スキル帖

◆生産知識◆

アイテム強化
06/07/17 UPDATE

 

アイテム強化

 アイテム強化についての解説です。

 

概要

 Blacksmithy(鍛冶)、Bowcraft/Fletching(弓矢作成)、Carpentry(大工)、Tailoring(裁縫)、Tinkering(細工)スキルでは、既に作成済みのアイテムを「強化」することも出来ます。

 アイテムの強化は、アイテムに色付きの素材が持つ特殊効果を「埋め込む」という形で行われます。

 このため、アイテム強化は、例えばアイアンインゴット製などの、ノーマルの素材で作成された武器や防具などに対して行われます。
 つまり、既に色付きの素材が使用されているアイテムに対して、アイテム強化は行えないということです。

 これは、1度アイテム強化が行われれば、再度アイテム強化は出来ないということでもあります。
 また、色付きの素材であっても、ノーマルの素材を持たない、ウロコで作成されたドラゴンスケイルアーマーにはアイテム強化を行えません。

 

 

実行方法

 アイテム強化は、それぞれの生産スキルの生産メニューのメイン画面右下にある「強化」というボタンを押して行います。
 強化ボタンを押すと、強化したいアイテムを尋ねられるので、出てきたターゲットカーソルを強化したいアイテムに指定すれば強化が行われます。

 ただし、これを行うには、強化を行う際に、そのアイテムに埋め込む色付きの素材を扱えるだけのスキル値が必要です。
 また、強化ボタンを押す前に、そのアイテムに埋め込む色付きの素材を、予め生産メニューで色付きの素材を使用するときの要領で選択しておく必要があります。
 そして、この強化のときに使用される色付きの素材の数は、強化するアイテムを1から作成する場合と同じだけの数が必要となります。
 もし強化に失敗した場合は、強化のときに使用される色付きの素材は、強化するアイテムを1から作成する場合の半分までの数がランダムに消費されるだけになっています。

 アイテム強化の実行は、その実行に使用した作成道具のチャージを消費しません。
 ただし、鍛冶スキルで古代ハンマーを装備してアイテム強化を実行した場合は、その古代ハンマーのチャージが、強化の成功、失敗に関わらず1回で1チャージ消費されます。

 ちなみに、その生産スキルに関連するアイテムであっても、その生産スキルでは作成出来ないアイテムは強化することが出来ません。
 例えば、Pitchforkは鍛冶スキルに関連するアイテムですが、鍛冶スキルで作成することが出来ないアイテムなので強化することは出来ません。

 

 

強化の効果

 アイテム強化を行って、アイテムに埋め込まれる効果は、それぞれの色付きの素材によって異なります。

 これらは、アイテムを最初から色付きの素材で作成するときと同じ効果なので、詳細については、スキル帖、生産知識の「色付きの素材での作成」(こちら)の項目を参照しておいて下さい。

 ちなみに、アイテム強化を行うには、強化を行う際に、そのアイテムに埋め込む色付きの素材を扱えるだけのスキル値が必要です。
 これについても、詳細は、スキル帖、生産知識の「色付きの素材での作成」(こちら)の項目を参照しておいて下さい。

 

 

強化の成功と失敗

 アイテムに、アイテム強化が行われ、強化に成功したならば、元々そのアイテムが、その色付きの素材で作成された場合と同じ効果を持つようになります。

 つまり、アイテム強化は、例えばアイアンインゴット製などの、ノーマルの素材で作成された武器や防具などに、マジックアイテム効果が付属する場合、それにさらに、色付きの素材が持つ素材ボーナスを付与したいときに特に有効であるということです。

 アイテム強化は、PCが作成したアイテムだけでなく、ノーマルの素材で作成された武器や防具などであるならば、モンスターからの戦利品などに対しても行うことが出来ます。
 実際には、PCがアイテムを作成する場合、そのアイテムに色付きの素材が持つ素材ボーナスを付与したいときは、最初からその色付きの素材を使用してアイテムを作成すればよいだけなので、強化が行われるのは、モンスターやクエストの戦利品として入手したアイテムに対して行われることがほとんどになっています。

 アイテムに、アイテム強化が行われ、強化に失敗すると、強化しようとしたアイテムが壊れてなくなる場合があります。
 強化は、元々成功する方が稀で、強化に失敗するとアイテムが壊れてしまうこともあるので、高性能なアイテムに対しては強化を見送る方がいいこともあります。

 

 

強化の成功率

 アイテム強化は、素材ボーナスが多い色付きの素材を埋め込むことはより難易度が高くなり、失敗する確率が上がります。
 例えば、Dull Copperインゴットの素材を埋め込むことは、その素材ボーナスは3項目なので、素材ボーナスが5項目あるValoriteインゴットの素材を埋め込むことよりも簡単になります。

 また、既にマジック効果が付属する場合は、その効果が高ければ高いほど、色付きの素材を埋め込むことは難しくなります。
 例えば、15%の物理抵抗をもたらす効果のあるアイテムにDull Copperインゴットの素材を埋め込むことは、10%の物理抵抗をもたらす効果のあるアイテムにDull Copperインゴットの素材を埋め込むことよりも難しくなります。
 ちなみに、ここでの物理抵抗15%と10%の比較は、マジック効果が付属する結果として出る違いの場合です。例えば、アイテムの基礎値として物理抵抗が15%と10%という違いの場合は、マジック効果が付属する結果ではないためどちらも同じ難易度になります。

 そして、アイテム強化は、強化を行おうとする者の鍛冶スキル値が成功率に影響します。
 「強化を行おうとする者の鍛冶スキル値」は、スキル値が高いほど成功率が高くなります。
 このスキル値は、古代ハンマーなどで一時的にスキル値が上昇している場合も含まれます。
 ちなみに、古代ハンマーを装備して強化を行った場合、そのチャージは強化の成功、失敗に関わらず減少することになります。

 アイテム強化の成功確率は、バランスの関係からかなり低くなっていて、参考としては、属性抵抗値の合計が13のアイテムに、1つの属性を追加するときの成功確率は、スキル値によるプラスマイナスを考慮しない場合、約33%となっています。
 実際に強化を行おうとする場合は、「よいアイテム」に行うということになるはずなので、通常は、それ以外にも何らかのマジック効果や、更なる属性抵抗値が付属していることから、強化の成功率は50%以下が普通であり、強化は成功する方が珍しいという考えでいるようにしておきましょう。

 以下は特に知っておく必要はありませんが、更に詳しく強化の成功確率について解説すると、その計算式は以下のようになっています。
 ただ、以下に載せたものは、追加効果が1つの場合の簡単な計算としては、あっているのですが、追加効果が複数になったとき、それをどう計算しているのかは明らかにされておらず、少し不明のため、違う可能性もありますので、参考程度にしておいてください。
 また、スキル値による成功率の変化についても明らかにされていません。

 ちなみに、以下のアイテムの強化の成功確率を元に、計算機を作成された方もおられます。
 雛雪さん作成のものは、こちら

<アイテム強化の成功確率>
◎計算式
A)属性抵抗値を1つ追加する場合の強化成功確率(%):100−(20+そのアイテムの現在の属性抵抗値))
B)耐久度増加効果を追加する場合の強化成功確率(%):100−(20+(そのアイテムの現在の耐久度÷40))
C)装備条件緩和効果を追加する場合の強化成功確率(%):100−(20+(そのアイテムの現在の装備条件÷4))
D)幸運効果を追加する場合の強化成功確率(%):100−(30+(そのアイテムの現在の幸運÷2))

◎注
○強化失敗確率は、各計算式で「100−」を行わない数値です。
○強化が失敗する場合、「各計算後のその強化失敗確率−10%」の確率で、アイテムが破壊されます。
○計算は各段階で小数点以下切り捨てです。

◎計算例
○属性抵抗値2/13/13/13/13の防具を、veriteインゴットで強化する場合の計算式
 veriteなので、属性抵抗値が5つ付くことから、計算式Aにより、
 (100−(20+2))%×(100−(20+13))%×67%×67%×67%=15.7%
 小数点切捨てで、成功確率は15%となります。
 このとき、85%の確率で強化は失敗します。

○属性抵抗値2/13/13/13/13で、耐久度50の防具を valoriteインゴットで強化する場合の計算式
 valoriteなので、属性抵抗値が4つ付き、耐久度増加が付くことから、計算式A×計算式Bとなり、
 (100−(20+2))%×(100−(20+13))%×67%×67%×(100−(20+50÷40))%=18.53%
 小数点切捨てで、成功確率は18%となります。
 このとき、82%の確率で強化は失敗します。

 

 

 

 


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