HP Pavilion 15-p200 レビュー 紹介 |
はじめに |
日本ヒューレット・パッカードで販売されている「HP Pavilion 15-p200」のレビュー、紹介記事です。
日本HPの「HP Pavilion 15-p200」は、15.6インチの中型のディスプレイを搭載し、Haswell世代(第4世代、Haswell Refresh)のインテル Core i5やCore i7という最新のCPUが搭載されたノートパソコンです。
ここでは、日本HPの「HP Pavilion 15-p200」が、最新のノートパソコンとして、どれほど性能が高いのか、使い勝手がいいのかなどを、レビュー、紹介してみたいと思います。
構成など |
今回レビューに使った、日本HPの「HP Pavilion 15-p200」のノートパソコンのスペックは、実際には前のモデルの15-p000ですが、以下のようになっています。
◎OS : Windows 8.1(64bit)
◎CPU : インテル Core i7-4510U プロセッサー(2.00-3.10/4)
◎メモリ : 8GB(DDR3L、1600MHz)
◎HDD : 1TB ハイブリッド・ハードドライブ (8GBフラッシュメモリ内蔵 / 5400回転)
◎グラフィック : NVIDIA GeForce 840M グラフィックス
この構成を踏まえて、日本HPの「HP Pavilion 15-p200」をレビュー、紹介します。
◎外観などの紹介、レビュー
◎キーボード、ディスプレイなどの紹介、レビュー
◎ベンチマークテストなどの紹介、レビュー
◎まとめ
外観など |
「HP Pavilion 15-p200」の外観などの紹介、レビューです。
まず、このノートパソコンの外観は、上のようなものです。
今回レビューに使ったパソコンの色は、「アクアブルー」と呼ばれる水色で、上の写真は良くないため参考程度で、正確な色合いについては、HPのオンラインストアの画像を見てもらうと一番いいのですが、実際にはもう少し濃い目の水色だと思ってもらうといいと思います。
アクアブルーの色は、某メジャーなスマートフォンのcシリーズや、某メジャーなWindowsタブレットにも登場しており、最近のちょっとしたトレンドにもなっているので、個性的な色が好きならば、この「HP Pavilion 15-p200」の色もきっと気に入って使えるものになっていると思います。
「HP Pavilion 15-p200」には、その他に、「ナチュラルシルバー」も用意されているので、一般的なノートパソコンの色の方が好みならば、この「ナチュラルシルバー」の色を選択するといいでしょう。
「HP Pavilion 15-p200」の色以外のデザインとしては、まず、天板の中央に「HP」のロゴがあります。
天板の表面はツルツルの光沢仕様でなく、横方向に細かく筋の入った手触りの良いものです。
ちなみに、HPのロゴは、背の部分にも入っています。
「HP Pavilion 15-p200」の背面は、天板と同じアクアブルーの色(ナチュラルシルバーならば、ナチュラルシルバーの色)になっており、こちらの手触りは一般的なノートPCと同じ感じです。
本体を開くと、上の画像のような感じで、内側は、アクアブルーの色の本体でも、ナチュラルシルバーの色の本体でも、黒色です。
内側もアクアブルーやナチュラルシルバーの色がよかったという人もいるかもしれませんが、画面への色の映り込みや、画面への没入感などを考えると、ここは黒色の方がいいと思います。
「HP Pavilion 15-p200」の大きさ(幅×奥行き×高さ)は、約385mm×261mm×24.0mm(最薄部)〜27.5mm(最厚部)です。
重さは、約2.27kgです。
よって、大きさも重さもそれなりにある15.6インチの中型のディスプレイを搭載したノートパソコンということで、モバイル用ではなく、自宅などで据え置いて使うノートパソコンということになっています。
ただ、少し大きめのカバンに入るサイズなので、何か特別にパソコンが必要になるというようなときに持ち出すことは十分可能です。
バッテリー稼働時間は、動作環境、使用するアプリケーション、電源管理設定などのシステム設定により変動することになりますが、HPによる紹介では、エントリーモデルとスタンダードモデルが約6.5時間、スペックの高いパフォーマンスモデルが約5.5時間です。
HP Pavilion 15-p200のバッテリー稼働時間については、このマシンは自宅などで据え置いて使うノートパソコンなので、実際にはACアダプターを挿したまま使うことが多いと思われるので、あまり気にする必要はないと思います。
ただ、バッテリー自体は、背面のレバーボタンで簡単に取り外せるようになっており、予備用のものを用意して連続使用することなども出来るので、何かパソコンを外に持ち出す必要があるときでも安心して使うことが可能です。
「HP Pavilion 15-p200」のACアダプターは、上のようなもので、画像はA4サイズの紙の上に載せているものですが、大きなものではないことが分かると思います。
ちなみに、今回レビューに使っているのは、パフォーマンスモデルなので、「65W スマートACアダプター」(動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)になっており、エントリーモデルとスタンダードモデルの場合は、「45W スマートACアダプター」(動作電圧:100-240 VAC、動作周波数:50-60 Hz)になります。
「HP Pavilion 15-p200」の本体の向かって左側の側面は、上の画像のようなもので、左から、「ACアダプター差込口」、LANケーブルなどを挿す「ネットワークポート」(RJ-45)、「通気孔」、「HDMI出力端子」、「USB3.0端子」×2、「SDカードスロット」が搭載されています。
本体の向かって右側の側面は、上の画像のようなもので、左から、電源/HDDインジケーター、「ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート」、「USB2.0端子」、「DVDスーパーマルチドライブ」、「セキュリティロックケーブル用スロット」が搭載されています。
ノートパソコンについては、最近はPCソフトもネットからのダウンロード版で提供されることが多くなって来ているので、DVDドライブなどが付属しないことも多いですが、「HP Pavilion 15-p200」は、どのモデルでも標準で「DVDスーパーマルチドライブ」が付属します。
よって、DVDの鑑賞用のマシンなどにすることも可能で、使い勝手はいいと思います。
「HP Pavilion 15-p200」の接続関連のものとしては、他には、Bluetooth4.0、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)も標準で搭載されています。
なお、電源ボタンは、本体の内側の左上にあります。
キーボード、ディスプレイなどのレビュー |
「HP Pavilion 15-p200」のキーボード、ディスプレイなどの紹介、レビューです。
キーボード |
「HP Pavilion 15-p200」のキーボードは、アイソレーション型の最近の一般的なキーボードになっており、
テンキーも付いた、日本語のフルキーボードです。
タイピングの時にキーが滑るようなこともなく、ノートパソコンとしては普通に打ちやすいキーボードだと思います。
「HP Pavilion 15-p200」のキーボードの左側、
右側は上の画像のようになっていて、特殊な配置にはなっておらず、安心して使えるはずです。
F1からF12までのキーは、標準では、Fnキーを押さない状態ではボリュームの調整などに割り当てられていますが、BIOSの設定などで変更可能です。
「HP Pavilion 15-p200」には、イメージパッド、クリックパッドなどと呼ばれているタッチパッドも付いており、据え置いて使う場合はマウス操作が多いと思われますが、マウスなしでも十分操作可能になっています。
「HP Pavilion 15-p200」では、このタッチパッドを使って、「タッチジェスチャー」と呼ばれる操作が可能になっていて、内蔵されているソフトで、その操作内容を設定したり、CGで動きを確認したりすることも出来ます。
ディスプレイ |
「HP Pavilion 15-p200」のディスプレイは、使用している画像は少し解像度が違うので参考ということになりますが、「15.6インチワイドHDブライトビュー・ディスプレイ (1366×768/最大1677万色)」というモニターになります。
液晶画面の色味などは、写真が良くないのでこれも参考程度ですが、特に気になる点はなく、一般的なノートパソコンのディスプレイという感じです。
使用されている液晶の種類は明らかにされていませんが、IPS液晶などではないと思われることから、視野角はそれほど良くはないですが、通常は据え置いて正面から見るノートパソコンなので、このあたりは特に気になることはないと思います。
「HP Pavilion 15-p200」の液晶画面は、上の写真ぐらいまで倒せるので、見やすい位置に無段階に調整可能です。
液晶画面の上には、「HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)」というカメラや、マイクなども搭載されているので、それらを使うアプリケーションなども追加の周辺機器を購入することなく楽しめます。
ベンチマークテストなど |
「HP Pavilion 15-p200」のベンチマークをテストして、その性能をレビュー、評価してみます。
これらの結果は、ほぼデフォルト状態でのもので、ドライバなどを更新すると更に上がったり、また例外的に下がる場合もあるかもしれません。
また、ウイルス対策ソフトなどの常駐ソフトもオンにした状態で、あまり無理のない自然な状態での評価になります。
ちなみに、パソコンのハードウェアは、マイナーチェンジが行われていたり、同じ型番などでも個体差があるので、ベンチマークテストの結果は参考程度にしておいて下さい。
Windows エクスペリエンスインデックス |
まず、「HP Pavilion 15-p200」のノートパソコンのパワーを測るベンチマークテストとしては、Windows 8.1のパソコンのシステムで確認出来る「Windows エクスペリエンスインデックス」を見ていきます。
Windows エクスペリエンスインデックスは、Windows 8までは、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」と進んで、「システム」の項目をクリックし、「評価:Windows エクスペリエンスインデックス」の項目をクリックするなどで簡単に見ることが出来たのですが、Windows 8.1からは簡単に見れなくなっており、コマンドプロンプトを使って計測することが必要です。
コマンドプロンプトを使って計測すると、上のようなものを結果ファイルの中で確認可能なので、
これを以前のWindows エクスペリエンスインデックスの表示でみると、以下のようになります。
◎プロセッサ:7.4
◎メモリ:7.4
◎グラフィックス:4.9
◎ゲーム用グラフィックス:5.1
◎プライマリハードディスク:5.9
「プロセッサ」は、最新のCore i7が搭載されているので高い評価になっています。
「メモリ」も、8GB搭載ということで、ノートパソコンとしてはまずまずなので、高い評価になっています。
「グラフィックス」、「ゲーム用グラフィックス」は、NVIDIA GeForce 840Mを搭載しているものの、あまり高い数値にはなっていません。
これについては、グラフィックが関係するゲームなどの評価は実際にどうなっているのかという点は後述します。
ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト |
ベンチマークとして、次に、ゲーム用としてよく使われ、「新生」として新展開が行われる「ファイナルファンタジー14」のベンチマークテストを見てみます。
FF14のベンチマークテストは、ノートPC版の「高品質」の1280×720の解像度で「4045」のスコアになり、「快適」という評価になりました。
よって、「HP Pavilion 15-p200」では、FF14は「高品質」でも快適にプレイ可能です。
ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト |
ゲーム用のベンチマークテストとして、次に、PC版の「ドラゴンクエスト10」を見てみます。
ベンチマークテストは、デフォルトの標準品質の1280×720の解像度で、スコア「4446」、「普通」という評価になりました。
よって、PC版の「ドラゴンクエスト10」は、「HP Pavilion 15-p200」で普通にプレイ可能になっており、「HP Pavilion 15-p200」は、このDQ10や前述のFF14といった、最近のMMORPGも十分普通に、あるいは快適にプレイ出来るマシンということになっています。
バイオハザードのベンチマークテスト |
ベンチマークとして、最後に、カプコンの「バイオハザード5」のパソコン版のベンチマークテストを見てみます。
バイオハザード5のベンチマークテストはモードが2種類用意されており、1枚目の画像は快適に動作するかどうかを検証する「ベンチマークテストA」のもの、2枚目の画像は処理能力を検証、評価する「ベンチマークテストB」のものです。
「HP Pavilion 15-p200」の今回の構成における、バイオハザード5のベンチマークテストでは、DirextX10モードの1280×720のフルスクリーンのデフォルトの設定で、平均FPSが「94.8」と「77.1」となっており、「S」と「A」という結果になりました。
バイオハザード5のベンチマークテストは、S、A、B、C、D・・・というランクがあり、Sに近づくほど快適にプレイ出来るパソコンということになっていて、今回の構成では「非常に快適に動作します」、「快適に動作します」というような結果になります。
バイオハザードのベンチマークテストについては、最新のナンバリングタイトルである「バイオハザード6」のものもあります。
「バイオハザード6」の方は、5よりも動作環境が厳しく、必要スペックが上がっており、5よりも通常は評価が下がるのですが、それでも、全てデフォルトの1600×900の設定で「B」の「標準的な動作」という評価になっています。
よって、「HP Pavilion 15-p200」の今回の構成では、「バイオハザード6」のPC版も普通にプレイ可能ということになっています。
ということで、「HP Pavilion 15-p200」のグラフィック関連のレビューについては、Windows エクスペリエンスインデックスの「グラフィックス」、「ゲーム用グラフィックス」の数値があまり高くはありませんでしたが、実際にゲームでレビューしてみると、最近のMMOゲームも、最近の3Dゲームも十分遊べることが分かる結果になっていると思います。
まとめ |
日本ヒューレット・パッカードで販売されている「HP Pavilion 15-p200」は、これまでのレビューで見て来たように、まずは、万人受けするナチュラルシルバーの色の他に、アクアブルーという個性的な色も用意され、他にはないデザイン性があるので、この点が優れていると思います。
「HP Pavilion 15-p200」のノートパソコンとしての性能は、キーボードや画面なども、このクラスのマシンとしては十分で、そのパワーも、バリバリと最新の3Dゲームをプレイしたりするには物足りない部分もあると思いますが、モデルによっては3Dゲームなどが十分普通に遊べるレベルなので、通常使う分には困る部分はないと思います。
時期によって少し変わってきますが、値段も実質5万円少しから用意されており、15.6型のノートパソコンとしては安く買えるので、ネットや文書作成など、日常的な作業に使うぐらいならばベーシックモデルを、3Dゲームなどの少し負荷の高いことをよく行うならばパフォーマンスモデルを選択すればいいと思います。
「HP Pavilion 15-p200」は、トレンドを取り入れた非常に綺麗な色も選択可能で、見た目のカジュアルさ以上の性能が十分あり、ベーシックモデルは、注文時にオプションでメモリを増やせるなど、ある程度のカスタマイズも可能なので、自分好みの価値あるパソコンを購入出来るというところも、このマシンを購入するメリットになっているので、ぜひ購入を検討してみるといいと思います。
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