戦闘帖@モンスター |
◆パラゴン湧きシステム◆
05/05/03 UPDATE
概要 |
「パラゴン湧きシステム」とは、イルシェナーにおいてモンスターを狩っていれば、低い確率で「パラゴンモンスター」というモンスターが湧くシステムのことです。
パラゴンモンスターとは、動物も含めて全ての生物のそれぞれのミニボスモンスターのことです。
これは、例えば、クマを狩っていればクマのミニボスとして「クマパラゴンモンスター」が湧く可能性があり、ドラゴンを狩っていればドラゴンのミニボスとして「ドラゴンパラゴンモンスター」というものが湧く可能性があるということです。
パラゴンモンスターは、元の生物よりも強くなっていて、また戦利品として「マイナーアーティファクトアイテム(MAF)」というものなどを入手することが出来るようになっています。
<パラゴンモンスター>
黒デーモンのパラゴンモンスターです。
パラゴンモンスター詳細 |
パラゴンモンスターの詳細の解説です。
パラゴンモンスターの出現 |
パラゴン湧きシステムは、イルシェナーにしか導入されていないので、パラゴンは、イルシェナーにのみ湧く可能性を持ちます。
イルシェナーであるならば、どこでも湧く可能性を持ち、ダンジョンでもフィールドでもどこでも同じ確率で湧きます。
モンスターが湧くときにパラゴンモンスターになる確率は約5%になっています。
ちなみに、パラゴンモンスターは一定の確率で湧くので同時に複数湧くこともあります。
パラゴンモンスターは、前述の図のように金色で表示され、「Paragon」の表記が付きます。
パラゴンモンスターは、イルシェナー湧きシステムで湧くモンスターでもパラゴンモンスターになる可能性があります。
ただし、イルシェナー湧きシステムのボスモンスターのパラゴンモンスターは存在しません。
また、イルシェナーにいる各種Oreエレメンタルのパラゴンモンスターも存在します。
そして、イルシェナーにいる、山賊(Brigand)、死刑執行人(Executioner)などの人型のモンスターのパラゴンモンスターも存在します。
ただし、野良ヒーラーのパラゴンモンスターは湧かないようになっています。(注:現在は、バグで湧く可能性があるようです)
また、ミーアキャプテンとミーアウォーリアーは、湧きの仕様が普通のモンスターと異なるため、現在はパラゴンモンスターになることはありません。
パラゴンモンスターの特徴 |
パラゴンモンスターは元の生物から次のような法則で作成され、それが特徴となっています。
パラゴンモンスターの特徴は以下のようになっています。
◎例えば、ドラゴンのパラゴンモンスターが出現する場合、「a dragon (paragon)」のようにパラゴン表記が付きます。
◎元の生物がテイムできる生物であってもテイム出来ないようになります。
◎「デーモンターゲットスイッチングAI」(デーモンAI、ドラゴンAI)が元の生物のAIに追加されます。
デーモンターゲットスイッチングAIは、ドラゴンAIなどとも呼ばれるもので、簡単に言うと、近くにいるPCに対してターゲットをランダムに行うAIのことです。
◎元の生物が、もし、毒ダメージを与える生物であるならば、その与える毒ダメージが1ランク上になります。
ただし、レベル5毒より強くはなりません。
◎最大ヒットポイントが元の生物の5倍になります。
◎元の生物から、STRが5%アップし、INTとDEXが20%上昇します。
◎元の生物から、全てのスキル値が20%上昇します。
◎ヒットポイント、マナ、スタミナの回復速度が、そのパラゴンモンスターの難易度に応じて調整され、そのパラゴンモンスターの難易度が高いほどそれらの回復速度は速くなります。
◎移動速度が調整され、元の生物よりも早くなります。
ただし、移動速度の最大値が設定されていて、内部数値で125になっています。
◎基礎攻撃力値が少し上昇します。
◎フェイムとカルマがそれぞれ、プラスならばプラスの方向に、マイナスならばマイナスの方向に40%移動します。
ただし、カルマが0の場合は変化がありません。
また、フェイム数には上限があり、元のモンスターのフェイム値の「40%変化」を適用した場合に、32000を超えるときは32000となります。
◎変化後のフェイムレベルに応じた戦利品内容を持つようになります。
例えば、黒デーモンや古代龍のパラゴンモンスターはイルシェナーのボスに近い戦利品内容になります。
◎パラゴンモンスターが元の生物から作成されるとき、属性抵抗値は元の生物から変化しません。
パラゴンモンスターの戦利品 |
パラゴンモンスターを倒すと以下のものを入手出来る可能性があります。
変化後のフェイムレベルに応じた戦利品 |
パラゴンモンスターを倒すと、パラゴンモンスターに変化後のフェイムレベルに応じた戦利品内容を常に入手することが出来ます。
つまり、パラゴンモンスターは、前述のように元の生物よりもフェイムが多くなっているので、ほとんどのパラゴンモンスターは、元の生物よりも良い戦利品内容を持つようになっているということです。
また、MAFの入手は、そのパラゴンモンスターに多くのダメージを与えた上位16人に対して入手出来るかどうかの計算が個別に行われるようになっているようです。
マイナーアーティファクトアイテム |
パラゴンモンスターを倒すと、低い確率でマイナーアーティファクトアイテム(MAF)を入手することが出来ます。
マイナーアーティファクトアイテムは、そのモンスターのルート権を得られるだけのダメージを与えた、ダメージ量の上位16人に対してマイナーアーティファクトアイテムが入手出来るかどうかの計算が個別に行われるようになっていて、その判定で当たりになった者のそれぞれのバックパックの中にマイナーアーティファクトアイテムが直接出現します。
ただし、その者のバックパックにマイナーアーティファクトアイテムが入る余地がないときなどは、その者のバンクボックスの中に直接マイナーアーティファクトアイテムが入ることがあるので注意しておきましょう。
マイナーアーティファクトアイテムを入手出来たときは、「堕落した獣との戦いの武勇を称えアーティファクトを贈呈します」というメッセージが画面左下に表示されます。
パラゴンモンスターからのマイナーアーティファクトアイテムの基礎入手確率は、その生物のフェイムレベルに応じて計算され、その生物のフェイムが高いほど基礎入手確率は高くなっています。
つまり、より強いパラゴンモンスターを倒すほど基礎入手確率は高くなるということです。
また、このパラゴンからのマイナーアーティファクトアイテムの入手には、攻撃を行うそれぞれの者のステータスの運が影響します。
例えば、モンバットのパラゴンモンスターからマイナーアーティファクトアイテムを入手出来る確率は、数千分の一の確率ですが、ブラッドエレメンタルのパラゴンモンスターからマイナーアーティファクトアイテムを入手出来る確率は、運0で37分の1、運1200で24分の1になっています。
ちなみに、具体的なパラゴンモンスターからのマイナーアーティファクトアイテムの入手確率の計算式は、
「MAX(10,100*(0.83-(ROUND(LOG(ROUND(($D17)/6000,3)+0.001),3))))*(100-SQRT(F$2))/100」
のようになっています。
この中の「$D17」がパラゴンモンスターのフェイム数、「F$2」が自分の運の数値になります。
ただし、パラゴンモンスターのフェイム数には上限があり、元のモンスターのフェイム値の「40%変化」を適用した場合に、32000を超えるときは32000として計算されます。
つまり、「$D17」の上限は32000となります。
計算式に、ROUNDだとか、LOGだとかがあるので、何のことか分からないという人もいるかと思いますが、エクセルなどの表計算ソフトを使用して計算してみると簡単でいいと思います。
他には、地図の情報などが少し間違っているのですが、UOSSのこちらにモンスターがパラゴン化した時のステータスなどの情報が掲載されていて、その表の一番右下「Artifact
Chance」が、この計算式で出る確率を表しているので、計算が面倒ならばそれを利用させて貰うのもいいでしょう。
ちなみに、例えば、「Artifact
Chance」の表記が「1 in
11」となっていれば、入手確率は「11分の1」という意味です。
パラゴンボックス |
パラゴンモンスターを倒すと、その元の生物が宝の地図を出すパラゴンモンスターの場合は、その戦利品として、一定確率でパラゴンボックスを入手することが出来ます。
パラゴンボックスは、パラゴンモンスターの死体から拾って入手します。
パラゴンモンスターを倒したときにパラゴンボックスを入手確率出来る確率は10%です。
ちなみに、元の生物が宝の地図を出さないパラゴンモンスターから、パラゴンボックスを入手出来る確率は0%です。
ただし、モンバットは通常宝の地図を持っていませんが、パラゴン湧きシステムにおいては例外として、地図を出さないモンスターでありながら、パラゴンボックスを出すモンスターになっています。
ちなみに、モンバットのパラゴンモンスターが出すパラゴンボックスの中にある宝の地図のレベルは1になります。
このパラゴンボックスの入手は、パラゴンからのマイナーアーティファクトアイテムの入手と異なり、ダメージを与えた者のそれぞれのステータスの運の影響や、その生物のフェイムレベルに応じた計算は行われず、常に10%の確率になっています。
その他、パラゴンボックスについての詳細は、このサイトのアイテム帖、戦利品・収穫物の「パラゴンボックス」の項目を参照しておいて下さい。
その他の情報 |
◎パラゴンモンスターは、特にパラゴン古代龍や、パラゴン黒デーモンなどは、1人で倒すにはかなり困難で、それを倒すには複数のプレイヤーが必要なほどの強さになっています。
◎パラゴンモンスターは、普通の生物と異なり、瀕死になっても逃げることはありません。
◎例えば、ドラゴンにエネミーオブワンを使用すれば、パラゴンドラゴンに対しても同じ種類の敵とみなされ、その効果が発揮されます。
◎パラゴンモンスターに対するバードスキルの使用は、元の生物に対してバードスキルが使用出来るかどうかに従いますが、ヒットポイントなどが増えているため、バード行為難易度が再計算されるので、元の生物のバード行為難易度が高いものは、そのバードスキルの使用を成功させるのが困難になっています。
◎パラゴンモンスターは、普通の生物と同じく、バードの行為難易度の上限は160になっています。
また、パラゴンモンスターで、バードの行為難易度が160の場合は、扇動無効の効果も同時に持つようになっています。
ただし、もし、バードの行為難易度が160のパラゴンが不調和された場合、その生物のスキル値などが低下しバードの行為難易度も下がるため、不調和の効果中は扇動をすることが出来る対象もあります。
ちなみに、バードの行為難易度については、スキル帖の各バード関連スキルの項目を参照しておいて下さい。