理のない自然な状態での評価になります。
ちなみに、パソコンのハードウェアは、マイナーチェンジが行われていたり、同じ型番などでも個体差があるので、ベンチマークテストの結果は参考程度にしておいて下さい。
Windows エクスペリエンスインデックス |
まず、HPの「ENVY 4-1100」のノートパソコンのパワーを測るベンチマークテストとしては、ベンチマークとは少し違いますが、Windows
8のパソコンのシステムで表示される「Windows エクスペリエンスインデックス」を見ていきます。
Windows
エクスペリエンスインデックスは、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」と進んで、「システム」の項目をクリックし、「評価:Windows
エクスペリエンスインデックス」の項目をクリックすると見ることが出来ます。
Windows 8の「Windows エクスペリエンスインデックス」のスコアは、1.0〜9.9で表示され、表示される数が大きいほどパソコンの性能が高いということになっています。
「ENVY 4-1100」の、この構成でのWindows エクスペリエンスインデックスの数値は以下のようになっています。
◎プロセッサ:6.9
◎メモリ:5.9
◎グラフィックス:4.8
◎ゲーム用グラフィックス:6.2
◎プライマリハードディスク:5.9
「プロセッサ」、「ゲーム用グラフィックス」が高めの評価、「メモリ」、「グラフィックス」、「プライマリハードディスク」が普通という感じの評価になっています。
ちなみに、「メモリ」は、今回は4GBなので、このあたりが普通で、また、「プライマリハードディスク」については、SSDのみの構成にしない限りはこの辺りが一般的なHDDの上限の数値になっていて、特に悪いものではありません。
ファイナルファンタジー11のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、次に、特にゲーム用に特化したものとしてよく用いられる、スクウェア・エニックスのオンラインゲームであるファイナルファンタジー11のベンチマークテストを見ていきます。
スクウェア・エニックスのファイナルファンタジー11のベンチマークテストはこちらからダウンロードすることが出来ます。
「ENVY 4-1100」の、この構成でのFF11のベンチマークテストの結果(SCORE)は、Lowモードで約「6115」という結果になりました。
Lowモードで約「6115」という結果は、「とてとて」のPCという公式認定になっており、「FINAL FANTASY XI for Windowsをデフォルト状態でとても快適に動作させることができるマシンだと予想されます」という判定です。
よって、「ENVY 4-1100」では、FF11はとても快適にプレイ可能になっています。
ちなみに、ファイナルファンタジーについては、少し前にサービスが開始された「ファイナルファンタジー14」のベンチマークテストもありますが、こちらはLowモードで「848」という結果になりました。
FF14のベンチマークテストは、1500未満は動作困難という判定になっているので、このノートパソコンでは動作しません。
なお、FF14は、かなりハイスペックなデスクトップPCでも十分快適なプレイが出来るという判定を得るのが難しくなっているので、FF14を快適にプレイしたい場合は、ノートパソコンではなく、「h9-1390」などの高性能なデスクトップパソコンの購入をお勧めしておきます。
モンスターハンター フロンティアオンラインのベンチマークテスト |
次は、カプコンの「モンスターハンター フロンティアオンライン」のベンチマークテストの紹介、レビューです。
カプコンのモンスターハンター フロンティアオンライン(MHF)のベンチマークテストはこちらからダウンロードすることが出来ます。
「ENVY 4-1100」の、この構成でのMHFのベンチマークテスト第3弾(大討伐)の結果(SCORE)は、デフォルトのフルスクリーンモードの1280×720の解像度での判定で、約「1888」という結果になりました。
モンスターハンター フロンティアオンラインのベンチマークテストの結果についての明確な指標は示されていませんが、一般的には、スコア約「2500」以上で、デフォルトの設定で普通に動作し、スコア約「5000」以上あれば、デフォルトの設定でそれなりに快適に動作するとみられています。
よって、今回のこの構成では、デフォルトの設定では少し重くなる動作になると思われるので、ゲームクライアントの「オプション」>「設定」のパフォーマンスを少し緩くしてプレイする形になります。
これにより、どれほど動作が変わるのかは、次の「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテストの結果が参考になると思います。
モンスターハンター フロンティアオンラインのベンチマークテスト |
次は、少し前にサービスが開始された、セガの「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークを見てみます。
セガの「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテストは、こちらからダウンロード可能です。
「ENVY 4-1100」の、この構成でのPSO2のベンチマークテストの結果(SCORE)は、全てデフォルトの1280×720のウインドウモードの設定による判定で、「470」という結果になりました。
この結果は、「処理負荷によっては動作が重くなりますので、簡易描画設定の調整をお勧めいたします」という内容なので、デフォルトの設定では、少し動作が重いということになっています。
そして、デフォルトの設定ではなく、テクスチャやシェーダー、簡易描画設定を一番緩くすると、約「3500」という結果になり、「標準的な動作が見込めます」ということになります。
よって、デフォルトの高負荷なグラフィック設定では動作が重くなりますが、設定を緩めると、標準的なプレイが十分可能ということになっています。
バイオハザード5のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、最後に、カプコンの「バイオハザード5」のパソコン版のベンチマークテストを見てみます。
カプコンの「バイオハザード5」のベンチマークテストはこちらからダウンロードすることが出来ます。
「ENVY 4-1100」の、この構成でのバイオハザード5のベンチマークテストでは、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定で、平均FPSが約「30」で、「B」という結果になりました。
バイオハザード5のベンチマークテストは、S、A、B、C、D・・・というランクがあり、Sに近づくほど快適にプレイ出来るパソコンということになっていて、「ENVY 4-1100」の、この構成での「B」という結果は、「一部動作が重くなりますが、問題なく動作します」という公式評価になっています。
バイオハザード5のベンチマークテストはモードが2種類用意されており、上の画像は快適に動作するかどうかを検証する「ベンチマークテストA」のものです。
処理能力を検証、評価する「ベンチマークテストB」については、同じように、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定で、平均FPSが約「22」で、「C」という結果になり、こちらも少し動作が重くなるというような結果です。
バイオハザード5は、PS3やXbox 360といったHD画質のゲーム機で出されているゲームですが、このPC版は、PS3版やXbox 360版よりも更に画質がハイクオリティーになっています。
よって、このノートパソコンは、ウルトラブックでありながら、PS3やXbox 360といったHDゲーム機を超えるクオリティーのゲームも、動作が一部重いものの、プレイ可能ということになります。
カスタマイズ、注文のオプション、モデルなど |
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」の注文時のカスタマイズ、オプション、モデルに関する紹介、レビューです。
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」のオンラインストアの注文画面に表示される、主要な注文オプションについてみていきます。
モデル |
まず、「HP ENVY Ultrabook 4-1100」は、HPのデスクトップパソコンなどと違い、注文画面で選べるオプションがほぼなく、「ウルトラブック」の規格に適合させるという意味でも、スペックがほぼ固定されたノートパソコンとして販売されています。
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」は、販売時期によって少し異なる可能性もありますが、
◎HP ENVY Ultrabook 4-1109TU スタンダードモデル(C5H22PA) ブラック/レッド
◎HP ENVY Ultrabook 4-1108TU スタンダードモデル(C5H21PA) ブラック/シルバー
◎HP ENVY Ultrabook 4-1110TU パフォーマンス・オフィスモデル(C5H23PA) ブラック/レッド
の3モデルが販売されています。
上の2つの
◎HP ENVY Ultrabook 4-1109TU スタンダードモデル(C5H22PA) ブラック/レッド
◎HP ENVY Ultrabook 4-1108TU スタンダードモデル(C5H21PA) ブラック/シルバー
の違いは、色の違いのみで、「ブラック/レッド」と「ブラック/シルバー」のどちらが良いかは色の好みで選択すればいいでしょう。
上の2つと、下の1つの
◎HP ENVY Ultrabook 4-1110TU パフォーマンス・オフィスモデル(C5H23PA) ブラック/レッド
の違いは、下の「HP ENVY Ultrabook 4-1110TU パフォーマンス・オフィスモデル」の方は、マイクロソフトの「Office」のソフトが付いており、メモリが4GBではなく8GBになっているというところになります。
また、下の「HP ENVY Ultrabook 4-1110TU パフォーマンス・オフィスモデル」の色は、「ブラック/レッド」のみです。
よって、「Office」のソフトと、メモリが多い方が良いということであれば、「パフォーマンス・オフィスモデル」を選ぶといいですが、そうではない場合は、「スタンダードモデル」のどちらかの色を選び、注文画面に進むことになります。
以下では、注文画面の主要な項目を紹介、レビューします。
OS(オペレーティングシステム) |
OS(オペレーションシステム)は、
◎Windows 8(64bit)
が搭載されています。
Windows 8は、事前の評判通り、これまでのWindowsの操作に慣れている場合は、操作性が変わっているため、あまり使いやすいものではないのですが、起動が速くなっていたり、ソフトもWindows
7で動いていたものがほとんどそのまま動き、互換性やシステムの安定性に優れているなどのメリットの部分も多くあるOSになっています。
ちなみに、Windows 8は、今後、スタートボタンの復活や、「デスクトップ」画面への直接起動などが出来るようになると、評判は良くなると思われますが、現在でも、非公式なソフトでそういう操作性を実現させるものがあるので、もし不満があるようならばそういうものを使ってこれまでの操作性に近いようにすることも一応可能です。
CPU(プロセッサー) |
CPU(プロセッサー)は、
◎インテル Core i5-3317U プロセッサー (1.70-2.60/3)
が搭載されています。
インテル Core i5-3317U プロセッサーは、最新の第3世代のインテル Core i5プロセッサーであり、ウルトラブックには、このCPUが搭載されているものが多くなっています。
ディスプレイ |
ディスプレイは、
◎14.0インチワイドHDウルトラクリアビュー・ディスプレイ
が搭載されています。
ディスプレイについてのレビューは、前述の通りで、前述の写真では分かりにくいですが、グレアタイプ(光沢タイプ)になっており、見た目もきれいです。
ボディカラー |
ボディカラーは、前述の通り、
◎HP ENVY Ultrabook 4-1109TU スタンダードモデル(C5H22PA) ブラック/レッド
◎HP ENVY Ultrabook 4-1108TU スタンダードモデル(C5H21PA) ブラック/シルバー
◎HP ENVY Ultrabook 4-1110TU パフォーマンス・オフィスモデル(C5H23PA) ブラック/レッド
のモデルによって違い、2色用意されています。
ちなみに、ツートンカラーのウルトラブックはあまりないので、個性もあって、どちらの色も男女問わず持てる色になっています。
メモリ |
メモリは、
◎4GB(4096MBx1)
が搭載されています。
「ENVY 4-1100」のメモリは、 PC3-12800 (1600MHz)の高性能メモリになっていて、4GBという量は標準的ですが、質は高いものです。
ちなみに、「HP ENVY Ultrabook 4-1110TU パフォーマンス・オフィスモデル(C5H23PA) ブラック/レッド」の場合は、
◎8GB(4GB×2)
が搭載されています。
ストレージ |
「ストレージ1」は、
◎32GB SSD (mSATA)+500GB ハードドライブ(5400回転)
が搭載されています。
「ENVY 4-1100」は、SSD+HDDという構成であり、SSD部分をキャッシュ専用にすることで、HDD単体で動作させるパソコンよりも高速化したパソコンになっています。
実際、この「ENVY 4-1100」のWindows 8の起動時間などは、HDD単体で動作させるパソコンよりも速いです。
よって、外や家で空き時間に少しずつ使うというような使い方をする場合でも、ストレスなく、起動や終了を行うことが出来ます。
グラフィックス |
グラフィックスは、グラフィックカード、グラボなどと呼ばれるもので、「ENVY 4-1100」は、
◎インテル HDグラフィックス4000(プロセッサーに内蔵)
となっています。
グラフィック性能については、前述のゲームのベンチマークテストなどの通りですが、「ENVY 4-1100」は、その他のパーツの性能もあって、それなりに十分なグラフィック性能が出ています。
オプティカルドライブ |
オプティカルドライブの項目は、CDやDVDなどの再生、記録などに使う外付けのドライブについてで、
◎外付けDVDスーパーマルチドライブ
がオプションで用意されています。
外付けのドライブは、市販のものなども使えるので、もし既に持っているならば選択する必要はありません。
スピーカー |
「スピーカー」は、
◎Beats Audio ステレオスピーカー+HP Triple Bass Reflex サブウーファー
が搭載されています。
これは世界的オーディオメーカーの「ビーツ・エレクトロニクス」のオーディオ技術「Beats Audio」が使われたスピーカー、サブウーファーが搭載されているものです。
ノートパソコンでは、サウンド関連のものは最低限の品質のものも多く、また、音量が十分出ないようなものも多いですが、この「ENVY 4-1100」は、ウルトラブックでありながら、品質も良く、スピーカーからの音量も十分あり、ある程度の大音量にすることも出来ます。
アダプター |
アダプターの項目は、充電用のACアダプターについてで、まず、「HP ENVY Ultrabook 4-1100」には標準で1つACアダプターが付属しています。
この項目で選ぶものは、USBポートを搭載した、約16mm(最薄部)の薄さのスリムACアダプターについてで、3種類の変換コネクターが付いて、これひとつで様々なHP製のノートPCを充電することが可能です。
通常は不要ですが、もしその機能に魅力があるならば選択しておくといいでしょう。
ディスプレイアダプター |
「ディスプレイアダプター」の項目は、「HP ENVY Ultrabook 4-1100」を、VGA端子のあるディスプレイに繋ぎたいときに使用するアダプターについてです。
「ENVY 4-1100」は、HDMI端子があるので、大画面などに別途出力したい場合は、通常は何らかのHDMIケーブルを使って、デスクトップ用のディスプレイやモニター、あるいは、テレビなどに繋げばいいのですが、HDMI端子がなく、VGA端子しかないディスプレイなどに繋ぎたい場合は、このアダプターを購入しておくといいでしょう。
外部ディスプレイに出力する予定がない場合や、外部ディスプレイに出力したい場合で、そのディスプレイにHDMI端子があれば、通常は不要なので、選択する必要はありません。
ちなみに、この「ディスプレイアダプター」は、同じ機能を持つ市販のものでも代用出来ます。
その他 |
「HP ENVY Ultrabook 4-1100」の注文画面の項目としては、これまでに紹介した項目以外にも、オフィス互換ソフトなども注文時にオプションで選択することが出来ます。
これらは、必要ならば好みに応じて選択するといいでしょう。
また、サポート関連サービスについては、基本的には「標準」の最低限のものでいいと思いますが、心配があるようならば、好みで選択すればいいと思います。
まとめ |
日本ヒューレット・パッカードで販売されている「HP ENVY Ultrabook 4-1100」は、デザインもよく、ウルトラブックとしての性能を十分に発揮させることが出来るパソコンであると言えると思います。
ノートパソコンの厚みを一定以下に抑えるなど、「ウルトラブック」としての規格の制限があるので、「ENVY 4-1100」は、オプション設定の自由度はほとんどありませんが、スペックとしては、「ファンタシースターオンライン2」のような比較的最近のオンラインゲームや、「バイオハザード5」という、PS3版やXbox
360版よりも更にハイクオリティなゲームも十分プレイ可能なので、ネットや文書作成は十分快適に、そして、ゲームや動画編集などもそれなりにこなせる性能になっています。
また、ウルトラブックとしては比較的大きい14.0インチのディスプレイが搭載されていて、これは一方では、毎日外に持ち運ぶモバイルPCとしては少し厳しい重さにもなっていますが、普段は家で、そしてたまに持ち運ぶことも出来る大画面ノートパソコンとして、家でも外でも両方で十分使える、よくばりなウルトラブックになっています。
さらに、SSD+HDDの構成で起動も速いので、メインPCとしてはもちろん、ちょっとした用事のときだけ使うというような2台目、3台目のパソコンとしてもお勧めです。
何よりも、この「ENVY 4-1100」は、「ウルトラブック」としては、値段が非常に手ごろで、性能がしっかりとした上で、この値段、この価格になっているので、気軽に買って、気軽に使っていくというようなパソコンなので、迷わずに購入をお勧めしたいノートパソコンになっています。
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