マニュアル

◆取引◆
08/11/04 UPDATE

1.NPCとの取引
2.PCとの取引

 

NPCとの取引

 街の中にはNPCの店もあります。
 NPCとの取引は、主に、そういったNPCの店で行うことになります。

 魔法に必要な秘薬、馬、馬の餌などがNPCから買うことが多いアイテムだと思います。

 街の中の建物が、店かどうかは、その建物の看板で判断出来ます。
 看板の「絵」がその建物の種類を表しています。
 また、その絵が何を表しているのか分からない、絵がついていないということであれば、看板をシングルクリックすれば、その建物の名前が表示されるので、そこから判断することも可能です。

 店かどうかを判断したら、その中にいるNPCと取引(売買)をします。 

<2Dクライアントでの表示>


<3Dクライアントでの表示>

 ただ、店の中といっても、店員であるNPCだけがいるというわけではないので、店員であるNPCを探す必要があります。

 NPCは、NPCをWクリックしてそのペーパードールを開くと、その一番下の欄が、上の図のように「名前+the+職業」で表示されています。
 店員であるかどうか、何の店員であるのかなどはこの職業欄を見て判断するというのが基本です。
 上の場合だと、「provisioner」なので、道具屋の店員ということです。

 または、プロフィールを表示させなくても、「オールネーム」などによって、そのNPCの名前を表示させれば、ペーパードールと同じように、「名前+the+職業」という名前が表示されるので、それで判断してもOKです。

 店員を見つけたら、その近くまで行って取引のコマンドを喋ります。
 買う場合は、「vendor buy」又は「@買う」、売る場合は、「vendor sell」、又は「@売る」と入力して喋ればOKです。
 これらのコマンドは、オプションのマクロで、「vendor buy」などと「Say」するマクロを、どこかのキーに割り振って登録しておくのが便利です。
 
 ちなみに、取引のコマンドはよく利用するので、マクロ化しておくのが1番便利ですが、状況に応じて「コマンドメニュー」を利用して取引を行ってもOKです。
 コマンドメニューについての詳細は、マニュアル「コマンドメニュー」を参照しておいて下さい。

 

 

買う

 NPCから物を買う場合は、GPをバックパックの中に持っている必要があります。
 ただし、一人のNPCからの購入金額合計が2000GP以上のものならば、銀行からの自動引き落としになります。
 よって、高価なものを買う場合は、GPを持っている必要はありません。
 ちなみに、この自動引き落としは、GPが小切手である場合は引き落とされず、また、GPが足りない場合ももちろん引き落としされません。

 NPCが販売する物は基本的にはそのNPCの職業によって決まっています。
 例えば、「provisioner」ならば、道具屋なので、様々な雑貨などを売っているといった感じです。
 よって、買うものの種類によってそれを買うNPCを選ぶ必要があります。

 以下、2D、3DクライアントごとにNPCから物を買う場合を説明します。


<2Dクライアントの場合>
 店員(Vendor)を見つけて、「Vendor Buy」などのコマンドを喋れば、以下のようなウインドウが表示されます。
 表示されるウインドウは、1つですが左上と右下という感じで分かれています。

 まず左上が販売している商品です。
 アイテムグラフィック、名前と値段、個数の順に表示されています。
 個数の横の赤いラベルを上下に移動させることにより、商品販売画面をスクロールさせることが出来ます。

 次に右下が、自分が購入を希望しているアイテムの一覧です。
 普通のネットショッピングで言うところの「買い物かご」だと思えばOKです。

 NPCからの買い物は、左上の画面に表示されるアイテムで、買いたいものがあれば、そのアイテムの名前欄辺りをWクリックします。
 すると、右下の「買い物かご」画面にそのアイテム名が表示されます。
 同じものを複数買いたい場合は、右下の「買い物かご」に表示されたアイテム名の右横にある「+−」ボタンの+を押して個数を増やせばOKです。減らす場合は−です。数が多い場合は、続けて+−を押していれば加速して個数が増えます。
 ただし、そのアイテムを買える個数は、左上のアイテム右横に表示されている個数までです。
 また、そのNPCが販売している在庫全てを購入したい場合は、商品一括購入の機能を使うことも出来ます。
 商品一括購入の機能は、Shiftキーを押しながら商品をクリックすればいいだけで、そうすることで在庫の最大数が指定されます。

 買いたいアイテムと個数を決定したら、最後に右下の買い物かごウインドウの赤いチェックボタン(左下)を押せば取引完了です。
 ちなみに、その上に表示されている、Totalが購入合計金額、GoldAvailが自分のバックパックの中の持ち金です。


<3Dクライアントの場合>
 3Dクライアントでの買い物も2Dクライアントと基本的には同じです。
 3Dクライアントの場合は、画面の見た目が2Dクライアントと違っているだけです。
 2Dクライアントのときになかったものとしては、「購入する」のところに「全て」というものが追加されているぐらいです。

 その他は、基本的には2Dクライアントと同じで、左画面から購入したいアイテムを選んで「+」を押して数量を指定する、または、在庫全てを買いたい場合は「全て」を選択して、右画面下の「承諾」ボタンを押せば買い物をすることが出来ます。

 

 

売る

 NPCに対して物を売る場合は、売りたい物をバックパックの中に入れておく必要があります。
 売った代金は、基本的にはすべてその場でバックパックの中にGPとして出現します。
 ただし、売却代金が持てる重さの最大重量を超える場合は、小切手によって支払われます。

 NPCは、基本的にはそのNPCが販売しているものを買い取ります。
 例えば、武器屋のNPCならば武器を買い取るといった感じです。
 よって、売るものの種類によってそれを売るNPCを選ぶ必要があります。

 NPCにアイテムを売ることが出来るのは、一回の取引で500個までです。
 500個以上売りたい場合は、再び売買のコマンドをNPCに喋り、取引ウインドウを開く必要があります。

 ちなみに、NPCには持ち金の上限はなく、無制限に買取をしてくれます。
 ただし、同じような取引を一度に回数を多く行った場合は、買取を拒否される場合もあります。
 この場合には、1時間以上の時間をあけるか、買取をしてくれる他のNPCを探すようにしましょう。


<2Dクライアントの場合>
 店員(Vendor)を見つけて、「Vendor Sell」などのコマンドを喋れば、以下のようなウインドウが表示されます。
 表示されるウインドウは、1つですが左上と右下という感じで分かれています。

 まず左上が、自分のバックパックに入っているアイテムの中で、そのNPCに売ることが可能なアイテムです。
 表示は、アイテムグラフィックと名前と売却価格、所持数の順に表示されています。
 個数の横の赤いラベルを上下に移動させることにより、アイテム売却画面をスクロールさせることが出来ます。

 次に右下が、自分が売却を希望しているアイテムの一覧です。
 普通のネットショッピングで言うところの「買取の買い物かご」だと思えばOKです。

 NPCに対する売却は、左上の画面に表示されるアイテムで、売りたいものがあれば、そのアイテムの名前欄辺りをWクリックします。
 すると、右下の画面にそのアイテム名が表示されます。
 同じものを複数売りたい場合は、右下の「買取の買い物かご」に表示されたアイテム名の右横にある「+−」ボタンの+を押して個数を増やせばOKです。減らす場合は−です。数が多い場合は、続けて+−を押していれば加速して個数が増えます。
 ただし、そのアイテムを買い取ってもらえる個数は、左上のアイテム右横に表示されている個数までです。つまり、自分が持っている個数までです。
 また、一度の取引で売れる数の上限は前述の通り500個までです。

 売りたいアイテムと個数を決定したら、最後に右下の買取の買い物かごウインドウの赤いチェックボタン(左下)を押せば取引完了です。
 ちなみに、その上に表示されている、Totalが売却合計金額です。


<3Dクライアントの場合>
 3Dクライアントでの売却も2Dクライアントと基本的には同じです。
 3Dクライアントの場合は、画面の見た目が2Dクライアントと違っているだけです。
 2Dクライアントのときになかったものとしては、「購入する」(売却する)のところに「全て」というものが追加されているぐらいです。

 その他は、基本的には2Dクライアントと同じで、左画面から売却したいアイテムを選んで「+」を押して数量を指定する、または、持っている個数全てを売りたい場合は「全て」を選択して、右画面下の「承諾」ボタンを押せば売却することが出来ます。

 

 

NPCの販売価格、買取価格

 NPCの販売価格、買取価格に関しては、以下のような法則があります。

◎秘薬とブランクスクロールを除く、スタックする(重なる)アイテムについては、NPCが1000の買取をするごとに、その買取価格を1GPずつ引き下げます。

◎秘薬とブランクスクロールを除く、スタックするアイテムについては、NPCが1000の販売をするごとに、その販売価格を1GPずつ引き上げます。

◎NPCは、それらのアイテムをそれぞれ、初期状態で500個持ちます。
 また、それらのアイテムの売却も1度に500まで行うことが出来ます。

◎NPCは、それらのアイテムを買取する際に、そのNPCの現在の販売価格より数GP下の値段で買取ります。
 ただし、NPCには、それらのアイテムの買取価格の上限が各アイテムごとに設定されており、そのNPCの現在の販売価格がいくら上昇しても、各アイテムごとに設定された買取価格の上限以上の買取価格にはなりません。

◎NPCは、それらのアイテムを販売する際に、販売価格がどれだけ低下しても、各アイテムごとに設定された買取価格の上限未満で販売することはありません。

◎このNPCの売買に関する法則は、派閥ベンダーと派閥の支配都市での該当アイテムにも適用されます。
 ただし、該当アイテムに、このシステムによる価格変動があった場合は、派閥税の影響は受けません。

◎このNPCの売買に関する法則は、サーバーメンテナンスがあっても基本的にリセットされません。

◎このNPCの売買に関する法則は、SP、ムゲンシャードには導入されていません。

◎秘薬とブランクスクロールは、将来的に別の方法などで価格変動の要素を持たせるようにする考えがあります。

 

 

その他の情報

◎アイテムの販売価格は、フェルッカの特定の街の場合、大きく変動している場合があります。
 これは、その街が派閥の支配都市になっていて、その税率が変更されているときに発生します。

◎フェルッカの特定の街のみ、「派閥ベンダー」という、秘薬や、Ore、空き瓶などを販売している特殊なNPCのベンダーが設置されている場合があります。
 派閥ベンダーは、その街が派閥の支配都市になっているときに設置される可能性があるものです。
 これは、派閥ベンダーは、設置される可能性があるだけで、必ず設置されているものではなく、また、設置後、それを撤去することも出来るので、派閥ベンダーがあるかないかは決まったものではないということです。
 また、設置場所も該当する街の中ならば、どこでも設置可能なため、どこにあるのかも決まったものとはなっていません。

◎これらの派閥に関する事柄については、戦闘帖「派閥編」を参照しておいて下さい。

 

 

 

PCとの取引

 取引の形は、NPC以外にも、PC(プレイヤー)との取引もあります。
 アイテムの中には、例えば、高品質な武器や防具などのように、NPCは売っておらず、PCしか作成出来ないアイテムというものがあります。

 それらを自分で作らずに入手する場合などは、PCと取引を行う必要があります。

 

 

基本形

 まず、PCとの取引は、アイテムを相手のキャラクター上にドロップすることで行います。
 PCキャラクターにドロップされたアイテムは、そのまま相手には渡りません。
 アイテムをドロップすると、以下の図のようなトレードウインドウというものが、自分とそのドロップした相手に出現します。

  

 トレードウインドウの大体の説明は上の図に入れた通りで、上の図の左が2Dクライアント、右が3Dクライアントのトレードウインドウです。

 トレードウインドウは、自分が相手に渡すアイテム欄と、相手が自分に渡すアイテム欄に分かれています。
 2Dクライアント、3Dクライアント共に、左画面が自分が相手に渡すアイテム欄で、右画面が相手が自分に渡すアイテム欄です。

 複数のアイテムを一度に渡したい場合は、そのウインドウ上に複数のアイテムを置けばOKです。

 トレードウインドウの右画面が相手が自分に渡すアイテム欄なので、そこに相手がGPなどのアイテムを置くのを確認することが出来ます。
 
 PCキャラクターにドロップされたアイテム、つまり、トレードウインドウが出たアイテムは、「自分の承認ボタン」と「相手の承認ボタン」の両方がチェックされるまでは相手のところに渡りません。

 トレードウインドウの「自分の承認ボタン」と「相手の承認ボタン」の両方がチェックされれば、自分が相手に渡すアイテム欄にあるアイテムと、相手が自分に渡すアイテム欄にあるアイテムが交換されるということになります。
 交換が行われると、それぞれのアイテムが、それぞれのバックパックの中に入ります。

 トレードウインドウ上のアイテムは、2Dクライアントならば、シングルクリックなどでそのアイテム名を表示することが可能です。

 トレードウインドウ上には持ちきれない重さのアイテムは載りません。
 よって、相手キャラクターが持つことが可能な重さのものまでの取引しか行えないことになります。
 持ちきれないものの取引については、後述の詐欺の項目の中の「持てないものの取引」を参照しておいて下さい。

 トレードウインドウ上に載せられたアイテムを取り戻すには、トレードウインドウを右クリックでキャンセルするか、3Dクライアントならば右上の×ボタンを押せばOKです。
 ちなみに、トレードウインドウは、一定時間が経過すれば自動的にウインドウが閉じ、トレードがキャンセルするようになっています。

 

 

BBS取引の場合

 ゲーム内で、売ります買いますと呼びかけて売買が行われる以外に、UOプレイヤーが作成したサイトのBBSで売買の約束が行われる場合があります。
 高価なものや、大量の取引アイテムなどは、こういったBBSで売りに出される場合が多いので、この取引方法も知っておく方がいいでしょう。
 売買BBSがあるサイトは、リンクの項目の「BBS・売買」のカテゴリーを参照しておいて下さい。

 

売買の形式について

 BBSでの売買の形式についての一般的な説明です。
 ただ、それぞれのサイトにより、細かな点は異なりますので、より詳しくは、それぞれのサイトの説明を読むようにして下さい。


□売主として出品する場合
 BBSで物が売られる場合は、売主が値段を決めて売りに出される場合と、オークション(競売)形式の2つの場合があります。これは場合によって使い分けるといいでしょう。

◎「値段固定の場合」
 アイテムを売って早くGPが欲しい場合や、インゴットなどの資材や、よく売りに出されるものの場合は、値段固定で売る方がいいでしょう。
 これは、よく売りに出るものに、相場より高い値段で買う人はあまりいないので、オークション形式にする意味はあまりないからです。
 また、オークション形式にしても、大体は相場価格で終了してしまうので、時間がかかる分だけ無駄であるという点もあります。
 ただ、それらのアイテムでも、ゲーム内容の変更など、何らかの影響で需要の方が多くなる時期などもあるので、その場合はオークション形式にすればいいでしょう。
 買主は、売主が提示している値段でいいと思ったときに買いますと返信をすれば売買が成立し、その後は取引の待ち合わせ場所などを決めます。
 これらは、ほとんどは早い者勝ちで決まります。


◎「オークション(競売)形式の場合」
 オークション(競売)形式は、一般的なオークションと同様に、買いたいと思う人が、希望買取金額を提示して、入札し、最終的に最も高い値段をつけた人が落札となり、購入することが出来るという形式です。
 UOで一般的なのは、「締め切りは最終レスより24時間後」というものです。
 これは、「一番最後に値段を提示した人から(最終レス)、24時間誰も更に上を行く値段を提示しなかった場合、落札になる」というものです。
 ただ、最終レス24時間で締め切りというのは、かなり競売期間が長引く場合があるので、それを嫌って、「即決額」を設けることも多いです。
 それは、競売は競売であるものの、自分の納得のいく値段というものを予め決めておき、その値段を提示する人がいればそこで競売は終了するというものです。
 売主にとっては、売買期間の短縮が計れるメリットがあり、買主にとっては、絶対に購入出来るチャンスがあるというメリットがあります。
 ただし、即決額を相場よりかなり高い値段で設定した場合は、売買期間の短縮という見込みは少なくなるでしょう。



□買主として募集する場合
 この場合は、ごく単純にいくらで買いますと募集するのみです。
 ただし、相場より安い値段で募集してもほとんど売り手は現れないはずです。
 最低でも相場、早く欲しい場合、絶対欲しい場合は相場より上の値段で募集するといいでしょう。
 相場がわからなければ、買いたいですが、いくらなら売ってもらえますかという感じで募集しましょう。
 家などのそれぞれによって値段に差があるものの場合は、自分の予算を書いておくといいでしょう。
 ちなみに、相場というものは、その時によって変動するもので決まったものではないので、売買BBSの過去ログなどをみて知るようにしましょう。

 

取引前の参考知識

 BBSでの売買に関連する、取引前の参考知識となるものの説明です。
 ただ、それぞれのサイトにより、細かな点は異なりますので、より詳しくは、それぞれのサイトの説明を読むようにして下さい。

◎BBSでの取引で最終的な購入者が決まれば、大抵はその親記事を作った人が取引日時と方法を決めます。

◎実際の取引は、そのBBS上で時間と場所を指定して待ち合わせということが多いです。

◎取引の中には、ICQを使って取引方法を決める場合もあります。ICQ番号を教えるのが嫌な場合や、持っていない場合は掲示板上で指定してもらうようにしましょう。絶対にICQがないと取引出来ない場合は少ないはずです。

◎取引は22:00〜1:00の時間帯の中で行われることが多いです。

◎待ち合わせ場所は、トラメルのバンク前がほとんどです。
 ただし、ブリテインバンクのように人がたくさんいるバンクは相手を見つけにくいことがあり、また、フェルッカの各バンクはスリの心配が多くなるので利用されることは少ないです。

 

取引時の注意点

 BBSでの売買に関連する、取引時の注意点となるものの説明です。
 ただ、それぞれのサイトにより、細かな点は異なりますので、より詳しくは、それぞれのサイトの説明を読むようにして下さい。

◎BBS、掲示板に書いてある名前と実際に取引に来るキャラクターの名前が違う場合もあるので、時間になっても相手がいない場合は、とりあえず、BBS、掲示板上の名前の人物がそこにいないかどうか「叫んで」確かめてみるといいでしょう。

◎それでもいない場合は、その売買掲示板に伝言でも残しておくといいでしょう。

◎取引時には、アイテムをシングルクリックするなどしてアイテムの名前を確認するようにしましょう。

◎トレードウインドウ上のアイテムに対してもアイテム名の表示は行われるので、お金をのせて取引のチェックを入れる前に確認する方がいいでしょう。

◎相手に渡すアイテムの数が多い時は、バックパックなどに入れて渡してもいいでしょう。
 その場合、相手が中身を確認できるようにトレードウインドウにバックパックなどを載せたら、そのバックパックのふたを開けるようにします。
 そうすれば相手も中身が見れる状態になります。

◎支払うGPが持てないほどの金額になる場合は小切手を用意します。
 小切手は、銀行付近で、「check 〜」と、〜の部分に金額を入れて喋れば手に入れることが出来ます。
 そうすれば、バンクの中から自動的にその金額分が引き落とされ、小切手が作成されます。
 換金する時はバンクボックスの中で小切手をWクリックすればOKです。
 そうすれば、小切手が消え、バンクボックスの中にお金が現れます。
 ただし、小切手の作成は5千GPから100万GPまでです。100万GPを超える場合は複数枚の小切手を作成すればOKです。

 

 

詐欺について

 ゲーム内での取引でも、BBSを介した取引でも詐欺というのは結構あります。
 
 まず、詐欺については、基本的にはGMコールしてシステムサイドの人に助けを求めてもいい事柄とはなっていません。
 よって、事前に取引に関しての知識と、詐欺をされないような知識というのは身につけておく必要があります。
 事前知識もなしに安易に相手を信用したりして取引を行うのはお勧めではありません。

 ただし、その詐欺取引がバグなどの不正行為を利用して行われた場合は、不正行為の利用として相手に処罰がある場合があるので、GMコールをして対応してもらいましょう。

 基本的には、詐欺はGMコール対象の行為ではないので、まずはこちらの記述などを取引前に参照しておきましょう。

 取引する際に注意するべき点は、まず、一般的な怪しい人の見分け方は、取引相手が、いかにも捨てキャラクター(今作ったようなキャラクター、どうでもいいようなキャラクター)であるかどうかです。
 それは、詐欺をする場合は、育ったキャラクターで行う人というのはあまりいないからということだからです。
 捨てキャラクターであるかどうかの見分け方は、称号が付いているかどうか、解剖学や知性評価のスキルを使って、相手のSTRやINTの値をおおよそ知って、初期値80に近いかどうか、服装が初期服であるかどうか、などから判断すればいいでしょう。

 また、以前よりシステム的に詐欺が出来る場合は減っていますが、特に次の取引の場合には気をつける必要があります。


○マジックアイテム
 これは取引時に、アイテムに対してシングルクリックを行うなどで確認をしっかり行えば問題はないはずです。
 トレードウインドウ上のものに対してもアイテム名の表示は行えるので、取引のチェックボタンを入れる前に確認をしっかりしましょう。


○レアアイテム
 なかなか実物を見る機会がないので、「これがそうだ」と強引に納得させて取引するようなケースがあるので、事前に取引物についての知識を下調べしておくのがいいでしょう。
 分からないようならば、質問用のBBSなどで質問してみるのもいいでしょう。
 また、レアアイテムは、以前はレアであっても、仕様の変更などでいつの間にか簡単に入手出来るものとなっている場合も多いので注意が必要です。
 さらに、不正な方法などで入手されたアイテムはGMによって消されることもあるというのは覚えておいた方がいいでしょう。
 レアアイテムについては、なかなか複雑な環境にあるのでので、UOのプレイ歴が短い間は、レアアイテムと呼ばれるようなものには手を出さない方が無難です。


○宝の地図
 宝の地図の場合は、必ず地図をシングルクリックして表示されるメッセージを確認しておけば詐欺されることはないので、事前に、このサイトのマニュアル「トレジャーハント」を参照して、表示されるメッセージとその地図レベル、宝の地図と普通の地図の違い、解読済みの地図の名称の違いなどというところを必ず覚えておきましょう。


○持てないものの取引
 まず、トレードウインドウでの取引は、持てる重さのものしか取引出来ません。
 よって、かなりの重さのある大量の革や板などは、取引のときに注意が必要です。

 銀行の中は、重量制限なくアイテムを保管出来るので、例えば、革1万枚などをPCに売ることを目的として保管出来ますが、それを実際にPCに売買で渡す時は、トレードウインドウにはのりません。
 よって、床において相手に拾ってもらわなければなりませんが、その場合、売買代金引渡しと同時に・・・というのは、両者のタイミングのずれが必ずあるので、なかなか難しいです。
 これを利用して、商品だけもらって、代金を引き渡さないという詐欺があるので注意するということになります。

 このような持てないものを取引する場合は、必ず「商品取引DEED(Commodity Deed)」というものを使うようにしましょう。
 商品取引DEEDは、エメラルドグリーンのDEEDで、バンクにいる「バンカー(Banker)」が5GPほどで売っています。
 使い方は、「空(unfilled)」の状態のもの(買ったばかりの商品取引DEED)を、Wクリックで使用して、出てきたターゲットカーソルを取引したい資材に指定すればその資材がDEEDに結合されます。戻す場合はWクリックです。
 ただし、これらの操作は全てを「バンクボックスの中」で行わなければなりません。
 ちなみに、長期プレイヤー報奨アイテムの「商品取引DEED箱」(Commodity Deed Box)を使用すれば、PCの家でも行うことが出来ます。「商品取引DEED箱」(Commodity Deed Box)については、アイテム帖「記念アイテム」の報奨アイテムの項目を参照しておいて下さい。

 商品取引DEEDは、アイテムが入っているDEEDはシングルクリックでそのアイテム名と個数が表示されます。

 重いものの取引のときは、このDEEDでアイテムをDEED状態にしてトレードウインドウ上で取引をします。
 ただし、このDEEDを使用することが出来るものは以下のアイテムだけです。

○普通の秘薬(Black Pearl 、Blood Moss 、Garlic 、Ginseng 、Mandrake Root 、Nightshade 、Spider's Silk 、Sulphurous Ash)
○ネクロマンシー用秘薬(Batwing、Nox Crystal、Daemon Blood、Grave Dust、Pig Iron)
○インゴット(iron ingots 、agapite ingots 、bronze ingots 、copper ingots 、dull copper ingots 、golden ingots 、shadow iron ingots 、valorite ingots 、verite ingots)
○その他の資材(bolts of cloth 、pieces of cloth 、pieces of leather 、piles of folded cloth 、piles of hides 、arrows 、crossbow bolts 、feathers 、shafts 、boards 、logs、空き瓶、ブランクスクロール)
 
 よって、上記以外の持てない重いものの取引をする場合は、このDEEDを使う方法は使えません。
 その場合は、仕方がないので、持てる量だけを複数回にわたってトレードウインドウで取引するようにすれば確実です。
 トレードウインドウ上で取引をしようと言っても、「面倒だ」「時間がない」と断る人とは初めから取引は避けた方が無難です。
 この方法が一番お互いにとって安全であるのだから、それを避け、リスクを相手に押し付ける人は怪しいと判断出来るので取引はしない方がいいでしょう。

 また、それでもなお、床置きで取引をする場合は、その場合でも少量ずつに分けて取引する方が安全です。
 また、Oreなどの資材を先渡しする場合は、相手に先に必要なGPを持っているか確認させてもらうのもいいでしょう。
 詐欺をするのは、必ずそうではありませんが、大抵の場合、捨てキャラクターであり、GPを持っていないのでトレードウインド上できちんと売買代金の小切手を見せてもらうのも相手を判断する1つの方法です。
 さらに、床置きの取引は、直接の取引相手が詐欺しなくても、周りに隠れている人が持っていくケースもあるので注意が必要です。
 床置きで取引を行う場合は、周りに人がいないか、また誰かが近寄って来にくい場所であるか、隠れている人はいないかなどをチェックしてからやるといいでしょう。
 BBSなどで待ち合わせ場所を書いた場合は、それを見て「置き引き」をしようとやってくる者もいるので、取引相手が来たら、どこか人のいないバンクへ一緒に移動して取引を行うのも1つの方法です。
 しかし、繰り返しますが、基本的には床置きの取引はしない方がいいでしょう。

 ちなみに、持てないものの取引は、お互いが信頼出来る仲介人を入れるというのも一つの方法です。

<商品取引DEED>
ブレス属性なので盗られることもありませんし、死んでもなくなりません。

 → 資材を指定 → 



○情報の取引
 レアアイテムの入手方法の情報など、情報が売買されることもあります。
 これはその情報が全てで、取引前に確認方法がないので、怪しいと感じるならばそういう取引には初めから応じない方が賢明です。


○シャード間での取引
 例えば、クリスマスアイテムをイズモとミズホで交換して下さいなどという取引は結構行われます。
 シャード間での取引は、シャード変更のため1度ログアウトしなければならないため、どちらかが先渡しをしなければなりません。
 よって、現在最も詐欺をしやすい取引になっているので、必ず仲介をいれる方がお互いにとって安全でです。
 仲介はそれを専門にやっているPCや、売買BBSでよく見かける常連の人などに頼むのがいいでしょう。
 安価な取引の場合はそこまでコストをかける必要性はありませんが、高価なもののシャード間での取引の場合は、どちらかが「キャラクター移転サービス」を使用して同じシャードで取引を行うようにするという方法もあります。
 「キャラクター移転サービス」については、このサイトのマニュアル「リアルマネーサービス」の項目を参照しておいて下さい。


○動物(ペット)の取引
 動物(ペット)の取引の場合は、「名前+transfer」と喋ることで、相手に自分のペットを渡すことが可能です。そのコマンドを喋ると、ターゲット指定を尋ねられるので、渡したい相手を指定すると、アイテムをドロップしたときと同じように、トレードウインドウが現れます。
 ウインドウ上には、基本的には、その譲渡するペットにあわせたミニチュアが表示されます。例えば、馬を譲渡する場合は馬のミニチュアが表示されます。
 ただし、必ずしも全ての種類のペットのミニチュアが用意されているわけではないので、トレードウインドウ上で、そのミニチュアをシングルクリックして、その動物の名前と所有者の名前を確認するようにしましょう。
 よく譲渡されるペットの大半は、そのミニチュアが用意されていますが、用意されていないものは別のミニチュアで表示され、しかもそのミニチュアをシングルクリックしても、名前と所有者しか表示されないので、本当に取引対象のペットなのかということは、取引時にこちらが指定した名前をペットに付けてもらうなどして確認するのがいいでしょう。

 取引は、ペット自体の所有権が移転されるのであって、ミニチュアは移転しません。ミニチュアはあくまでも取引が分かりやすくなるように設定されただけのものです。

 ちなみに、動物を殺人者(赤ネーム)や犯罪者(灰色ネーム)に譲り渡すと、譲り渡した者は犯罪者(灰色ネーム)となってしまいます。


○家の取引
 家の取引は、家の看板メニューから行います。(詳しくはこのサイトのマニュアル「家」を参照しておいて下さい)
 家の取引を開始するときは、売主と買主は、共に、その家の看板から2マス以内にいなくてはなりません。
 看板メニューから家の譲渡を選択すると、ターゲット指定を尋ねられるので、渡したい相手を指定すると、アイテムをドロップしたときと同じように、トレードウインドウが現れます。
 トレードウインドウ上には、アイス色のDEEDが現れ、それをシングルクリックをすれば、その家の種類、所有者の名前、建築されている座標が表示されます。
 注意する点は、家の場合は、アイテムウインドウ上に表示されるグラフィックは、どのような家であってもアイス色のDEEDであるということです。
 ただし、普通のDEEDと違って、シングルクリックすれば家の所有者などが表示されるので、これを必ず確認するようにしましょう。
 買う側としては、高価な取引になる場合が多いので、小切手を作成してその家のところまで持って行ってそれをトレードウインドウ上で渡すというのが一般的です。

 取引は、家の所有権が移転されるのであって、アイス色のDEEDは移転しません。アイス色のDEEDはあくまでも取引が分かりやすくなるように設定されただけのものです。

<家取引時のDEED>
以下の図のようなアイス色のDEEDです

 

 

 

 


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